ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

あなたの思いとあなたへの思い

 さて、毎日毎日色々な事柄が起こっていく7ORDER界隈。先日、みゅーさんこと森田美勇人くんの自己ブランドFLATLANDで、とうとうデザインから布選び、そして宣伝素材の制作まで、制作面でトータルにしっかりと深く関わったしたTシャツが発売されることになりました。

 ツイートにあるように本当にこれまでの自分の枠を思いっきり飛び越えていくお仕事だったようです。シンプルな白の、ユニセックスなデザインのTシャツ。それを作り上げる過程で、みゅーさんが何を考えて、何をして、どこまで深く取り組んできたかを美しくまとめてくださった動画がみゅーさんの個人チャンネルの方にアップされました。本当にこれがよかったんですよねえ・・。

 みゅーさんの語りや表現の仕方が本当に上手い!っていう事もあるんですけれど、個人的にはせぶんはすっごく素晴らしい時間を周囲からいただいていると思うんですよね。すぐに何かに専念しろという狭い旧来の職人的な世界とは違うところにおそらく7ORDERのメンバーはいる。それは、売れるだけでは決して得られない環境であり時間。グループ全体として今後どういう方向性になっていくかわからないけれど、今のこの時間は凄く贅沢なものだと応援するファンが思ってくれるといいなと心から思いました。

youtu.be

 さて、この動画の中でファンにもとても衝撃的に感じられたのが「自分は裏方の仕事も好き。個性と様残な能力が混じり合っていくのを見るのが好き。いつか裏方の仕事をやると思う」というご発言。自分は少しこの発言をこんな風に様にとらえておりました。

 エンターテーメントやアーティスティックな世界でどっからが裏方で、どっからが表の人なのかみゅーさんがどのような切り分けをしてるのかわからないけれど、全体的なディレクターであったり、プロデュース的なことだと考えているとしたら、それはみゅーさんが敬愛するYOSHIEさんや、色々と関わってくださっている植木豪さんやUNOさん、若手であれば福澤侑くんのようなプレイングマネージャー的な立ち位置の方々と似た存在になりたいのかなあと。単に演者だけでなく、もっと幅広くエンタメやアートの作成ににかかわっていく、そういう存在になりたいのかなあと感じた次第です。そういう存在になるためには、年を取ってプレイヤーを辞めてからの第二のステージというのではなく、今のうちから学びと経験を重ねることも必要でしょうし。

 さらには、その根底にはそれが好きというだけでなく、FLATLANDの理念にも通じることですが、みゅーさんからいつも、それこそ前事務所の頃から感じている「みんな」が幸せになれるには・・みたいなこともあってのことかなあと。みんなが幸せになるためには、自分が何をしたらいいのかを常に考えていてのことだろうし、ご本人もおっしゃっていたけれど、そういう本人の思いややりたいことに対して、そう思うなら自分たちで企画してみたらと言ってくれる周囲や環境のバックアップがあるんだろうなあと。

 その中で、自分の個人的な思いであり、きっとおそらく・・と思ってるのは、みゅーさんが自分をとりまくみんなを考えているように、その「みんな」つまりは彼の装丁の中にいるみんなは、みゅーさんがどこにいて欲しい人なのかと言ったら、やっぱりステージの上なんだと思うんですよね。ファンは勿論ことだし、何より彼の周りにいるみんながそれも願っていると。最初にあげた演出家の方々や振り付けをやってる人たちも今でもステージの上にもいる人である。だから、勝手な願いではあるかもしれないけれど、そういう「あなたの思いと、あなたへの思い」をうまくバランスとっていけたら、こんなに幸せなことはないと思いました。

 ともあれ、今回の動画を見て、これまで人の思いを背負うことが多かっただろうから、今回のプロジェクトをやり遂げて落ち着いて自分の中の思いに改めて気づくことも多かったと思うし、その過程にいる彼を見て、周りが更に思うことがあるんだろうなと感じました。モロちゃんの音楽をもっと極めたいという気持ちもそうだと思うんだけれど、波乱万丈な、大変で、でもどこか恵まれた環境の中で、ひとつひとつ彼らが育ててきた気持ちと、こうやって彼らを応援していきながら育ててきた周囲の人々の気持ちと上手く相互作用して行ってくれたらなあと思ったりする5月末でありました。