ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

自由になりたい

 ・・・と言って、自我を図書委員に消去されるホープを見るたび泣いてしまう舞台IDブルーレイ版(劇場で見る視点と全く違うカメラならではの視点映像で再構成されていてまた新たな舞台を見ることができるの凄いです)を見てる今日この頃です。

 さて、順調に、そして評判高く進んでいる我らが7ORDERのDate withツアー。何が嬉しいって、初めて彼らを見て「楽しかった」と言ってくれるファンがかなり目立つことですよね。今回、キャパが大きくてチケットがたくさん余っていてファンがお友達をお誘いしたり、一般販売分もまだまだ余裕があったり(といってもそれなりに後方中盤くらいまでは売れているようでほっと一息)、その余波をうけて某転売サイトでの売買価格が超安値にもなってることもあるのか(高額転売がほぼほぼ一掃されてるのスカッとしますね)、初めて7ORDERのライブに行く方が増えているようで本当に嬉しいことです。2月のアリーナ公演に向けてガツンとキャパをデカくした成果がしっかりとでるといいですね~。
 一方で、この観客動員に関してもなんですけれど、何かと話題、言えばネガティブな感じで話題になりやすいのがわが陣営の運営のこと。たびたびの誤字のことから始まり(これは何か大事な理由があるんだろうなあと思ってるところ)、有料系での配信や放送が続いていることとか、外部舞台や有料ドラマもひっきりなしであったり、コラボ続きでそろそろファンのお財布も・・と思っていた時に、今になってのアルバム同時発売がきまった武者修行ツアーのブルーレイ&DVDの円盤のこととか、少しでもたくさん買ってグループに貢献したいと、セールスランキングに入ってるところを見たくて努力しているファンにはややハードな状況となってて、つい愚痴が出てしまう・・というところなのかもしれません。

 でも、もしかすると、これはファンも考え方を転換する時期なのかもしれないなあと思ったりしているところです。例えば、武者修行ツアーの円盤の発売日ですが、今回初めてツアーに参加して「7ORDERって凄い!」と思ってくれたファンの方にとっては、2月2日ツアーでも先行して演奏されてる曲が聴けるCDとか、直前のツアーを見ることができる円盤とかを気持ちの熱いうちに買えたら最高じゃないですか?今まだ地上波などのアクセスしやすいメディアでの出演が難しかったり、わんさかと無料公開のMVが出せない中(カッコいいダンスMVは一つあるといいなあとはかなり思いますが~)では新規ファンにはかなり大切なプロモーションになるのかなあと思います。

 2021年は、多領域で、広範囲に、でも有料で、少しずつ稼いでいく方向で、少しづつ成長していくビジネスを進めていると考えられる彼ら。先日、7ORDERとグロースパートナーシップを結んだBirdmanさんのインタビューにも、彼らが目指すべきところが語られておりました。東京ドームで公演できるような存在に7ORDERを押し上げたい、そう言ってくださっていて本当に嬉しいです。でも、いわゆる伝統的な数を増やす戦略でなくって、新たな新技術5Dでの映像やそこでの総合的コマースを目指す、みたいなことのようです。そして、周りを少しずつ巻き込みながら、大きな舞台を目指していく・・ということでしょうか?

m.birdman.tokyo

 彼らのミカタの多くの方は、独立独歩でビジネスやエンタメを作り上げながら夢を大きく育てていきたい人たち。7ORDERもその方々と協力し合って、一つのものを作り上げたり、それが市場に出回って経済的な利益になるように、一緒にビジネスをしていく。その範囲はとても大きな範囲になっていってる。だから、ファンも、彼らが一気にあるチャートの1位を取る・・という方向を目指すためにたくさん買うという従来のやり方でなく、自分の好みやお財布と相談して、自分の好きなものを楽しくファン活が進められる範囲で買うものを選択していく。それでいいのではないかと思うんですよね。それはすぐに「地上波」的ないかにものマスの世界に直結するものではないかもしれないけれど・・・。

 でも、大きな数で「地上波」的なものだけでは得られないもの、自分が独立しているからこそできることがあるし、人生も充実(充実感かもしれません)するのだと思うんですよね。大きな力や数は大きな成果をもたらしてくれるかもしれないけれど、与えてくれないものもある、それは自分の意思を自分の未来に直結させていく「自由」だと思うのですね。先日、そのあたりのことで深く感動した記事がありました。

 この記事の2ページ目にあるこの文章

むろんすべての利得には代償が伴っている。ぼくが独立と自由を手に入れた結果失ったものは、数である。

  これはうちの子たちだけでなく、多くの自営で頑張ってる人たちの多くに共通の認識かもしれません。でも、それでも大きな力に属して言われることをやるよりも、大事な自由にやりたいことを目指していける自由は大切だし、そして、自由をしっかり保ちつつ少しずつでも大きくなろうとする意識。それこそがやはり明日の未来を作ってくのじゃないかと思うんですよね。

 それを作り上げるのには、やっぱり時間がかかる。今彼らが直面している色々な問題も、時間をかけてじっくりと解決していくしかないんじゃないかと思うのです。その過程には現実的な問題も沢山あるでしょう。しかし、それは彼ら自身が解決することである。ファンがたくさん買うことで達成できるものではない。ファンは少しずつ自分のペースで彼らを推しながら、自由に彼らを推すために、よい距離感を持ち、こんなにファンが頑張ってるのに」という言葉から自由になって、彼らがマスであることを誇りにするのではなく、彼ら自身のパフォーマンスやエンタメ自身を楽しんで応援していきたいなあと思うのでした。