ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

ミュージカルGIRLFRIENDのインタビュー

 そんな訳で私のXのTL界隈は7ORDER第2章の話であったり、メルマガ受信の設定であったりで大騒動ではあるのですが、萩ちゃんファンとしては見逃せぬミュージカルGIRLFRIENDの方で、基本の3つのペアのインタビューがネットで配信されているので、そちらのチェックも大事だと思うので、まずそっちを見てみたいと思います。

 ただ、7OEDERのツアーの初日7月1日(名古屋)が、萩ちゃんのガルフレ千穐楽7月2日(クリエ)の前日になっちゃったのは少し残念で。二束のわらじを履く萩ちゃんなのでしょうないのだとは思うのですが、たまにはお稽古やリハも含めて両者が被らないコンディションでの萩ちゃんも見てみたいなあと。でも、並行してやると決めた時の萩ちゃんのパフォーマンスが素晴らしいんですよ。年末のDUAL Endrollツアーから年明けテンペストの流れ。本番のパフォは本当にどちらも素晴らしくって。当たり前とは思いつつも、お芝居の方で、セリフと噛んだりとちったりすることが初日から最後までほとんどなかったので、本当に信頼できる人だなあと。萩ちゃんにとっても、ファンにとっても大事な初めてのクリエでのミュージカル。しっかりと味わいたい、かけがえのない時間を全うできるよう、ご自愛も含めつつも頑張っていただけたらなあと思います。

 さて~、今回、発表された、3組のペアのインタビュー。しっかりと濃いものだったので、ひとつひとつ見ていきたいと思います。

 まずは、井澤ウィルと木原マイクペア。二人ともミュージカルの経験もしっかりお持ちで、歌や楽器など音楽にも堪能とのことで、ある意味、本命ペアなのかもしれません!(萩ちゃんがいるのにww)

lp.p.pia.jp

  • まずはこのペアははっきりと「オーディション」を受けたとおっしゃってて。夏にオーデがあって、結果がでたのが12月のクリスマス頃で少し時間がかかっていたと。で、ウィルが引っ込み思案な高校生で、マイクはプロムキング(学年末のフォーマルパーティのミスター〇〇高みたいな存在。アメリカだからほんとスーパーマンよね)なのだそうです。ビジュアルも本当にそんな感じですね~。
  • バックステージでのふたりは井澤さん(30歳)がしっかりもののお兄ちゃん。年下の木原さん(25歳)は優しい弟って感じに見えます。二人とも努力家で、休憩もとらず、まっすぐお稽古に向かってるって相互におっしゃってますね。本当に仕上がりが楽しみなペアです~。通ってきた音楽は、井澤さんはアジカン(インタビュアーさんがこのアルバムの類似なバンドとしてスピッツアジカンを上げている)、木原さんはB'Zとかもっとハード系らしいです。役どころ的にはいいかもしんない~!
  • 今回の物語やウィルとマイクのストーリーをどのようにとらえているのかは二人とも「繊細な物語」だと。大きな出来事がある訳ではないけれど、お互いがそれぞれのテリトリーから一歩踏み出した時に出会った「大切なひと時」を演じていかれるんだろうなあって感じました。ともあれ「学校一の人気者」マイクって難しい役どころなんだろうなって木原さんの戸惑いみたいなものから感じたり。
  • 日本では、初演となるこのミュージカル、インタビューを聞くに王道な作りになりそうで、このペアもぜひ見たいなあって感じました(いやでももうチケット代が・・)

 さて、お次に紹介したいのが、島ウィルと吉高マイクペアです~。

spice.eplus.jp

  • 島さん26歳、吉高さん24歳。ほぼ同い年だけれど、島さんがちょっと年上なのですね~。島さんはご存じオフィスキューのアイドルグループNORDの一員ですが色んな伝説と大変な歌唱力の持ち主でミュージカルで主演をされてると。吉高さんもアイドルグループ出身で、これまでに出演したステージも大変多くて、あのA3やモリミュ(萩ちゃん、しょごさんのモリミュだよ!)にも出演されるなど、ミュージカル中心でのご活躍のようです。
  • そんなバキバキのお二人のペアですが、このインタビューから伝わってくるお二人の雰囲気が本当に柔らかくって、優しくって。まだまだお互いの距離を詰め合ってるところなのでしょうが、その寄り添い方が凄く優しいなあと感じました。インタビューのキャッチフレーズにもある「心がキュンとなるふたり」ってその通りかもです。
  • 島さんの見せるクリエという場への戸惑いみたいなものであったりだからこその真摯さであったり、それに対するクリエの意気を感じさせるしっかりした吉高さんの受け答えを聞いてると、なんだか自然とウィルとマイクの姿が浮かんでくる気がします。それでも、島さんがウィルを演じるのは「想像できない」ということなので、結構色濃くLGBTQのお話が出てくるのかなあと思ったりも・・。
  • ストーリーのお話も結構あって、吉高くん曰く、前半はウブな感じの二人が、後半になって「そうはうまくいかない」ということになる。でも、セリフはどこまでもさりげなく、そこにどう意味をのせていくかが大切な部分になるだろうとのことでした。お芝居も見どころ多そうですね~。お芝居と歌って感じの舞台になるのかな~。
  • そして、曲についてはもともとロックで英詩の歌に、どう日本語歌詞をなじませるかが難しいみたいです。なんかわかるわー。もともとマシュー・スウィートの原曲の完成度が高いし、英語なのに割とすっと入ってくる歌詞も素晴らしいし。そこもどんなふうに、ドラマを活かした日本語の歌唱になっていくのか楽しみですね~。島さんはバラード系が得意でロックはそんなに経験がないと謙遜していらっしゃるけれど、あの歌唱力なら大丈夫でしょって感じです!
  • そして、島さんが言う「トリプルキャストの全員でミュージカル界に爪痕を残したいなって思ってますよ。楽しみたいし、革命を起こしたいな。」とのこと。それだけ作品自体の魅力を感じていらっしゃるんだろうなと感じたので、本当に楽しみにしています!

 そして、最後に健介さんウィルと萩ちゃんマイクのペアのインタビューを!

engekisengen.com

  • 上の2組がすでに歌稽古や読み合わせ的なことをやってる感じがあるのに対して、高橋・萩谷組はまだこれから稽古が始まるということで、実質初めての顔わせてみたいな感じのインタビューでしたね。健介さんは4月はみっちり刀剣乱舞のミュージカルが地方公演も含めてあるので、本格的なお稽古は5月に入ってからになるのかなあって感じているところです。お互いのソロでの準備期間っていうのが大切になるんでしょうね。
  • そして、最初の井澤、木原ペアとは違い、この二人のインタビューを聞いてると、高橋「(東宝ミュージカル出演を目指して)いろいろ段階を踏んでからと。って、話をしていたはずなのにありがたいことに、各駅停車に乗っていたつもりが急にパーン!と特急電車になっていたことに今はすごく驚き、戸惑いもまだあります。」萩谷「ビジュアル撮影の前日くらいに「すいません、実は萩谷さんがやる役のほうが、ギターを弾く役らしいです」って。僕もあまり、情報自体をまだしっかりもらっていなかったんで」と言ってて、どちらもかなり急なオファーだった感まであふれていますよねw
  • 萩ちゃんはミュージカル初出演だし、上の2組に比べると、このペアが一番キャリア的には少なめのペアになるのかもしれませんが、二人ともミュージカルへの進出を目指して頑張ってきたところなので、この大きなチャンスを頑張ってモノにして欲しいですね~。ファンなのでどうしても欲目にはなってしまうのですが、お芝居の経験であったり、萩ちゃんの7ORDERでの音楽やバンドの経験や理解の深さはそれなりにあると思うので、まずはそういう総合力で(そして舞台での華みたいなのも←ザ・欲目)で、この新たなチャレンジを成功させて欲しいですね~!
  • それにしても健介さんの明るさとフレンドリーさが素敵だなあと。二人の共通の友人であるモロちゃんやながつのお話をさっと出してくださって、モロちゃんが萩ちゃんの心も癖もたっぷり詰まったプロテインの逸話を話してくださって、「寄り添えば寄り添うほど、きちんと返してくれる人」だと教わったので。」というモロちゃんのお言葉も聞かせてくださって、本当に人付き合いのセンスの良い方だなあって頭が下がりました~。
  • 高橋・萩谷ペアのインタビューで特徴的だなあって思ったのが、この物語がアメリカのちょっと前の世代が舞台になっていて、そこでの新しい経験や日本人である自分たちとの価値観や風習の違いをかなり意識してるということですね。ウィルとマイクの気持ちはおそらくジェンダレスだし、タイムレスなんだろうけれど、付き合い方であったり、自分たちが経験してこなかったボーイズラブ的なものへの「違い感」を言葉に表しているのが、脚本を理解していくための第1歩になってる感じがありました。
  • あと、萩ちゃんが強調している「この『GIRLFRIEND』もきっと、そういう作品だと思うんです。ただ綺麗なことだけじゃないと思うから。その中で自分の青春を思い出したり、あの時こうだったなと振り返られるきっかけになるような作品になったらいいなと僕も思うので。」という直観。(自分が思うに)複雑な青春を過ごしてきた人だから、そのコアな思いを舞台でどう表現されるのか楽しみにしています!
  • 共通の友人がいるということもあるんでしょうし、ミュージカルに対する経験値的なところから、高橋・萩谷ペアは凄くフラットそうな関係になりそうです。健介さんの方が先輩だけれど、そこは「同じ仕事をするとなったら今日から呼び捨てにしよう」と小学生か中学生の時にのたまった萩ちゃんの姿勢は今でもかわらないんだなあってしみじみしちゃうほどで。そんな熱心だけれど、ちょいと癖のある萩ちゃんと健介さんは上手くつきあって、二人の相乗効果が現れたらいいなあって思いました~。
  • いやー、3つのペアそれぞれに趣があって、主宰側の意図みたいなのもの見えるように感じました。うーん、やっぱりこの3つのペア全部見たいわ~!