ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

数字を並べてみた

 ファンは心配性なもので、CDが十万単位で売れていないと「売れない」「全然売れていない」「オワコンか」とつぶやきがちなものですが、7ORDERが実際問題、他のアーティストさんと比較してCDの売り上げ枚数がどのような位置にあるのかを見てみることにしました。というのも、こんな便利なサイトを見つけたから!

https://www.billboard-japan.com/charts/detail?a=sales
https://www.billboard-japan.com/charts/detail?a=top_albums

  こちらはビルボードサイトにあるシングルCD&アルバムCDの売上ランキングなのですが、ありがたいことに、各週におけるビルボードの推定売り上げ枚数込みでのランキングを発表してくれており、かなり遡って発売されたCDの売り上げをみることができます。毎週発表のランキングでは、ほぼほぼその週に発売されたCDしか枚数を見ることができないので、こちらの数字をまとめて行けば7ORDERが今いるところがかなり俯瞰的に見えてくる・・のではないかと思っています。もちろん、CD以外(配信やダウンロード)でのセールスを主に行っていたり、CDもどっちもというアーティストさんが多くなってるので(上位のアーティストはCD&配信どちらも強いですね)、この順番や売り上げ枚数だけでは見えないものも沢山あると思うのですが、まずはシングルCDに限っての数字を見ていきたいと思います。

 下の表は、2022年4月から8月のビルボードシングルCDランキングから、発売週の推定売り上げ枚数のうち1万枚以上の作品を全部引いてきて多い順に並べたものです(ですので2週目以降の数字は含まれていません)。なぜ4月から8月と言うかというと、ここで7ORDERのレスポールと今回のPoweの発売週の動向が見えるからですね~。さて、この期間の1位と2位がSNOW MAN、3位と4位がINIで、この4曲はいずれも70万枚越えという他のアーティストから見ても抜きんでた数字を示しています(なので、表の下にある見えにくいグラフ(笑、ではその5位以下を並べています)。この期間、発売週10万枚越えは25作品。ほとんどがジャニーズさんと坂道さんで占められているのですねー。今更ながらびっくりです。あと日プ勢の強さよでしょうか。そして、10万枚未満から5万枚の売り上げは10作品と意外と少なく、5万枚未満から2万枚が約20作品、そして2万枚未満1万以上が40作品という、売り上げ枚数枚数の分布になっています。今回取り上げた発売週1万枚以上の97作品の中央値は2.5万枚くらいです。

 さて、そんな中で、ピンクで網掛けされた7ORDERの作品はどのあたりにつけているかというと、Powerが41位、レスポールが53位と言うことですね。最上位からは大きく引き放されているのですが、2万枚以下のシングルも多いことを見ると、4万枚と言う数字はそこまで小さい数字ではないようにも感じました。また、何気に2作品続けて中位を確保してるのも底堅いものがあるように感じます(単にサイン会で積む人が多いだけではない底堅さがあるような)。あと何気に、えび先輩や氷川先輩を越えていたのですね・・。うーむ、いいような、これでいいのか・・みたいなような(それにしてもアーティストさんの並びの順番をみるとしみじみしますよね)。
 というようにお花畑的なゆるい感想をまずは書いてみましたが、こうやって上が見えてくると、ここまではいけるんじゃない?行くべきじゃない?っていう線も見えてきましたね。10万枚以上が超大手に限られることを見ると、個人的にはやっぱ10万を狙っていきたいと。狙えるんじゃないかと思った次第です~。もちろん、強い後ろ盾や、地上波での展開がなかなかできない7ORDERには難しいのかもしれません。先日のファンキーフライデーで小林克也さんもこう言ってましたよ(放送アーカイブは既に視聴可能期間外です)。

 それでもなお、4月から8月という限られた期間ですが、そのラインナップを見ていると、まだまだ戦えるのではないかと思ったりするのでした(一方で10万越えていくことの難しさも感じたりしました)。ともあれ、実のところ7ORDERはそれなりの大きさで、しっかりと基盤を作っているんだなと思った集計作業でした~。できれば1年間まとめて、またお話したいですね!