ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

無理しないで・・

 ツアーが始まって、脱退したメンバーのファンの人のつぶやきとか、感想とか見ることも多くなって。その中には「これで最後」であったり、「やっぱり無理」みたいのもちらほら見かけるようになった。個人的にはそれはすっごくわかるし、なかなか気持ち的に大変だったろうに、6人の新しいライブを見てもらってそう判断してもらえたのはありがたいように感じてる。寂しいけれど、やっぱり推しがいないこと(そしていること)の比重って大きいから。残ってる6人のファンの気持ちとは大きく違ってて全然OKだし、自然なことだと思う。

 だから、たまにだけれど、なんとか推しのいないライブに好意的に向き合おうとしてくれている方のつぶやきなどを見てると、何か申し訳ない気がして、無理しないでいいのよと思ってしまう。きっと近いうちに彼はファンの人を喜ばせて、楽しませてくれることをしてくれると思うから、それを待って存分に楽しんでほしいなあ・・なんて、なんだかおせっかいなことを考えてしまう。

 そう思うのには、今のライブの演出の端々に、彼を思うメンバーやグループ全体の思いがあふれているからなんだろうな。みんなが彼のことを大切に思っている、だから、それを表明する。でも、その優しい思いの表明が、色んな人の気持ちを今のそこに押しとどめてしまってる気は正直することもある。だって、やっぱり7人のライブと6人のライブは違うもの。リアルにやるために違うところからスタートしているんだなあと思って(そして自分はそれを肯定している)。だから、7色の光の演出を見ていると、ポジティブだけではない、過去に戻りたいと思わせるような悲しみを秘めたもののように感じることもある。

 でも、7人であった時代を大切にすることと、これから更に作っていくだろう6人の時代を楽しんでいくことは、当たり前だけれど両立する。6人のライブをやることは彼を否定することでは決してない。その積み上げた基礎がこれからの彼らスタート地点だ。ただ、今の6人のライブを作っていくには、彼の力なしで作り上げることがどうしても必要だし、その作り上げていく過程とそこに携わっているメンバーやサポートの方々やスタッフの思いを、そうした演出で見えなくするのも違うと思ってる。

 でも、やっぱり、自分たちそれぞれの気持ちを大切にする彼等だからこその、このEndrollの情景の複雑さがあるのだろう。彼らはいつものように、ひとつひとつの気持ちを大切にして、ゆっくりと進んでいくのだろう。だから、ここに書いた自分の気持ちは拙速なのかもしれない。とはいえ、やっぱり、自分が「今、見たい」のは、6人と1人が、それぞれの青空を見上げて、それぞれに前に進んでいく姿なんだろうなあって思ってたりはするな~。12月の空らしいそんな自分の気持ちでした。