ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

推し活と数字を巡るあれこれ

 いよいよ今週は、7月21日の安井くんバースデイに開催される7ORDERのファンミーティングを皮切りに、武者修行ツアーも始まって、いよいよ「7ORDERの夏本番!」に突入になります~。そんなタイミングで、少しこのところの7ORDERの活動で、気づいたその特徴みたいなものをメモしておこうと思います。結成3年目を迎え、順調に活動を広げてる7ORDERさん。活動の充実ぶりで1ファンの自分の推し活のバラエティとそこにかかる金額を大いに広げている、そんな今日この頃です。
 2021年になって自分がした7ORDERさんへの推し活はザクッとまとめながら上げていくと・・、①メジャーデビューでアルバムONEとUNORDERライブ円盤を購入、②エンタメーテレと契約、③武道館とオリックス劇場のライブに参加、④武道館ライブグッズの購入、⑤星の飛行士のリーディングシアターの安井くん回に行き、⑥ヒプステ4の配信を見て、⑦パルコでの写真展に複数回行ってそしまたグッズ購入、⑧ながつのタンブリングに行き、⑨さなみゅピザ波配動画配信を買い、⑪サイズとデカダンの円盤を買い、⑫ウエンディーズ・ファーストキッチンコラボに参加しグッズを買い、⑬萩ちゃんの舞台IDにしこたま行きそしてグッズを買い、⑭メジャーファーストシングルと武道館ライブ円盤を購入し、⑮ファンミチケットをゲットして、⑯武者修行ツアーグッズを買い、これで上半期は終わり??と思っていたら、⑰萩ちゃんのファースト写真集を買い、⑱下半期のあらんちゃん舞台とさなぴー舞台のチケットをもうじき購入手続き完了・・といった感じの今日この頃だったりします(何か抜けてる気はする・・)。雑誌も色々と出ているのですが、買ったけれどあまり追えておらず・・。
 もっと量多く活動してる界隈もあるでしょうし、それこそもっともっとお金を使っていらっしゃるいわゆるオタクの方も多いと思うのですが、個人的には今年は「かなり買ったなー、お金使ったなー」っていう実感はあるんですよね。もちろんいい大人なので生活を切り詰めて推し事に全集中っていう訳ではないんですけれど、それなりにやったなあという感慨はありますね。この2021年の上半期を振り返ってみると、とってもバラエティに富んだお金の使い方をさせてもらったなと。CDや円盤というチャートの数字に直結するものもある程度に買いましたが、舞台やその円盤、動画や地上波以外のテレビの契約料、ショップとのコラボ、そしてライブ。色んなところにまんべんなくお金を投じてきたように感じます。

 こうした活動の「まんべんのなさ」によって、ある意味、新しい世界を楽しませてもらうための木戸銭的な、払うことで楽しませてもらえるなあという実感をしっかりともらえたように思います。そこにバラエティのある「もの」であったり「パフォーマンス」があることで、対価にみあった価値を手に入れているように感じられるのです。こうして自分が払ったお金は全て「円」というひとつのものに集約されてはしまうものなのでしょうが、同じもの大量に買わねばならないとか、もしくはランダムのようにあまり欲しくはないものも一緒に買わなければならないとかがないだけで、かなり楽しく推し活ができて、本当によかったなあと思う今日この頃です。
 さて、そんな7ORDERさんの幅の広い活動が何を目指しているかといったら、個人的には幅広い層で自分たちのことを知ってもらい、本業的な音楽やライブや個々のステージへの集客に、そして幅広い層での評価につなげていきたいのかなと思うのですね。そうでなかったら、いくらなかなか新聞に大きく取り上げてもらうのは難しいとはいえ、東スポで記事をのっけてもらう意義はあるでしょうか(笑。芸能面に、力道山の伝記やちょっとお色気記事に混じってドーンとぶち抜きの記事を挙げた7ORDERさんには、主たる読者のお父様や男子に切り込んでいきたい・・そんな意図も感じられました。
 さて、ちょっとそれよりは細かな「広い層」への切り込みということを考えると、先日発表された「雨が始まりの合図/SUMMER様様」のシングル発売週の、ビルボードでのランキングデータがとても興味深いものがありました。その7月5日から11日までの週間ランキングで、7ORDERのシングルは総合(ニューリリースだけではなくすべての曲での)19位となりましたが、ビルボードのHPには、そのランキングを算出するための細かなデータも載せてあるのです。ビルボードランキングは、CD売り上げ、ダウンロード数、ストリーミング数、ラジオ放送数、PC読み込み数、アーティスト名&楽曲の両方ツイート数、動画再生回数、カラオケ数のデータを総合してのランキングになります。その表がこちらです。小さく見づらくてすみません! 

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  ということで、このデータをまとめてくださった方のツイートを引用させていただきたいと思います。

  こんな風に各ジャンルを並べてみると、少ないとついファンが言いがちなCDセールスは相対的には(この週だけですが)とても善戦してると言えるでしょうし、今一番力を入れているラジオも凄いし、各レコード店さんがバンバンやってくださってるツイートもそこそこのように見えます。もちろん、もっと数が大いに越したことはありませんが、ファンの母数という枠の中では凄く頑張ってる、この分野はといえるのではないでしょうか。
 一方で、上の表にがっつりとある穴ぼこもはっきりとしていて、ダウンロード、ストリーミング、Youtubeということになります。このウイークポイントは何を意味しているか・・。ファンがガンガンダウロードしないから、つべ回さないから、というのは私はそれだけではない、いや違うと言っていいのではないかと思うのです。ある意味、この3つの分野で楽しんでいるファンはどういうファンかと言ったら、それは「音楽ファン」の方々ではないのでしょうか。今どきCDを買ったり、ラジオを聞いたりするのは、「アイドルファン」であって、音楽を純粋に楽しみたい人はより安価なストリーミングや無料のYoutubeで聞く。かなり有名なアーティストでもCDはさほど売れていない。でもDL数や再生回数は凄い。つまり、もしこれから7ORDERが幅広く人気や支持を得て行こうと思うのなら、まだ未開拓と言ってもいいこの「音楽ファン」のフィールドに切り込んでいくこと、音楽ファンの「検索」にひっかかる方法をとっていく必要があるのかなと思いました。

 その方法には、その中枢となる音楽コンテンツそのものをもっと充実させていくということもあるでしょうし、他にも色んな戦略があることでしょう。そのあたりは、すでに陣営ももう考えてらっしゃるでしょうが、その一つの回答として、7月17日土曜日のYoutubeウイークエンドへの出展があるのかなと感じています。名だたるミュージシャン、今注目されているアーティストと並んで、こちらのコンテンツが公開されました。

youtu.be

 7月7日にリリースされた素晴らしい編集のWE ARE ONEディスクの映像から選りすぐりの曲とパフォーマンスをセレクト。ファンがぜひ多くの方に知っていただきたい7ORDERのとてもよいショーケースになってるように感じました。これまで7ORDERの音楽動画(特にライブ映像)ってバラエティ動画と比べて、なぜかなかなか再生回数が上がりにくいところがあったのですが、今回はそこもも健闘してるようです。ぜひ、彼らの「音楽」が「音楽ファン」の方々に届くよう祈ったりする日であります。