ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

6人の7ORDERへの初めてのインタビュー記事

 このところ、テレビドラマへの進出の勢いがすごい7ORDERメンバーさん!ながつこと長妻くんは2月から始まるMXテレビでのSugar Sugar Honeyでの主演(今度はイケメンパティシエらしい。)が発表された矢先に、今度はテレ東さんの連ドラにも出演が決まったとのこと。凄い勢いだね~。

 そして顕嵐ちゃんもテレ東で1月1日放送される「BLドラマの主演になりました」が控えていて、更にはもうすぐ配信もあるでそうで、こちらも勢い凄いです。

 これは何度も書いてることですけれど、テレビドラマの俳優さんって狭き門だし、出世のプロセスがかなり固定化されている(例えば何歳でコレをする。何歳までに賞を取ってる)気がするので、彼らの年齢を考えるとどんどん色んなドラマに出演していって欲しいですよね~。そして、出演実績を積み上げて、そう遠くないうちに、ドラマファンの心に残るような作品やよい役をやって欲しい、そんな風に考えております~。どうからんれおの頑張りがもっともっと花開いていきますようにと願っております~。

 そんな状況もある中(萩ちゃんも色々とやってて大概忙しい)、6人になってからのグループでのインタビュー記事がロッキンオン.comのサイトに掲載されましたよ~。ボリュームもたっぷりあって、これがよかったんです!

rockinon.com

 メインは、今回のDUAL Endrollツアーであったり、(ファンもあまりわかってなかった)「ONE,」と題されたプロジェクトであったりの意義や意図にボリュームが割かれておりました。ファンはどうしても、Endrollツアー」という言葉の響きが強烈で、グループ活動がいったん終わるのかであったり、いや、これからも6人で活動するんだ~とかあたりで逡巡してて、実際に6人でのライブが始まれば、そこで展開されているライブの様子であったり内容であったりに目がいっていたと思います。

 だから、このツアーが企画されたときに「そもそもは何を考えていたのか」ということがあんまり目に入ってなかったように感じています。これまでの彼らの活動を追っていて、良いように言えば、今、そこに提示されたものを楽しむマインドが養われているので、改めて6人へのインタビューと言う形で「そもそも」を聞かせてくれたのは、ありがたかったですね~。

 安井くんが語るツアーの意味

立ち上げたときから7人でやりたかったことを形にできたのが『DUAL』だったので、それをちゃんとファンの人たちと一緒に、2019年5月22日からの期間を振り返りながら、『DUAL』という形のエンドロールがもしあったら、というものを提示したいなと。本当は7人でそこをやりきりたかったんですけど、7人のつもりで、6人でちゃんとお客さんと一緒に幕を閉じるというか。

 7ORDERが立ち上がってからの(一旦の?)総まとめをすることで、一緒に幕を閉じる・・という気持ちだったんですね。今までやってきたことを振り返りたいからこそ、今回のライブ演出やグッズでも7人であったことに強くこだわっていたんだと、腑に落ちた次第です(それに対して自分がどう思うかは別にして)。7人であったグループ活動を大切にしたい、それは多くのファンも思ってることだと思うんですが、そういう意図をはっきりとお話してくれてよかったです。

 でも、一方で、6人や、ゲストの方をいれた新しい体制で走り出してみて、分かったことも沢山あったようで・・。新たに走り出せば、新たな学びも、新たな楽しさも、新たな気付きや成長もあるってことなんですよね。

萩谷「いろんなものを再現してバージョンを直すという作業だったのに、気づいたら新規で作っていることがめっちゃ多かった」

真田「正直、エンドロールというテーマを意識はするんですけど、『楽しい』と『面白い』が先行しちゃって。ここにいる6人全員そうだと思うんですけど、観に来てくれた方を熱狂させたいという気持ちが根底にあるから」

諸星「歴史が刻まれたなという感じがしますね。俺らは酸いも甘いも経験したから。同じ歌詞でも、何も知らないピュアな人が歌うのと、いろいろ経験した人が歌うのとでは響き方が違うじゃないですか。1人抜けて、みんないろいろ考えて、そのうえで歌っているのを観たときに、ちょっと感じ方が違うなと思いました」

真田「オンラインライブを自分たちで観たときに、みんなの成長具合がすげえなと思ったんですよ。終わったあと、みんなが自然と褒め合ってたから。それが素敵だなと思いました」

 オンラインライブから新ツアーになって、6人が新しい要素をたくさん取り入れて、かつライブを楽しんでいてることが感じられたので、メンバーも同じような気持ちだったのが知れてよかったなあ思いました。まとめのはずなんだけれど、グループに勢いがあって、新しい方向へ生き生きと歩んでいってしまう。その勢いは、本人たちもわかってるかどうかわからないけれど、確かに生きている、今の現在進行形で生きている「生き物」であるように改めて思う次第です。

 これは、自分の本当に個人的な思いですが、彼らをずーっと見てきていて、その最初から感じている「生き物感」。集まってしまえば、いやがおうでも、ある方向性を定めて勢いよく飛び出してしまっていく自律の感覚。それを改めて感じ入ってる次第です。

 不思議なことに、それはいろんな人の力をかりて、行われているのが面白くって。

安井「今までと圧倒的に違うのは、ゲストさんを迎えること。サポートメンバーも入ってもらって、メンバーは6人なんですけど、チームとしては大所帯になったことが今までと違うと思います

真田「7ORDERと7ORDER projectの違いみたいなものは、いろいろあったんですけど、今回のツアーはメンバーが見えないところでも何かをやっていたりして。裏で音を作る人もいれば、裏で演出を補佐してる人がいたり。メンバーの顔がひとつだけじゃない。そういうところがプロジェクトとしての動きっぽいなと個人的には思ってます」

 今回のツアー(オンラインライブもですが)、確かに見た目は安井くんが言うように、ステージの上ではゲストの人もたくさん乗ってる。アレンジや演出においても、コラボという形で目に見える形を取ってる。でも、なんていうかやらされている感がないっていうか、自分たちのモノにしてて、そこに彼らの意思や技量が自然に発揮されている感じがあって、本当に不思議だったんです。

 それは、彼らの技量がぐっと上がって咀嚼する力が発揮できるようになったことが原因かなーって思っていたんですが、さなぴーが言ってるように、メンバー(特にさなやすもろちゃんかな?)が特に見えないところでのクリエーションに深くかかわって、自分たちの力を入れられるようになってきたからなんだろうなって感じました。一番最初に書いたような、なかなか6人みんなで揃うのが難しいなど色んな変化があるなかで、見えないところでもメンバーがしっかりと動いて、関わって作っていく。そこに、ライブ本番や動画などでのメンバーのパフォーマーとしての力が重なる・・そんな感じなんでしょうか・・。前に萩ちゃんがコーラスワークのことも、自分たちで考えてトレーニングできるようになってきたって言ってたけれど、そういうのも含めてある意味「裏方」を彼らがやれるようになってきた強さを感じたりしました。

 最後のながつのひとこと

長妻「今日、本当に楽しかったですね。6人で初めての取材だったのでみんなの話を聞くのも新鮮でした。エンドロールですけど、始まりそうな予感もします」

 「みんなの話を聞くのも新鮮でした」・・って、やっぱりなかなか6人で一緒の時間を持つことが難しくなってるんだろうなって感じましたが、だからこそ必要になってくるトラックや演出などにも自分たちの力を入れていくことの必要性と、そこから生まれてきた、自分たちでみつける新たな「7ORDER」らしさ。そんなものがしっかりと伝わってくるインタビュー、本当によかったです~。あと、インタビュアーさんが

歌、楽器、バンド、ダンス、演劇などあらゆる要素を使って人間の汗臭さもバカ笑いも見せる表現者集団。それが7ORDERだ。

ファンタジーを見せてあげるのもライブの良さだし、人間臭さやリアルをぶつけることもライブの良さで、その両方をステージでもバンドストーリーでも表現しているのが7ORDERであるということが今日よくわかりました。

 って書いてらっしゃるのその通りだなあって思って。素晴らしいアイドルもいるし、素晴らしいエンターテーメントもある、彼らもそこをしっかりと目指しているけれど、そんな中に「リアルと人間臭さ」があるのが、7ORDERなんだろうなって改めて思った次第です!素敵なインタビューをありがとうございました。