ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

「もしも」MVドラマバージョンが公開されたよ~

 先週の金曜日1月7日。顕嵐ちゃんと安井くんが出演するヒプステtrack5の初日とほぼ同時刻に新曲「もしも」のMVのドラマバージョンがYoutubeで公開されました~。俳優さんに出演していただいてもドラマ仕立てのMVは7ORDER初となります。ちなみに、12月25日からHuluで配信された7ORDERのクリスマス番組では、番組の最後に「もしも」MVのアーティストバージョンというか全編7ORDERメンバーのみが登場する別バージョンのMVが配信されています。ですので、「もしも」MVは少なくとも2つのバージョンがあるようです!。ひとまず、まずは動画リンクを貼っておきます~。

www.youtube.com

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 ファンには先に公開されたと言ってもいいアーティストバージョン。今、Youtubeに上がっているのはとても短いのが残念なのですが、雪の降るクリスマスの夜。キラキラの夜空の中に、切なげに「もしも」を歌う7人の表情が本当に切なくて、歌の表情と同じく顔の表情であったり、思いを込めた演技的な動きもあって、7人をしっかりと感じられるMVになっていましたね~。特に、メインVocalの萩ちゃんと安井くんは尺もたっぷりあって、個人的にも大変嬉しい仕上がりとなっていました。

 そして、そこに登場した今回のドラマバージョンMVですが、先に見たものがファン心を大いにかき立てるものだったのもあってか、まずは「うーん」が先に立ってしまったのが正直なところでした。友達の彼氏に片思いをする(もしかすると主人公の女の子の方が先に彼を好きだったのかも・・)その切なさはとてもわかるし、映像もとても綺麗だし、最後にその思いを振り切って、彼らと離れて就職して自立の道を選択する、その思いの尊さもすっごくわかる。でも、やっぱり、でも・・

 二股かけようとしたあの男、いや過ぎる!絶対許さん!あー、やだやだ!!!!!!!
 になるのが女子の生き物としての合理性っていうものだったりもするのですね~。その証拠というかw、TLはそれ一色になったのもあったの、ちょっと笑っちゃうくらいでしたね。そして、メンバー登場シーンががっつり削られて、萩ちゃんの落ちサビのあの複雑な表情なくて・・。いやー、あっけにとられたといってもいいくらいの初見となってしまいました。いやあ、ほんとファンのドロドロした心理があふれ出てしまって、ほんと申し訳ない!(笑)。

 しかしながら、冷静になってこのMVを見返してみると、もっと奥深いこともわかってくる感じがいたします。まずは、このドラマMVを見るとわかるように、この曲って「その思いを断ち切った後」に作られているのですよね・・。しっかり悩んで考えて、でも前を向いて踏み出した主人公。でも、やっぱりその当時に溢れていた「愛」への思いは残っている。断ち切ったからこそ、消すことを決めたからこそ、その思いの切なさを、大切さを抱きしめることができる・・そういうとても俯瞰的な視点がある、そんなモードの「もしも」なんだと思うんですよね。もう存在しないからこその、でも、まだその思いへの熱い気持ちもあるからこその、「どれほど隠そうとしても、引き離そうとしても」という萩ちゃんの落ちサビのただならぬ切なる響きなのかなあと思うのでしたね・・。もう存在しないとわかっていても、それでもその時の想いだけは残っている。絶対的に叶えられないものであること、叶わなかったことをきちんと理解できたからこそ、その「愛」に思いを馳せられる曲でもあるんだろうなあと、生き物としての合理性での判断だけでなく、存在しないものを見つめる人間らしさの「深さ」みたいなものにこのドラマMVを見て、少し気づけたかもしれませんね。
 さて、作者の阿部真央さんはこの曲についてかのかどうかはわからないのですが、次のようなことをツイッターに投稿していらっしゃいます。

 「なぜこの人のことを好きだったんだろう?ってやっと思えた人に心からのおめでとうを言いたい」・・そうなんですね。全部吹っ切れた時にその愛は成仏する・・綺麗に本当に仏さまになる・・みたいな感じなのかなあ。「あの頃」をバカだったと卑下するのではなく、はたまた「あの頃」が一番でどうして今は・・とずっと引きずったままにするのではなく、その向こうにあるものに焦点を当てているのかなあと感じましたね~。それこそ「正しい、正しくない」という軸を越えて、すべての思いに対する優しさとか慈悲のこころとは・・みたいものを感じ力を与えてくれるのかもですね。

 あと、単純に、メンバー映像だけじゃなく、こうやってちゃんと俳優さんに出演してもらって、ファン以外の人にこの素晴らしい曲や7人の歌を存分に届くようにしてもらえてるのもやっぱり嬉しいですね。これはうちの家族(男性)も言ってるんですが、メンバーの姿だけだとちょっとみたいなファン以外の人もいるでしょうし、「ああ、この曲いいなあ、この唄いいなあ」とアイドルの楽曲だからという予断なしで捉えてほしいとも思いますしね。とはいえ、すでにファンの満足度の高いMVもある訳ですし、できることなら、ファン用のHuluバージョンもぜひ近いうちに公開していただいて、色んなモードでこの素敵な曲を楽しませていただけたら嬉しいです~。贅沢な言い分かもしれませんが、MVも幅が広い7ORDERになってもらえたらいいなあと思うのでした。