ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

幕張メッセ公演の感想をざくっと!

 2023年5月6日の夜公演と翌日の7日昼公演に、初めての幕張メッセ4-6展示場での公演に行ってきました~。

幕張メッセはデカい、そしてそれに対応するには・・・みたいな。

 今回はとにかく会場の広さを感じましたね。縦がA~Dの4ブロックでこれはガイシと同じ感じだったと思うのですが、横が11ブロックまであって雰囲気的にはすっごく「横長!」って感じでした。そして、両日とも当日券も完売!自分は両日ともDブロックで最後方からの参加となったので、びしっと後ろから前まで詰まっているお客さんを、そして、豆粒みたいにメンバーが見えるメインステージまでの距離を見たら、なんだか感動しちゃいました。きっと運営さんも、そしてファンの方々もお仲間を誘って、頑張って動員してくれたんだろうと思うのですが、ああ、ここまでできるんだ・・としみじみしましたね。たぶん3公演ともだから本当に動員自体は増えているんですよね~。

 とはいえ、このデカさは諸刃の剣のような面もありましたね。やっぱりDブロックの後方だと音がちょっとぐしゃっとなってる気もしたし、ボーカルの歌詞(特にRAP部分)も聞こえにくかったような(2日目は大雨だったのでさらに)。そして、この期間、何回かツイッターの話題になっていたアンコールの声出しが本当に少なかったの、もちろんファンの声出し自体が少なかったのもあると思いますが、DブロからはAブロの声がほとんど聞こえなかったから、フロアの声が響きにくい会場だった、もしくはそのくらいの広さがあったかrなのかなあ、と自分は感じました。

 そして、大きな会場で、それを満席にするくらいのお客さんが来てくれいるということは、新規やそれに近い、7ORDERのライブを見るのが初めての方も多かったのだと思います。メンバーもそういうファンの人たちへの手厚い対応をしてくれたなあと、何か保護者目線で申し訳ないんですが、そんな気持ちになった公演でもありました。6日夜のMCのJr時代のお話であったり(対ジャニーズファン向け?)、ようやく目につくようにはなってきた男性へのモロちゃんのありがと&声出しコールもだと思うんですけど、「今までとは違う選択をしてここに来てくれた人」というありがたい選択してくれた人たちに、その素晴らしいパフォーマンスで返すだけでなく、何か特別感のある楽しい思いを返すってことを心がけているだろうなあって感じたりもしたんですよね。

 ツイッターでのそれに対する反響の中には、「今の世の中で、男性だけ取り上げることへの違和感」であったり、いつも来ている自分たちにももっと応えて!という声もあったけれど、現状男性が本当に少ないであったり、女性以上に色んな経緯で来てる男性がまだまだ多かったり、意を決して参加したという男性の声を聴いている(今回、お会いした若い男の人がそうでした)、私はめっちゃアリだよなあって思ったんですよ。政治や実社会だと男女共同参画なんちゃらでまだまだキャンペーン打たれてるのと一緒かなと。理想は区別なくなんだろうけれど、そうでない現実をどう変えていけるかっていう過渡的なアプローチとしてはいいんじゃないかなと。特にそれが彼らの、今の感謝の届け方として、きちんと考えられて、こうしようとしてくれているのは個人経営の彼らならではの強みかなあと思うんですよね。そして、更にいろいろな多様なファンが増えていくことで、7ORDERの音楽やエンタメに対して複眼的な見方の声が積みあがっていく、それがすごく良いことだなあと思うんですよね。

 それは、少数派の人たちだけじゃなくって、お客さん全体にも向けられていて、まあ、あの広い会場でアンコールの客席降りでのメンバーの移動や心あふれるファンサの凄かったこと。自分はDブロックだったんですけど、初日は7人とも来てくれてたし(そして、またまた最初の萩ちゃんの立ち位置を引けて眼福)、7日昼はもDブロックのお立ち台に、まずは長妻くん&美勇人くん、その後、長妻くんだけ間の通路を後方へ。次に、モロちゃんが前を通り抜けて行き、その後、萩ちゃんが、ピカピカ、イキイキした表情でひとしきり煽って通路を後方へ。それから、さなぴーが来て、あらんちゃんも立ってくれて、しっかり目が合ったと思う!(なーんてw)。人力で駆けずり回って、同じ目線に立ってくれるのって本当に凄いことだなあと(ファンのマナーがよかったのも嬉しかったですね)。こんな風に、できるだけ多くのお客さん個人に感謝を届けたいっていうグループの思いが、先のMCにも客席降りにも今回は凄く感じるなと思うので、あの激烈にハードなライブパフォーマンスとこういうファンサービス両立させてるってのがほんと素晴しいと思うわけですよ。本当に、エンターティナーとアーティストのDUALな7ORDERだったなあと。

②さらに音楽に、パフォーマンスに、命を吹き込む7ORDERさん

 このデカい会場の最後尾で嬉しかったのは、照明の美しさをぜんぶまるごと見ることできることでしたね。爛漫始まる前に、全面、何とも言えない青と言うか薄暮のような色合いに染まるんですけど、全体にかかってるスモークの加減でとても幻想的な遠景になってて素敵でした。あちこちから集っているファンの人たちも照明の美しさを話している人が多かった~。

 そして、さらに増すバンドのバンドらしい音作りと演奏力。バンドも生音成分が多くなって、楽器同士の掛け合いっていうかアンサンブルしてるなあ~っていう時間が増えてきていて、バンドらしくなってきてるなああ、楽しいなああって。Growing upはどんどんながつのキーボードの存在感が増していくし、&Yは6日に萩ちゃんのマイクアクシデントあったけれど、その後バンド展開してそこがまあほんと素敵で。美勇人くんのベースがよく聞こえていたのが更に痺れたのかも~。今回の、楽器同士の掛け合い感というか演奏しあってるなあ感が本当に大好き!RAPタイムのところのモロちゃんが萩ちゃんのドラムを煽るところで、萩ちゃんがちょっとへにゃへにゃ叩く仕草をしたのが楽しかったな~。7ORDER、ほんと令和のクレイジーキャッツだと思うんですよね。更に踊るし。その白眉というか、ある意味真髄が、7日昼の萩ちゃんのイヤモニ不調から始まるさなぴーやメンバーみんなでの支えあい、だったのだと思います。

  個人的にやっぱりこういう「事故」案件が、ファンの感動の場面として語られていくことには実はちょっとモヤっとしているんですが、機材のトラブルからうまくリカバーできたのは我らがバンマスさなぴーの力も大きいし、バンド全体の実力の向上があったればこそのリカバーなんですよね。トラブルに見舞われた萩ちゃんもちゃんと必要な助けを要求でできていた。それは、日頃からのバンド練習であったり、そういうトラブルも想定しての練習もしてるんだろうな、みたいな積み重ねのたまものだと思うので、7ORDERのバンドの一つの記念碑かもしれないねとも思ってみるのでした。ただ、個人的には今、7ORDERのバンドが作り出してる「音楽そのもの」の素晴らしさがもっと話題になるといいな、ファンのみんなもバンドと一緒のグルーヴを感じられるようになってほしいなあとも思ったりしたりもします(モロちゃんのBULE GIANTでのお仕事もそういう流れにつながるといいな)。こんな風に書いてはみたけど、きっと、その域に達するのも、ほんとあともうちょっとだと思っていますよ~!

 ただ、面白さや楽しさへのあくなき追及というか、音楽一本にならないのが7ORDERであることも事実で(笑。今回から、Sabaoflowerが撮影可曲になったんですが、バンド×ダンス×なにか!、なめちゃハイブリッドな曲になっていたというううう!最高に笑えます!まさにクレイジーキャッツ

  このシーンの後、この5名のバンド組はメインステージに全力で走って戻って、バンド演奏をするわけですよ。このクレイジーさ。本人たちもクレイジーで凄いけれど、これを許してくれている会場の音響スタッフの方々に心から感謝ですよ。バンドライブでのPAセッティング、アイドル系のPAセッティング、その両方が求められて、音響さん本当に大変だろうと思うんですよね。だから、本当に本当にありがたいなと思っています。ダンスも思いっきり踊るからそりゃ色々とトラブルも多いでしょう。でもだからと言ってアクションを小さくしたり、全力さを弱めればOKっていうわけでもなく、これの感じをこのまま乗り越えた時に、7ORDERの音楽に本当の強さが生まれるのかもと思ったりするし、きっと彼らはそういう方向で行くでしょう(笑。

 あと全然違うけど、ながつメインの「なんとかやってますわ」のお芝居がかったダンスがかなり仕上がってきてる感じがあるので、ながつが一番世代的に近いMTVのイベントでやってくれるといいなあって思っています。ああいうのって他のボーイズグループってやったりするのかな?。めっちゃ差別化できるし、ながつのファンまたまた多くなっちゃうんじゃないかな。そして、バックの6人の演技も見れる、凄くいいと!

③そして、萩ちゃんが死ぬほど美しかった件

 萩ちゃんについてはいろいろと書きたいことが山ほどあるけれど、この2日間のビジュの素晴らしさをメモしておきますね!1日目も本当に美しかった・・・。

 しかしながら、2日目お昼。萩ちゃん、前髪上げ七三気味右耳掛け?ドイルくんみたいだったー!この萩ちゃんの髪型を絶賛する声が多くて本当に嬉しかったです。右サイドから見る耳の形やお顔の輪郭の綺麗さをどこまでも堪能できるヘアスタイルであったと思います。そんな美しい萩ちゃんを幕張では2回も間近でみることができて感動でした。

 MCはいろいろと滑ったりしながらも、萩ちゃんの色んなこだわりを感じることができました。強烈に記憶に残ってるのが6日に、さなぴーから始まって突然料理の腕を褒められる萩ちゃん。ながつが萩ちゃんのスンドゥブチゲがホントに美味しかったと。萩ちゃんは、「あれは市販の素を作ってるだけだから自分の腕じゃない」全然納得してくれない。美勇人くんも「萩ちゃんのは美味しいから」と言ってくれたけど、萩ちゃんは「お母さんが料理を褒められると嫌がる気持ちがわかった気がする」とあくまで自分の腕じゃないと主張していたのが、自分が作るのが当たり前で、「よい」という評価に厳しい萩ちゃんらしさを感じられたり。一方で7日の夜のMCで、ちゃんとアイナナのことを知ってる萩ちゃんでメンバーに教えてあげられたりとか(古川さんも出演されてるらしいし、ソシャゲ声優として当たり前ですよね。ただこれは安井くんの仕込みであるかもw)。そんな風に、萩ちゃんが声優のお仕事を始めて(その前からちゃんと知ってるかもしれないけど)、また世界が広がって、そこでのしっかりした知識を身に着けているんだなあと、んだなあとしみじみと。

 こうした萩ちゃんのまっすぐさであったり、シンプルさであったりは最後のご挨拶でもちゃんとでていたなあと。初日のご挨拶では、「好き!と思える空間をそれぞれに、そしてみんなで共有できるのが本当にいいし、そうやっていきましょう」っていうお言葉(意訳です)だったりとか、2日目は「客席降りで会場中駆け回って見たファンのみんなの楽しそうな輝くお顔に力をもらいましたぁああああ!」だったりとか。「好き」と素直に言えることに価値を見出す、そしてその「好き」には自分の実感があふれている、そんな姿勢。決して、グループや、誰かのためだけの言葉にしない。だからこそ、自分は萩ちゃんのことが信頼できる。変わらないところでもあるけれど、色んな成長を遂げて、その言葉の幹を太くしている萩ちゃんが大好きだなあと思うのでした。