ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

妄想的ひとりごと

 6月14日の脱退発表の日から1週間弱、自分的には仕事もバタバタしていたこともあって、大泣きするようなことはなぜかなかったんですよね。色んな意味で大きな大きな人が去ったのであって、その影響は計り知れないくらい。ダンス番長で、バラエティ番長で、バンドの要で、グループのクオリティの礎で。とにかく彼がいなければ、グループのパフォーマンスを一から作り直さなければならないくらいの人。そういう技術的な面(物理的な面ともいえるのかな?)もそうだけれど、個人的にはパフォーマンスの面でも気持ちの面でも、メンバー全員の人間関係の結び目になってたかけがえのない人であって。彼と推しが二人でベードラやって、バンドのグルーヴを支えてる役割を背負ってくれたのが、どんなに心強かったか。そしてどのメンバーともしっかり絆を持っててくれて、そっから推しがグループに繋がれているという面もきっとあると思っていて。もちろんそういう面は前事務所からずっと直接の後輩ともいえる紫の彼も同じような感じなのかもしれない・・。ファンの人気は段違いだけれど(いや、うちの推しのファンも熱心でぶれない人が多いわよw)。

 そのくらいグループにとっては大事な人なんだけれど、どこか自分の気持ちが「やむおえない」、「仕方がない」という方向に行きがちで、悲しいという気持ちとそういう気持ちに心が半分に分かれててまじりあわない感じがずっとあって。もちろん何かを否定したい気持ちは妙に全然なくって。多くの人が「あんなに自担を泣かせたのは捨て置けない」と言ってるけれど、自分は前のブログにも書いたように「ああ、推しは彼のことをこんなに好きだったんだなあ(わかっていたけれど・・・)」とか、リーダーが「守れなくて」と涙ながらに謝っていたのに首を横に振っていた推しが本当にその通りだと思って、妙な嬉しさもあったりしたんですよね。この大事から目を背けたかったのかもしれないけれど。

 でも、どっかで、これは起きるべきことだったんだという気持ちもあるんですよ。多分に妄想的だけれど、いつかどこかで「私たち」はこういう重い気持ちもどこかで持つものだったのかもしれないなとも思ったりもするのです。あの2017年の夏、彼は同時に所属していた同じJrのグループとの掛け持ちをやめることになり、今の7人の前身グループに専念することになった。自分は推しがいることもありその前身グループだけを推していたから、彼が専念してくれたことは嬉しかったですよね、正直言って。でも、その時の向こうのファンの気持ちであったり、そして専念した彼の気持ちはどうだったのか、まったく残してきた気持ちはなかったのかと思うと難しいところはあると思うんですね。それを決めたのは事務所サイドで、もちろん彼も納得してのことだっただろうけれど、彼のいつでもどこでも全力のパフォーマンスで、すべてのファンに素晴らしいエンターティナーの姿を見せてくれていた彼の心の奥底はわかってない(もちろんそれは彼の中でもないことだから)んだろうなと思ったりするのです。
 いろいろあっての2018年の退所。事務所に残る道もあったんだろうけれど、まずはその時彼が属していたグループのメンバーと一緒に退所して、ほどなく一緒にグループを再結成してくれて、7人が目標としていたメジャーデビューまで引っ張っていってくれた(もちろんその後も)。あの2019年の5月の彼の決断は何に対する決断だったかと考えてみれば、もちろん今の7人で一緒にグループをまた始めたかったってことだと思っているけれど、新しい自分たちの道ということおもあっただろうけれど、もしかするとあの事務所でし残してきたこと、自分の決断によって背負ったものへの責任感だったのかもしれないなあと思ったりもするのです。それが好きか嫌いかなんて関係なくって、自分がするべきと定められたことをする、その延長だったのかもしれないなと。

 もちろん今の7人で再出発してもう4年たって、自分の思いも育てつつ、グループもメンバーも全部愛してくれて(だからこそ本当に悲しいところはある)たけれど、やっぱり一度、自分が背負っていたものを一度きちんと整理する、清算することが彼にとっては心残りになっていたのかも・・と妄想たっぷりに思っていたりします。そして、そうならばその思いはなんかねわかるんですよ、あの時に生じたゆがみをどこかで正していくことが必要なんだと。今の7人はある意味、最初に与えられた7人で、それが再出発の時に「その7人を選んだ」とファンは思ってるけれど、それは大部分で正しいのだけれど、それは前事務所からのつながりにこだわりがあっただけ・・ではないのか、本当7人でグループ活動をしたいのかをフラットな目線で考えること、そしてもう一度「選ぶ」ことが大事なのかもしれません。

 前のブログでも書いたように、今の彼らのあのパフォーマンスは「選ぶ価値」があることだと思っています。ファンもだけれど、グループの周りの人々も思ってると思います。思えばバラエティ番組のディレクターさんも歌詞指導のシンガーの方も気持ちを表明するのがとても速かった。先日の推しのラジオ番組でも彼の思いを受け入れつつもその後の空をもう一度見つめ直している・・それはきっとみんなの未来の幸せに続く空を思わせてくれるような内容で。その収録はあの6月14日よりも前にきっと行われたと思ってるんですよね。これも妄想だけれど、気持ちは止められなかったし、一度はリセットすることも必要であろうけれど、でも新たな種はまかれている、そしてその種を守る動きはきっともう始まってる・・と妄想ばかりで思うのでした。きっと近々出してくれる(いったんの)の答えはきっと今の最適解であろうと思っておりますよ。