ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

ぼんやりと「一体感」のこと

 Date withツアーも終わって、2ndシングルレスポールのリリースや顕嵐ちゃん&モロちゃん出演の映画ツーアウトフルベースもひと段落して、はぎれおW主演のリトファンもしっかりとチケ取りできたし、明後日4月29日のhuluでの新番組「セブオダREBOOOOOOORN!」の配信を待ってる、ちょっとだけ気持ちに余裕と言うか、ちょっとだけ手持ち無沙汰なところのある今日この頃です。いや、そんなこと言ってもメンバーは燦参七拍子の準備やリハで忙しくしてるんでしょうし、(おそらく)1年にそんなにないこの感じの時期を満喫するのも大事だなあと頭には思い浮かぶんですが、なんていうかやっぱり気は急いちゃうものですね・・。

 さて、そんな感じで手持ち無沙汰のついでについついツイッターの検索をしちゃうのですが、このところオタ活やライブ参戦での「一体感」に関するあれこれが話題になっているようです。具体的に言うと「ペンラ問題」といいますか。うちでも昨年夏の武者修行ツアーの時にグループ側からペンラ(まだ公式ペンラがない頃だったので個々のキンブレであったりしたのですが)を持たないで応援するパートを作ったりして、ペンラ持ちたいファンから取りざたされたりしてたしてたりザワザワもしたりしたんですよね。

 その中でペンラは持ちたいとか強制されたくないとか色んな意見がありつつ、グループ側もそれに応えたのか次のDate withツアーでは、ライブではこれしか使えない公式ペンラを出してくれて、お値段的にみんな買ってくれるのかなと思っていたんですが、意外とファンは大きな文句などなくするんと従ったんですよね。ライブの中でもメンバーがいい感じで音頭を取ってくれてみんなで白一色にしたり、一斉に消したり、はたまたペンラは置いてリズムに合わせてクラップしたり、フロアにいるファンが一緒に同じことをする・・そんな「一体感」のある場面を、「揃えなきゃ」みたいな意識をあまり感じさせず、いっぱい演出してくれたなあと感じています。

 一方で、カシスの時のらんれおカラーに合わせた紫&青で埋め尽くされるフロアとか、カフェラテでさなみゅモロちゃんの赤、黄色、橙がガーンと増えたり、cafe7での萩ちゃんのちょっとしたパントマイムで緑一色(ブロコリコント)のフロアになるところとか、ファンが主導でいわゆる「ペンラ芸」が発動されるところとかもあって、そんなところもライブに集うファンの気持ちの「一体感」みたいなのも感じられてたなあって思っています。更にファン夫々がメンバーカラーに光らせる時にはメンバーもいい感じでファンサしてくれたりとか(ぴあアリのセンターステージの最後のご挨拶の時に美勇人くんが黄色のペンラの子を一人一人頷きながら見つめてる(せぶんではあまりお手振りはないんですよ)のを、その背後から見てホントすげえなと思いましたぜ)、何かそのあたりの「一体」と「個々」のバランスがよくって、個人的にはとっても好ましく感じておりました。

 そのバランス(個人的にはやや全体>個々)が好ましく思うのは、自分の年齢だったり(やっぱり昭和の人間は全体行動が好きというか拒否的なこだわりはないw)、前事務所の頃にアイドル系の現場に初めて行くようになって経験したのが、キスマイでのペンラ芸であったり、はっしーソロやえびコンでのバックの時であったので、その印象がとても強くて、もちろんそれがとてもアイドルへの応援らしくてよいなあと刷り込まれてるところはあるんだと思うんですよね。(ちなみにアイドル現場だけじゃなくって、前に推していた渋いバンドのファンはアンコールの時の拍手の揃い方とかバリエーションが本当に凄かったし、はたまた別のバンドはモッシュとかやりながらもここぞという時にはみんなで揃ったフリをやったりとか、まあそんなのが楽しいおばちゃんだったりする訳です・・・)。その時の様子は自分も色々とブログに書いております・・。

tanusun.hatenablog.com

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  さて、しかしながら、その頃から5年近く経過し、くだんの前事務所のデビュー組のコンサートでもなんだか違う光景が生まれているのかしら・・と傍から感じるように思うこともあります。今どきのファンは「第一に自分が好きだという気持ちを推しに伝えたい。できればファンサをもらいたい。そのためにはペンラは絶対必要。全体で何かよりもそちらを優先するのは自然なこと。ましてやファン同士であれこれ言うなんて・・」という考えを持つ人が少なからずいるのだなあとツイッターなどで知り、ちょっとした浦島気分(いやあ・・あのえびコンの時に諸先輩から色々言われたのはなんだったんだみたいなw)になる今日この頃であったりします。

 確かに、ライブ会場と言うのは別に学校でも会社でもないので、楽しみ方は人それぞれで、個人の自由であってしかるべきなのです。そうではあるんだけれど、「みな好きなように楽しめばいい」で議論を終わらせていいんだろうか、もったいなくない?とも思うのです。推しの音楽やパフォーマンスやアピールを通じて、ファンがみんなで一体となるあの感覚であったり、みんな一緒だからこその風景であったり、声や拍手を合わせる気持ちよさみたいなのはのはすっごくあるし、だからこそ、やっぱり色んな方に味わってほしいなあと思うんですよね~。
 その言葉によらない「一体感」はライブやコンサートならではの感覚だと思うのです。言葉は往々にして、「自分たちは〇〇だ」というような自己認識からの一体感を生んでもくれるけれど、往々にして我と彼とと言った分断も生んだりする。そういう言葉によらなくても、そのライブと言う場にいるからこそ感じられる「一体感」はとても得難い、大切なものだと思うんですね。それを舞台の上にいる人もフロアにいる人も自然な形で経験することができたら・・・きっとうちの子たちはそんなことを日々考えて、工夫してるのかなあと思います。これからもそんなハッピーなライブ空間に身を浸すことができますようと思うのでした。