ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

需要と供給とチケットシステム

 さて~、いよいよDate withツアーも明後日から開始となりました。初日の立川公演は何度申し込んでも当たらないという凄い人気!、リセールも出てるって風の噂で聞いていても、全然見かけることもできない。立川は外れたんですが、今のところ熊本、1月大阪、2月横浜&代々木(大千穐楽)とまんべんなく当たっているので、そこまでの切迫感もなく(年のせいか、初日を何としても見たいという気持ちがなくなってきているという・・)、のんびりと構えております。

 まあ、立川はチケットもないしね・・と思ったところだったんですが、チケ流などのチケット転売サイトを見ていると、今(25日の午後3時)でも84件も立川のチケット出てるじゃないですか~。それも1万円程度の価格設定のものもあり、高額転売は許されるものではないですが、そのお値段だったら公式リセール出した方がちゃんと売れるよ・・なーんて思ったりします。武者修行ツアーの哀しい状況を再び見ているような状況です。立川のチケット全部が行きたい人に手渡ってるならともかくも、初日のチケットが欲しい人もまだまだいるのに(リセールの捌け方をみるとほんとに)、こんな風にチケットを買い過ぎた故に「余ってる、余らせている」状況を再び見ると、やっぱりチケプラのような本人確認がしっかりあり、譲渡がかなり難しい方法でのチケット販売を本当にやって欲しいなあと更に強く思っているところであります。
 しかし、一方で、今回は熊本から札幌まで全国21会場でのホール規模のツアー。そして、2月にはぴあアリーナと代々木体育館というアリーナクラスが控えていて、チケットに完売までにかなり余裕があるのも確かなのですね。現在、チケットぴあなどでは仙台、12月大阪、札幌の一般発売が行われていますが、大阪と札幌の一般発売はまだ余裕があるようですし、自分やツイッター民のぴあアリーナと代々木の当たり具合を見聞きしていると、全然余裕がありすぎるのでは・・という状況ではないかと思います。もし、このような、供給>需要の状況で、チケプラやったらチケットの売り上げはどうだったでしょう?。おそらく更にチケットの売り上げは少なくなっていたのではないかと私は考えます。例えば、現在のシステムだと、同行する人は自由に選べるので後からでも一緒に行く人をお誘いできるのですが(私も大阪で大学生の親戚を誘うことに成功しました~。7ORDER好きになってくれるといいなあ)、チケプラだとそれはできないですもんね。一人で行くと決めてる人以外は、まだ決まっていない誰かを誘って行きたい人などはどうしてもチケットを控えめに買うことになるのでないでしょうか。しかしながら、今回はチケットが沢山当たったファンが一緒に行ってくれる人をファンが探すという状況が起きてるように思います。ある意味、ふるーい時代の風景がここに再現されているという状況になってるようです。供給が需要をかなり上回っているようなので、転売サイトなどでも最前などを除き、目が飛び出るような高額転売はあまりみかけない気がします(いや、古巣のチケット転売状況をみると100近くチケット出品があるのに5倍以上の値がついててびっくりです。余ってるのに高値ってなんなんでしょう?)。供給数が多いとこんなにチケットの、価格も含めた転売状況が変わるのかと本当にびっくりしています。
 そういう二極分解をしたのが、今回のツアーのチケット状況だと思います。非常に高い理想を言うならば、ファンの需要を少し下回るくらいのキャパ供給で、チケプラのようなコンプライアンスが高いチケットサイトで売る。それが一番、今風のコンプライアンスの高い、フェアな売り方であり、商売の仕方なのかなとは思います。少しずつ人気に見合ったキャパを用意していくのが商売のセオリーかなあとも感じます。でもだからと言って、今回は明らかに一部の人気公演を除いて供給は需要を上回っている。そういう時にチケプラのようなガチガチのシステムを使う必要はないと思うのですね。昔ながらの、当日券でのお客さんをあてにしたり、ファンが頑張ってお友達を呼んだり、多ステして座席を埋めていくことを妨げないような方法もいいんだろうなあと改めて認識しています。もし、現状の予想以上に、この今、お客さんを呼びたいとすれば、ファンの力も借りてでもお客さんを多く呼びたいとすれば、かつそれでも供給を需要よりも多くしたいということを優先したいのなら、今の方法もベストではないけれど、今の売り方はやってよい方法なのかなあとも感じるのです。まだキャパに余裕があるのならこれからでもチケットを余裕で買うことができるので新規の人も入ってきやすくもありますしね。一人でもたくさんの人に今回のツアーを見ていただく、その方向でみんなが頑張る・・でよいのではないかと感じます。

 加えて、これはずっと思っていることですが、コロナ禍による経済的な案件があるならなおさらです。やせ我慢をするより、少しでも売上を増やして欲しいとも思いますしね。上を見ればきりはなく、高い理想を持ちつつも、今できることを、今やらなければいけないことを、現実的に考えて、総合的に見てリスクの少ない方法で「商売」をし続けていく。それも、自分たちで自分たちの道を切り開くための、一つのフェイズだと思うのですよね。どうか胸を張って、ガンガンお客さんをたくさん呼んで、ガンガン儲けていきましょう!