ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

武者修行ツアー羽田公演@BSスカパーの感想

 ちょっと時間が経ってしまったんですけれど、10月19日にBSスカパーで放映された武者修行ツアーの感想を書き留めておきたいと思います。放映時間は正味75分くらいかな。カバー曲の「花」は残念ながらカット(萩ちゃんの大サビ、聞きたかった~)。他の曲はカットもなく、メインのMCやアンコールのバカ騒ぎな様様もありましたね~。武道館のWE ARE ONEはメインMCタイムががっつりカットだったので、また違う光景がこうやって記録に残るのは嬉しい限り。

 さて、8月の初旬ぶりに武者修行ツアーを見たんですけれど、記憶の中の彼らよりずっとずっとかっこいい~。もちろん、映像や音響の編集も素晴らしくって、演奏中のメンバー同士でリズムを取り合ったり、演奏をしっかり見たり笑いあったりする様子がふんだんに盛り込まれているし、特に一人一人の生歌唱がとてもよく録れていて、ちょっとしたニュアンスや声の強さがよくわかる、ちょっとしたところがゾクゾクくる作品になっているように思います。ライブ感モリモリなのに映像作品にちゃんとなってるというか、歌を中心にその時の声がしっかり伝わってくるのも嬉しい。映像化チーム凄いですね。これは憶測だけれど、今回はスペシャプラスなどの音楽チャンネルも関わってくれてるから、ちゃんと「音楽ライブ」映像になっていますね。いやー、武者修行ツアー、ここまでほぼカメラ入れてこなかった人たちのパフォーマンスとは思えないくらい、カメラとの関係もばっちり

 残念ながら、オンデマンドの配信では色々とトラブルも多かったようでそこはなんとかしてほしいけれど、ぴあやe+などの配信プロパーのところは、配信はしっかりしてるけれど映像の質みたいなものはまた別って感じもあった。だから、今回の様式で作品作りも関わということでスカパーにお願いしているならそれは面白いなあとも。もちろん、それとは別にもっと配信強くしてほしいですけれど!

 今回の武者修行ツアーのメインって、バンドや歌などの音楽面の強化だと思っていたんですけれど、そしてほんと演奏がめっちゃよくなっていたのはすっごく感じるんですけれど、ダンスが凄かったな~。札幌で見たのとまた全然違うくらい切れてたな~。なんていうか、彼らを見始めて、5年目ですけど、こんなにダンス変わったなって思ったの初めてです。動きが全然違うっていうか、ダンス曲の最初がもういつも通りにPerfectから始まるんですが、これがあまりにも印象が違って。その時の美勇人くんの柔らかくも時計仕掛けのような人間離れした動きと自信に満ちた笑顔がかっこよすぎるし、彼をセンターにして配置につく6人の動きの素早さとキレとどこといえないけれど、すっとそろった感じにもうゾワーーッと背筋が痺れましたよ!あと、&Yがですね、7人とも色気が凄いって言うか、表情や体のにじみ出るものが存分にあって、なおかつ動きのダイナミックさとキレている感じ。綺麗でエモーショナルで、風景が見えるダンスになっていたなあと思います。歌も本当に素晴らしくって、萩ちゃんの歌も凄いボリュームだったなあ・・・生声を生のまま届けるに至るみたいな・・。個人的には武道館よりもずっと完成度があがってるような気がしました。

 そして、バンド好きな自分にたまらなかったのがアコースティックコーナー。楽器隊が常にメンバーをみやって、同じグルーヴに気持ちよく乗っていて、ボーカル隊、そして7人の歌が綺麗に乗っていくという。シーケンサーなどの便利な道具を使わず、自分たちの体だけで音楽を作り出すバンドの原点。ここがその出発点になるような気がしました。楽器隊の作り出すリズムが素朴ながらも綺麗に波を作っているので、ボーカルの響きが更に綺麗に聞こえてくるんですよね。27のもろあらのコーラスも柔らかくってよかったな~。そして、萩ちゃんの27の歌い出し、やっぱり素晴らしかった・・。生きててまた見れてよかった・・・ 。ずっと大切にしていたい瞬間。そして、カホンと一緒にダンスを踊っているような、萩ちゃんの演奏。また見れてよかったな~。ながつの城本&マラカスと共に、リズムに乗ってる二人が本当に可愛いかったですね。7ORDERのバンドの音って、素直で素朴で、そして綺麗。7人の音楽へのまっすぐな姿勢と思いが 原理原則的に、理想原理のように伝わってくるんですよね。だから、惹かれるんだろうなあと思いましたね。

 その最たるものが、バンド&ダンスの、WYGとSabaoflower⇒GIRL⇒LOVE SHOWERのリミックス。自分たちの音に乗りながらダンスをする、自分たちのすべてのモードや武器を使って、ステージに喜びにあふれた楽しい空間を作り出す。7人のそれぞれの音楽センスがさく裂し、コラボするWYGもすごくいいんですけれど、3曲リミックスで、それまでダンス中心のリミックスだったのが、最後にバンドも加わって、バーンとなりだした時の祝祭感(使いたくないけど、この言葉を使うしかない!)とか高揚感とか、ともかく平和で笑顔に溢れている感じ。それが素晴らしかったんですよね~。7人が7様の音を奏でているからこそ、幸せになれる空間がそこにあったように思うんです。

 そんな訳で、武者修行ツアー見だすと止まらないな~。バンドとダンスの実力の向上が素晴らしくって。常に動いているから、ついつい忘れてしまいがちなのかもしれないけれど、2021年のライブと個人仕事の実力向上ぶりは凄いもんだなあと思うんですよね。その一つの結晶がこの武者修行ツアーのライブで、ぜひ多くの人に見ていいただければこんなに嬉しいことはないのです。どうかどうかそうなりますように。