ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

「雨が始まりの合図」MV&SUMMER様様、配信完了!

 6月22日にYoutubeのプレミア配信で公開された「雨が始まりの合図」、みなさん聞いて、見ていただけたでしょうか?安井くんの昨年のお誕生日に6人が歌詞を共作、なさぴーが曲を書いたあの曲が、今年の武道館ライブで披露されたバージョンに再編集され、そして音源として発表された曲となります。そして、今回公開されたMVは三石直和さんが監督として撮影されたものになります。

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 MVについては、音楽ナタリーさんの記事に、安井くんと三石監督さんのコメントもありますのでぜひお読みくださいませ。

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 見ていただいてすぐわかるように、そして監督さんも「メンバーは 正直にどんな日々を送り どんな気持ちで今日まで辿り着いたのか笑顔で教えてくれました」とおっしゃっているように、今回のMVは、7人がジャニーズ事務所を退所してから2019年5月22日に7ORDERとして再結集するまでの様子(のイメージですよね)を描いたものとなっています。7人の中では最後まで事務所にいた安井くんの表情、そして、退所してそれぞれに働いたり、活動したりしている6人。そして、7人は再会し、7人でひとつ家(せぶんのIEですね)を借り、グループの名前やエンブレムを決めて(インディーズのSabaoflowerのMVにも出てくるあのながつスケッチブックのスケッチは心が熱くなります)、そしてメジャーデビューし、武道館までやってきた。その様子がとても私的な三石監督さんの映像と、その詩情をそれぞれ俳優としても活躍している7人の演技が本当によく伝えてくれている(まあ本人ですしね!)、何度でも見返せる素晴らしいMVだなあと感激しちゃうのでした。

 7人のキャラクター性とかコンビの可愛らしさとかメッセージみたいなものもおいおい述べていきたいですが、今回一番いいなあと思ったのは、こういう、一般にはセンシティブと言われている時期について「公式的」にその「イメージ」を作ってくれたことですね。びっくりしたファンや元ファンも多かったみたいですが、最近7ORDERのファンになった方もどんどん多くなっている中で、「7ORDERの始まり」のイメージをファンみんなが共有できるようになった。これは凄く大きなことなんだと思います。ある意味、7ORDERが初めて持った「公的な歴史」、まあ古事記みたいなものと思うのですよね。7ORDERはこういうグループであるというそのイメージ。言葉ではなく、イメージとしてあの幸せな雨の中の7人の姿を見せてくれた、そこに本当に感謝するのでした。

 さて、その深夜6月22日の7ORDERのNACK7では今回のシングルの両A面である「SUMMER様様」もオンエアされ、あれよあれよという間に、各種媒体で先行配信されました~。ひとまず、Youtubeに公式がアップしてるのを貼っておきますね!ほんとご機嫌な夏のナンバーです~。私は世代でないのでわからなかったのですが、リアルタイム世代のファンの皆さんが「まさしくORENGE RANGE」と声を揃えていますよ!夏だよ、恋の季節だよ~って感じっすね。

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 そんな訳なので、本当に曲がこなれていて、キャッチーで。でも、7ORDER的にはこんなセキララな夏恋ソング(ちょっとキレイ目に表現してみましたw)は初めてで、ボーカルにはそんな初々しさも感じられて、めっちゃいい曲だなーっていっぺんで馴染んでしまいました!

 そして、この曲ですが、歌のメインはやすもろあらんちゃんのボーカル隊ががっつり張っていて、楽器隊の4人の歌割がかなり少なくなっていて、ボーカルとバンドという構図がはっきり出ているのが特徴かなと思います。これまではアイドル的に、割と均等に歌割があったのが、ぐっと変わってきたので、それについてはファンの賛否両論もあるようです。でも、一介のバンド好きとしては、雨はじもそうなんですが、ボーカル隊と楽器隊の分業になったことで、バンドのグルーブ感、曲としてもまとまりみたいなものはすっごくよくなったような気がしています。これから先はまた変わるかもしれないけれど、今、この形をやっていくのはいいんじゃないかな、バンドの成長のワンステップとして。

 これからある夏の「武者修行ツアー」もバンド中心の内容になるのでは・・という推測もあるようで、これらを考えると、今、7ORDERとしては、何より演奏力&ボーカル力強化が喫緊の課題であるということであるんじゃないのかなと思ったりするんですよね。例えばTVに出たとして見ているバンド好きの人がみたらすんなり受け入れられる形式でもあるでしょうし、メンバー全員がなかなか揃わないお仕事の流れだとダンス曲を作っていくのもしずらいし。今、グループとして成長するのの何が必要で、何ができるのかをきっちり考えて、適切なステップ踏んで行ってるんだと思うんですよね。今回のシングルがバンド面に振ったとしても、時間をかけてきちんと成長していって、ダンスももしかすると全体でのお芝居や演劇とか、歌とか、色んな事ができていくようになるグループだと思うので、今できる楽しみを存分に楽しもうと思うのでした。