ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

7ORDER、初めてのゲリラライブ!

 2023年2月18日(土)、7ORDERが初めてのゲリラライブが名古屋はオアシス21で行われました~。まったくの(厳密に言うとちょっとだけ違うかもなのですが)告知なしでのゲリラライブはこれが初めてでした~!と言っても終わった後にはちゃんと教えてくれる公式さん、ありがとよ~!

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 いや~、最後のインスタの萩ちゃん、衝撃的な美しさではないですか~。お知らせの文章もとても丁寧で紳士で、めちゃ感激です!集まったお客さんもお写真&動画撮り放題だったようで、この日のツイッターのTLは7人の素敵画像で大賑わいでした~。自分はちょうどモロちゃんがモーションキャプチャーで参加している映画「BLUE GAIANT」を見ていたので、終わった後にツイッターを見たらすっごい盛り上がっていて、凄かったです!(語彙威力皆無w)。

 経緯的には、この日は、名古屋のラジオ局Zip-FMのFUNNY PUPPYいう番組でさなぴーとモロちゃんが登場して3月8日発売のDUALなどについてお話をするというお仕事がありました。CBCで絶賛放映中のながつ主演の「地名しりとり」のエンディングテーマFも初解禁(爽やかないい曲だった~)。で、その裏で、どうも他のメンバーも怪しげな画像や動画をあげていたらしく、いつものように「萩ちゃんどこ?」だったみたいですが、その萩ちゃんもナゴヤでの顔ハメ動画をアップし、「名古屋に7人揃ってる!」となったみたいですね~。そのラジオ番組の中でも、最後にさなモロが「この後、(すぐ近くにある)オアシス21スケートリンクで遊んで帰ります」と言ってたので、全部情報を集約して勘のよいファンの人は気が付いたかもしれないですねー。

 個人的には「うわー、楽しそうなことをしてる~。思い切ったことしたな~。初めての皆さんにインパクトあったらいいな~。ルンルン!」って感じだったんですよね。その後、話題の言葉になってしまうゲリラライブなんていう言葉も思いつかないくらいに。それぞれに忙しい7人が、上手く合わせられた時間に、仲間のお仕事に合わせて、東京から少し離れたところまでも行って、7ORDERを全然知らない人たちへのアピールとしてライブをやる・・めちゃめちゃ夢、ありますよね~。

 ちょうど、BULE GAIANTの映画の中で怖いもの知らずの天才の主人公が、自分たちを知ってもらわなければと体当たりでライブをし、ビラ配りをするっていうエピソードや、素晴らしいバンドである自分たちを知ってもらうこと、その音楽を生で見てもらうことことが次のステップに繋がる、繋げていくという信念で動いているのを見たばかりでもあり、その姿と果敢に初めてのゲリラライブに挑戦した7人が重なるようで、更にグッと来たわけなのでした。

 思えば、7ORDERの活動も3年半経って、アルバムも当たり前のように3枚目(CDだと7枚目ですよ!)が出るし、4月からは当たり前のようにツアーも始まる。週に2本のグループ動画がアップされて、個人仕事の供給もたくさん、追いつけないくらいにある。時々主に事務的な面でやらかしたりすることもあるけれど、本当にしっかりと地に足を付けての活動を行ってきてるなあと思うのですね~。

 しかし、この着実に活動し続けているということは、反面、意外性であったり、話題性には乏しい局面にはいってきてるということでもあります。最初はアルバムを出しただけで「ファン待望のCD発売!」だったけれど、安定していればしてるほどその後のアクションのニュースバリューは下がっていく。7ORDERを支持する人々がもっと増えるためには、ファン以外の人にももっと注目してもらいたいけれど、今現在地上波テレビであったり、大人気アニメの主題歌ができる訳ではない。そういうマスメディアの力を借りなくても、大いに話題になり、沢山注目されるためにはどうしたらよいのか・・。

 今回の、ゲリラライブはそういう意義があったのだと自分では思います。体を張っての、なかなかにリスキーなやり方であったかもしれないけれど、7人が一致団結して「グループの話題性の獲得」に取り組んでくれたのは本当に嬉しいなあと。ファンの中には反対意見(上の公式ツイートのリプにもありますね)もあるようだけれど、とりあえずちゃんと話題になって、注目を集めることができたのは、萩ちゃんのツイートのいいねの数を見れば一目瞭然ですね。一番最上位に来るくらいのいいねの数は、ファン以外の方からの支持が多かったからだと思っています~。よかったねー、みんな!。

 そういう中で、一部のファンが「ファンが知らないところでライブやるなんて許せない」であったり、「自分たちはいつもお金払ってるのに、無料でしかも撮影可能なんて許せない」であったり、「未発表の新曲のライブ披露はファンの前であるべき」とか、挙句の果てには「自分たちは大金払ってきているのに・・」と個人的には本当によくわからない意見とも思えないような文句を平然とぶつけているファンもいるんですね。別に新曲はファンからの受注生産でも、クラウドファウンディングでもない。ファンはグループのオーナーではないし、グループの活動はコアなファンに向けるだけのものでもない。なのに、どうしてそういうファン(それもおそらくツアー初日に入るファンという意味に近いですよね)が最優先なのか。本当に理解できないんですよね~。そんな風にお金のお話をだされてくると、どんだけ自分たちの力を過信してるんだろうと正直思うし、こういう意見を聞くたびに、こいつら淀殿だなと思うんですよねえ。大阪城で滅びちゃうぞ・・みたいに感じちゃいますね。

 告知をすればファンが詰めかけて、全く知らない人が近寄れる雰囲気でなくなくなるから本末転倒だし、名古屋のCBCさんでのながつの冠番組地名しりとり」のエンディングテーマのFを披露するのは番組のPR的にも当たり前だし、4月には大規模会場日本ガイシアリーナでの公演も控えていて、その集客への足掛かりになるような「話題性のある」「インパクトのある」アクションが何より必要であった・・ということなんだと思うんですよね。ファンとメンバーとの関係性を越えて、一般にどうやったら彼らを印象付けられるか。今回のことが100%正解ではないかもしれないけれど、ファンの口コミだけに頼るのとは違う一歩を踏み出せたのではないかと感じています。
 よく1人で100枚CDを買うファンがグループを支えると言うけれど、今の7ORDERにそういうファンがどれだけいるんでしょう?たぶん色々の状況を考えると、そういう昔ながらのアイドルファンは根っからのアイドルグループへ流れていき、せぶんのファンは普通に彼らをアーティスト系の芸能人としてファンになる人の割合が増えていく気がするのです。それはバンドや歌唱や曲作りといった音楽的な実力の向上によって、アーティスト的な活動を積み上げてきたからこその変化だと思うのです。そして、円盤6枚というここまでのファンの購買状況の全体像からレコード会社も7ORDERのファンの様々な特性とその割合を見極めつつあるはず。

 時代は変わり、音楽ファンは音楽はサブスクで聞くのが当たり前の時代になった。これだけアイドルが群雄割拠というか雨後の筍のように出てくる中できて、掛け持ちファンが当たり前にもなった。タレントも音楽活動だけじゃなくて、舞台やその他活動など幅広く活動するようになった。アニメやゲームの媒体でプロの音楽集団が切磋琢磨し、一般の人が当たり前に接している音楽の量や質が爆上がりするようになった。そして、それらにすべて対応していくためには、その質と量を担保するためは経済力戦争にも対応せねばならない。それをすべてファンに背負わせることはできない。そうなると、やっぱり当たり前だけれど、既存のファンダムをいかに超えて広げていくかをちゃんと考えていっての今後になるだと思うのですよね。
 ファンを広げることで、ファンが経済的に無理せずとも推し活を続けられる。時間面や労力の面で無理せずとも、競争率の激しい初日のチケットをゲットできなくても、同じように新曲を楽しめる。ファンの頑張りは尊いけれど、そこまで頑張らなくても、それなりに応援している誰もが同じように楽しめることが、やっぱり当たり前に大事なのではないかと思います。長く広く愛されるグループになる。たぶん、レコード会社さんもその方向性で色んな物事を考えているのでしょう。その夢を7ORDERが諦めず、身体を張って追いかけてくれているのに心からありがとうご言いたいのでした。本当にありがとう。