テクマイの第3回見ましたよ～。今回はスタアロのリーダーであるカイトさん回であり、KNoCCがカイトさんの妹で重病のナギちゃんとの交流から新たなkokoroである「願い」を知るという回でした。スタアロファンとしては想像以上に大きな驚きの連続で、やや呆然とし、テクマイの、そしてテクユニのスタアロが一体どうなるのか、ある意味「恐れ」に似た感情に揺れに揺れた回となりました～。
- テクマイ開始時のカイトさん、本名を「ヒトツバシカイト」であったり、両親を亡くして、病気の妹さんがいたり、アンドロイドの暴走から両親や妹の健康を奪われた（そして、暴走したアンドロイドを見てしまった怖さ）ことなどから、アンドロイドを激しく憎んでいたことが次から次へと明らかに！。そして、妹さんとKNoCCが仲良くなったことに対して激しい拒否を示しているのであった・・。いや！そうなのかよ～（大声）。なのに、何においても激しいのはほんとよく知ってるカイトさんで、ゲームでまったく立場が異なってるのに同じ人格であるのが理解できる造形（脚本＆古川さんの演技）が凄いのかもしれない・・と思ってる次第です。いやー、それでも～！
- 一方で、重病の妹さんナギさんの方は、人口減少から病院で多くのアンドロイドやロボットが働いていて、そこでの交流がよいもので、おそらく彼らに頼らなければ世界が成り立っていかないことを肌で知っていて、ロボットに対して友好的な気持ちをもっていて。更には目の前で披露してもらったKNoCCの「願いのチカラ」の素晴らしさや、彼らの暖かさとエネルギーに新たな生きるチカラをもたらすものとして、アンドロイドの彼らに新たな可能性のようなものを見いだしている・・そんな風に感じましたよねえ。世代の移り変わりみたいなものも描こうとしてるのかなと。
- そして、自分的にはここからが大事なんですけど（鼻息荒い）！・・・。こうやってテクマイでのカイトさんの初期設定が示されて、彼がどういう人なのかということが明らかになったのですが、かえって10年後ゲームのカイトさんとの距離が広がって、新たな謎が増えたと思うんですよね。①テクマイ時点での「人間」のようであるが、いつの段階でアンドロイドとなったのか、②なぜアンドロイドを唾棄するカイトさんがアンドロイドになり、その後、アンドロイドであることを隠さずそれを受容できるようになったのか、③今回まったく登場しなかったナイトライトはこの時点で「人間」なのか「アンドロイド」なのか。アンドロイドであれば、「人間」カイトさんとどういう関係性なのか。「人間」であれば、カイトさん同様、どのようにアンドロイドになるのか・・みたいな新たな、更に大きな謎が控えてるのですよ～。KNoCCのメインのお話や他の謎もあるなかでこのような大きな更なる謎が十分に語られるのか、単純にドキドキしてる訳です～。そこはスタアロが推しってのが大きいのですが～。
- さて、ここからは私論ですが、「人間」とカギカッコつきで書いているのは、第３回を見たこの時点でもまだ彼が本当に人間なのか怪しんでいるためです。10年後の世界を描くゲームの世界において、宗教団体の少年教祖が早世しようとしていたため、その精神をアンドロイドに移植されるマインドアプロ―ディングという方法をとってアンドロイドとして蘇り活動していた（そして本人がそれに気づいていない）というお話がありました。だから、読み手の世界には、「人間からアンドロイドへ」という筋道は既に示されている訳で、割と気軽に「人間カイトからアンドロイドのカイトへ」という考察が出てくるのだと思うのですが、ここでゲームシナリオにおいての注意事項があると思うのです。それは「マインドアップローディングはかなりブラックである技術であり、かつ成功例があまり知られていない。だからその貴重な症例であるコヨミの罪（詳しくはゲームストーリーをお読みください）がWGから問われないこととなった」という件です。
- 少し上に書いたように、今後カイト（もしかするとライト、ナイトも）もマインドアップローディングによってアンドロイド化することも考えられるけれど、そのくだんの技術って、10年前の世界では何体も確実に成功させられる程の精度のある技術だったのか、じゃあ逆に10年後は技術が退化しちゃったのか・・と思うと、それは難しいんじゃないかというのが自分の基本のスタンスなんですよね（もしくはエソラ博士の大ウソか）。そして、コヨミは自分自身がアンドロイドになっていることも気づかないでいたということを考えると、カイトもそれに近い存在であることも考えられるんじゃないかとワンチャン思うのですよね。そこを縛ると、ライトとナイトは最初からアンドロイドかも・・と思うのですが、一体、カイトとどういう関係で、どんな風に結び付いたのでしょう・・。ずっと気になってるナイト＆ライトのエキスパンションの無線機能（って言い方ｗ）、結構キナ臭いと思ってるのですが・・。いやーん、謎は深まるばかりですやん！
- 第3話で明らかになったスタアロに関するもう一つの設定が、「スタアロはバベルの広告塔として絶賛売り出し中」であるということ。つまりは、STAND-ALONEは何らかのアイコンとして存在するべく、何かの役割を果たさすべくワールドガバメント（WG）が動いているということで、その真意も上記のスタアロの秘密ときっと密接に結びついているのではないでしょうか。
- テクマイは全12回。起承転結でいうとちょうど「起」の部分が終わったところです。謎が出揃うそんな３回だったのかもしれません。①溶鉱炉事件の謎、②エソラとKNoCCとノーベルさんの謎、そして③カイトさんとナギちゃんとスタンドアローンの謎、基本となる謎の方向性が見えてきたところで、「承」の部に入るみたいですね～。ロボット排斥派はどんな風に彼らに関わっていくのか、早く第４回にならないかな～。
