ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

新曲「&Y」発表!

 さなぴーのお誕生日の11月21日は本当に色んなハッピーが詰まった日で。恒例の金曜動画は7人揃っての温泉旅行動画(のチラ見せ)も本当に素晴らしくって、これはもうちょっと後になったら語りつくそうかと思いますが、そんな興奮の最中、とうとう真打登場という感じで、ようやくお待ちかねのアレがやってきました!

 そう、今展開されているGround Yさんとのコラボの一つである、新曲「&Y」のミュージックビデオの発表でした!

youtu.be

 コラボの概要は、萩ブロが上手にまとめてくれているのでぜひ読んでくださいませ。10秒で読めます(ほんと必要不可欠なことだけ綺麗にまとめてくれている~)。

ameblo.jp

 今回のコラボで各人が纏っているお洋服を衣装として、更に、美勇人くんの原画をさらにご自分で大きな絵として描き上げたそのアーティスティックな感性を中心に添えたとってもアートで上質なMVになっています。主人公はみゅーさんだけれど、この7人に描けない絵などないように思えるくらい、また新たな魅力の一面が詰まってるMVになったなあって思います。「7ORDERで表現したことのない世界」という萩ちゃん。メンバーそれぞれどんなことを感じたんだろう、ぜひ詳しく聞いてみたいですね!

 曲の魅力はまた後ほど書きますが、デコラティブな物語っぽいもの、アートかつ演劇性あふれる作品って、メンバー全員が俳優としても活躍してる7ORDERのMVとして一度は見てみたかったので本当に嬉しいです。また、内容が、みゅーさんがストーリーで「理想と現実」ということを言っていたけれど、マネキンたちがVRでのぞき込む世界という世界観は、色んな年代の表舞台でのトレンド、今回だったら、幻想とかサイバーパンクとかファッションとかアングラお芝居、MVの歴史((最後の〆方とか80年代後期のMVみたいだったなあ)とかそういうものが、ずーっと地下水脈を通って2020年という現代の地層に湧き出してきた・・そんな感じがするんですよね。途中に印象的に登場する、萩ちゃん演じる宇宙人のような人物はAKIRAの世界のようで、大きな赤ちゃんな資質を存分に活かしているなあって思ったり(笑。

 でも、その懐かしさは見ている自分がおばさんだからで、きっとそれは懐かしさというよりも、時代も性別も年齢も国もジャンルもレスして超えていく、混じり合っていくというGround Yのコンセプトにつながるものなんでしょうね。それが、彼ら自身の表現として、きちんと身についているのが凄いなあって。いい意味でこの子たちが持っている前事務所出身的な時代感のなさというか、昭和で平成で令和でもある感が結実してるしていると思うし、思えば夏の頃からレスレス言ってい人たちであって、このあたりのイメージを7人がしっかりと共有しているからこそ表現できるものなのかなと思いましたね。

 そして、個人的には曲も本当に好きなんですよねえ。スカやレゲエのようなくっきりしたリズムに、哀切感がただよう各楽器の音色、そしてフレーズ。80年代から90年代にバンドにはまっていた人間にとってやっぱり懐かしい。曲をじっくり聞いていると、ダンスバージョンもだけれど、めっちゃバンドバージョンも聞きたくなるくらいで。それぞれの楽器の鳴り方がズルいなあって。ホーンのフレーズも素敵だし、さなぴーにはあのスカなカッティングやって欲しいし、みゅーさんのベースもぶんぶん鳴らして欲しい。キーボード、あのピコピコなフレーズをながつで聞けたらとか。個人的には安井くんのソロのところの、マーチのようなドラムとかめっちゃ生で聞きたいなあって。さらには、ビジュアルの様にほの暗い情熱を歌い上げながらも、上品で。各人の歌の力もしなやかに表現力豊かになっていて。知り尽くしたメンバーだからかもしれないけれど、7人の声の個性が際立ち、歌い分けが凄くよくなってて、更にはひとりひとりの役割がよりはっきりしてきた気がする。地の歌い出しのモロちゃんもよりじんわりと広がる声になっていてすっごくいいし、萩ちゃんのアクセント的な癖のある甘さもやめられない。あらんちゃんのボーカルもますます伸びるようになったなあって。安井くんも情熱的だったなあ。

 語って言ったらまだまだ語れるけれど、とりあえずまとめを。7ORDERとしては5本目のミュージックビデオになるんですが、今のところ、本当にそれぞれが違っているんですよね。デビュー曲のSabaoflowerの本人たちのアイドルらしさの華やかさ、Make it ture のダンスプラクティス動画のダンスの地力を正面から見せるところ、GIRLでやった全編アニメでの表現、そして、UNORDERライブでの演出や衣装も含めたMake it ture パフォーマンス動画、そして、今回の&Yの作り込んだアートな雰囲気。どの曲も方向性が違ってて、碁盤の上に布石を打っていくかのように思えるんですよね。それは、彼ら自身がやりたいこと、ファンが見たいものの「幅の広さ」にも思うんですが、これから彼らと一緒にクリエイトしてくれる方々を見つけていきたい、誘いたいっていう思惑もあるのかなあって感じるくらいです。

 そんな風に、高いレベルで色々な表現を見せてくれる7ORDER。今日は武道館ライブに向けての発表が色々とあったりします。そこでどんな「幅」を見せてくれるのか、本当に楽しみですね。