ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

舞台と映像

 12月8日の7ORDERの福岡公演、そして翌日の福岡満喫の1日。本当に福岡は食べ物がおいしくって、楽しいなあと改めて思った次第。それにしても福岡の水炊きは本当に最高だ~。考えた方、そして、どんどん完成度を高めていった人々本当に凄い~。

 そして、福岡から帰ってきた翌日は、おぼんろさん主催の「月の鏡にうつる聲」のブルーレイ完成のお披露目会でした~。末原さんをはじめいつものようにおぼんろの劇団員の方々、そして客演の井俣さんもフロアに出られてのお迎えやファンサービス。本当に暖かで楽しい空間でした~。

 主演の萩ちゃんを除く語り部のメンバーが全員終結したこの宴。昼の部は映像化された「月の鏡にうつる聲」のフル上映とトークショー。そして、夜の部は、ダイジェスト版映像を見ながらの副音声トークトークショーという形でした。こんな風にたっぷりと作品について伺う機会ってそうそうないから、本当に大事で大切な宝物のような時間であったなあと。

 そんな中、なぜか萩ちゃんは欠席。お昼の部ののっけに井俣さんが「昨日(9日)、一緒に(テンペストの)稽古していたのに、なんで慧悟いないの?」と言ってくださって、末原さん曰く「慧悟は今日は畑に行ってるそうです」と。そっかあ・・。結び農縁と被ってしまったのかあ・・。あちらも自然や島根のスタッフさんや大根島の方々もいらっしゃるからスケジュール変えるの難しいんだろうなあ・・。それにしても萩ちゃん、福岡→東京→島根と飛行機で飛び回ってお仕事してるなあ~。どうかお体のご自愛も忘れず、頑張っていってね~!

 以下、ざっとした感想です~。

  • 月の鏡にうつる聲 追憶の宴の第1部では、今回のブルーレイの本編をそのまま上映してくださって。久々に本編を見ると、初日に見た時と同じな大きな悲しみや最後の太鼓のシーンへの熱い思いが蘇ってきて、ぼろ泣きしちゃいました。だって、本当に出演の俳優さんたちが全員上手くて素晴らしくって。物語を体で浴びさせてもらった幸せさと、そして物語の不幸が心に刺さるのでした。そして、8月の自分にも思いは飛んで。7ORDERが休止後初めての萩ちゃんの姿、そして、この映像は7ORDERが6人でのライブを始めてからの最初の萩ちゃんの姿。そんなことも胸にぐっときた要因かも。人はいろんなことを置き去りにしつつ進んでいくみたいな。
  • 本当に色んな思いの中で、悲劇的な結末に向かっていってしまう。あの里の人々をどこか俯瞰的に描いているこの作品の姿を改めて痛感して。その後、めぐみさんも大泣きで出てこられて、(変な言い方だけれど)嬉しかったな~。ブルーレイのメイキングの中で末原さんが、いつもよりも周囲のことを考えず、自分が言いたいことを言わなければいけないことを貫けてよかった、っておっしゃっていたけれど、本当に魂の籠った作品だったなあって改めて感じました。
  • 2部のダイジェスト映像への出演者みなさんの副音声的トークもとっても楽しかったし、やっぱり太鼓のシーンでの萩ちゃんへの「けいごがいなくてはこのシーンは成り立たなかった」というお言葉に更に涙が溢れました。他の方々も萩ちゃんのまっすぐで体当たりなお芝居や、太鼓のシーンを語ってくださって本当に嬉しかったな~。あと、井俣さん撮影の舞台中のガッキーズの携帯動画がとにかく面白くって貴重で感動でした!そして、萩ちゃんのお名前も出してテンペストのご挨拶をしてくださって、当にありがたかった~
  • とはいえ、欠席裁判状態(笑)になった萩ちゃんの稽古&本番中のエピソードを聞くと、何度も繰り返してやりがたる萩ちゃん気質が垣間見えてすっごく面白かったですw。お辞儀をしてランドセル開いちゃうのとか、白塗りメイクを人にみてもらいたがるとかバリミへのこだわりとか~。ちょっと閾値が人と違って困ったちゃんだけれど、まっすぐで、でもやっぱりちょっとウザくって。あと、今度のじゃがいもを高橋倫平さんの息子さんに届けてあげて~。
  • それにしても、ミクサホールで聴いたブルーレイの映像&音のいいこと~。舞台のお花畑が一杯に見える上からの映像や、客席からは見えない角度からのアップの表情。ラストシーン前の美しくて切なくて辛い表情に心からびっくりでしたし、そして、出演者のお声も、太鼓の音もありありとしていて、この音だから舞台がそのまま蘇るのだなあと。5500円のお値打ち価格なのでぜひ!
  • 映像作品ならではの良さもあふれてて、推しだからってのもあるけれど、萩ちゃんの美しくて豊かな表情が沢山見ることできたし、やっぱり映像もやって欲しいなあってつくづく思う円盤になってたなあと。太鼓の音も凄くよく録ってくださってて。たぶん、萩ちゃんがやりたかったことが、全部クリアになって、表にでてきてる感じがあったかな~。
  • 逆に言えば、舞台を生で見ていて感じとはちょっと違っていて。手練れの俳優さん達との一緒に並ぶと、色々と足りないと感じることがあったかなとか、まだまだお芝居も上手になれるよなあって感じていたことが、いい感じで相殺されていななあと。そこが映像作品の良さでもあるけれど、それはせぶんのオンラインライブや最近の7LABと、実際に生で見た時の違いみたいなものにも通じていて。映像作品の素晴らしさを感じつつも、でも、その映像と生とでの距離のあることを、わかっておくのも大事だなあとも思ったりしたのでした。
  • でも、それでも、映像でカメラを通してマイクを通して現れてくる萩ちゃんの射貫くような魅力に憑りつかれそうになったのも事実で。久々に、ああ、こんなに美しく、かっこよく、感情をあふれさせることができる俳優さんだったんだなと改めて感じたのですよね。舞台で生き生きと生きてる萩ちゃんも本当に好きなんだけれど、このカメラに射貫かれている萩ちゃんのお芝居の鮮烈さは格別のものがあるよなあと、何か困ったような気分になったのでした。
  • いや、本当に萩ちゃんをずっと見てると何か心が落ち着かなくなるんですね。どこか1点へ最短距離で走っていく必要があるのでは・・みたいに思ってしまってw。でも、これも好き、あれも好き、みんな好きでいいんですよね。もしかすると、島根でじゃがいもの出荷作業をしていたかもしれない萩ちゃんを思うと、それもまた好きだなあって思っちゃうし・・。本当に色んな種類の楽しみをもたらしてくれる萩ちゃんやせぶんのみんなに、そしてそういう状況を許してくださってるおぼんろさんや周囲の方々(社中さんも色々と考えてくださってるみたい)に心からありがとうとお礼を言いたくなるのでした・・。