ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

写真集インタビューとグループ作りのこと

  さて、7ORDERの1st写真集が発売されて早10日あまり。私が購入したものにはなかったのですが、印刷やパッケージなどでの不備も一部にあったそうで、発売元の宝島社さんが対応いただけることになったなどもありましたが、無事多くのファンの手元に届いたようです。ともあれ、「始まりの年」の彼らの写真は大層パワフルで、それでいて美しく、自分の気持ちがヘチャった時の「気付け薬」として大いに活躍しています~。本当に惚れ惚れしちゃうな・・。

 さて、今回の写真集の第2の目玉は、メンバー同士でのインタビュー。やっすーにはながつ、さなぴーにはモロちゃん、モロちゃんには萩ちゃん、みゅーさんにはさなぴー、萩ちゃんにはみゅーさん、あらんちゃんにはやっすー、そして末っ子ながつにはあらんちゃんという組み合わせになっております。前にも書きましたが、今回のインタビューの「濃さ」の要因は、彼らが再結成の頃のことをしっかり話してくれていることもありますが、お互いに知り合っている者同士だからこそできる思いのくみとりの深さかなあと思ったのでした。

 萩ちゃんは、みゅーさんにインタビューされている時も、モロちゃんのインタビューをしている時も、ひとつひとつの言葉が強くって、今回はポジにもネガにも振れてるから余計に興味深くて更に好きが増しましたね。そこはまた次の機会に書こうと思うんですけど、その「強さ」の発露というのは、それを受け止めてくれるもろみゅの優しさがあったればこそだなあって感じましたね。そして、この3人だと、彼らが幼いころの様子が目に浮かぶようで本当に可愛かったです。そんな様子を見てみると、ずっと前から今でも、正式に一緒に仕事をする仲間でもあるけれど、幼馴染っていうプライベートな関係がそこにあるってのは、萩ちゃんにとって本当に恵みなんだろうなあって、インタビュー読みながらしみじみしました。

 今回、それぞれのインタビューを読んでみて、メンバー7人がそれぞれペアになった時、ホントに見える景色が違うことがとても印象的でしたね。れお⇒やす⇒あら⇒れおの循環に見えるグループの想いを張り巡らせるような繋がりもよかったし、上に書いたもろみゅはぎの幼馴染同士が支え合ってる感も素敵だし、なさもろみゅのさな兄ちゃんと二人の弟を率いている感じもとてもよかったです。一方で、 さなもろインタビューページを読むと、確かにモロちゃんの笑い声が印象に残る構成になっていまして、こう笑って全部受け止めて聞いてるんだなあって思ったし、肝心の事務所ヘの入所や再結成きっかけのこととかこれからのことでは、しっかり対話になるとこがとても兄弟っぽい感じに見えました。

 今回の写真集インタビューを読んでこのグループの先行きが楽しみだなあって思うのは、グループ活動が末永くできるように考えているところ。メンバー同士が個々のやりたいこととかプライベートなことまでよく把握していそうとか、個人の才能を伸ばしていこうとか。グループと個人のバランスを凄く考えているような印象がたくさんありました。萩ちゃんのインタビューを読むと、お仕事での議論も活発でぶつかり合ったりするとこもあるみたいだけれど、そのあたり上手くメンバー間で補い合ったりして支え合ってるみたいなところもあって。でも、自由も忘れない。もちろん何より7人が7人のことを信頼してるのがしっかり伝わってくるんですよね。彼らが今やってるやり方は、手間のかかるやり方かもしれないし、ハラハラするとこもあって、表面的なところではもうちょっとファン受けするようにとも思ったりすることもある(笑。でも、表面を取り繕ったりせず、じっくりと育ててくれているように感じていて、そこはこれまでのアイドルグループの作り方とは違うなあって、本当に長く続くグループとして、育てていきたいという、彼らと彼らの周りにいる人たちの思惑を感じたりしました。

 そういえば、イケダン打ち上げ動画の時にタイムマシーン3号の山本さんの萩ちゃんに対する「周りから浮いていて軋轢もあったりするけれどそこが逸材(面白いってこと?)」みたいなお話はストレートに物言いしつつ、どうしたら面白いものがでてくるかみたいなのを言ってくれて嬉しかったなあと。いや、そこまで見てくれてるんだ・・みたいなのを感じたんですよね。萩ちゃんファンが常に感じている萩ちゃんの浮いてるっていうかヘンだったりするところって時空が歪んでたり、一生懸命な人があるジワジワくる面白さ、人間ってものは変だよねえ・・みたいなのをフィーチャーしてくれて本当に嬉しかったですね。

 バラエティもそうだし、きっと他のパフォーマンス(ダンスやバンド)もそうだと思うんですけど、グループの中で、何を、誰を、ボケとして、誰がツッコミにするかって、7人もいたら色々と可能性があるんだろうから、柔軟に試しながら、広がっていけるといいなあなんて改めて思うのでした。ぶつかったりとか泣いちゃったりとか、色んな事があるだろうけれど、個人個人が気持ちよく、それでいて機能的に何かを生み出せるやり方をたくさん考えていくって、バラエティだけでなく、グループの色んな場面でも当てはまりそうだなあって。そんなグループになって欲しい、きっと7ORDERはそういうグループになっていくんだろうなあって思ったのでした。