ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

「27-7ORDER-」DVD発売!

 2020年9月28日は、今年の2月に東京と神戸で上演されたさなぴーこと真田佑馬くんの主演舞台「27-7ORDER-」のDVDの発売日でした!。私もめちゃ大好きな作品で、そして、UNORDERでも好評を博した「Love Shower」と「27」のオリジナルが再び見ることができるとあって本当に発売が楽しみでした。まずは主演のさなぴーのお知らせから~。

 どんなお話なのかは当時の自分の感想を貼っておきますね。

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  今回のDVDのパッケージは、特典映像のメイキングと本編の2枚組。メイキングは顔合わせから始まって読み合わせ、稽古と進んで行って、長丁場の本番を戦い抜く演者の、そして主演のさなぴーの姿がしっかりと納められています。そんな時に、ずっとさなぴーが身に着けているのが、舞台7ORDERの時のトレーナーで6人を背負ってというか、6人に守ってもらってるような感じもよかったなあと。他に個人的にとても興味深かったのが、演出の丸尾さんの指導がビシビシと飛ぶ冒頭の場面や共演の俳優さんたちの稽古姿や役に向かう気持ちが見られたのは嬉しかったですね。毎回ふらふらになりながらというのは舞台を見ていてもわかっていたけれど、実際に舞台裏では酸素を吸いながら、移動にも手助けをもらいながらの、まさしく身を削っての姿も収録されています。日を追うにつれ、コロナの状況も出てきて大変な中、だんだんと研ぎ澄まされていくさなぴーの表情が凄かったなあと。
 そして、本編。半年以上ぶりに見たのですが、見落としていた大事な人物の表情(ラスト27でのショウの表情は大事だったですねえ)やお顔の表情もしっかり見て取れてよかったです。ジャニスの話を聞いてる時のユウマのバツの悪そうなお芝居がめちゃ好きでね。こういうさなぴーのふっと力が抜けているお芝居も大好だなあと。今回のDVDで表情が本当に豊かな、繊細な俳優さんだなあと知った気がします。財木さん、定本さん、梅津さんを始め、俳優さんたちの芝居に向かう気持ちやぶつかり合いの厳しさが伝わってきましたね。なんていうか真剣で斬り合っている感がすっごくしましたね。ラスト前のヤマトとユウマのシーン、そっからのユウマとゲンキのシーン。脚本の濃さで存分にぶつかり合うお芝居だったなあと。

 そのあたり、みゅーさん主演のラディパとこの27はチームの作り方が全然違っていたような気がします。個で踊って成立するダンスの特徴である自由さと、一本の物語を全員で作り上げあくまで組織であるお芝居の違いなのかもと感じましたね。でも、どちらの共演者の方々の力量と熱が凄くって、いい、でも、違う舞台だったなあと・・。そして、また、社中のみなさんとかディスグーニーのみなさんの中で揉まれてくるメンバーもいて、ガッチガチな2.5の新作もあって、そして、プペルの原作者の先生のとてつもない強烈さも色んな点で強烈で。色んな要素を山の様に感じられる7ORDERという「箱」を応援できて幸せだなあと感じましたねえ。一方で、今のこの10月という時期には、この舞台のLove Showerと27の2曲を7ORDERがやっているんですよね(ラディパからもあります)。舞台の27の「27」のカズマの時間とユウマの時間が交錯して融合する演出と、UNORDERのスタジオの小空間と星の降る大空間が交錯する演出の対比があるなあなんて。そして、カズマとユウマの交錯と交感と、UNODERのバンドのメンバー同士の視線が交錯して交感しあうことと・・。そんな世界の重なりと広がりを改めて感じたDVD化でした。

 さて、そんな素敵な「27-7ORDER-」DVDは、嬉しいことにオリコンのDVDのデイリーランキングの第1位となりました~。本当によかったです!

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 本当におめでとうござました~。ぜひぜひ、舞台「7ORDER」の続きが見てみたいなあと改めて思っております。どうぞよろしく!