ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

TXT vol.2「ID」 もう少し書きたい

 舞台IDのこと、そして出演した萩ちゃんのこと、もう少し書いておきたいと思います~。このページは何度も更新していくかもしれないです・・。ともあれ、大好きな萩ちゃんがこの舞台に出演できて、多くの先輩方や、スタッフさんや、高橋悠也さん、色んな周囲の方に恵まれて、俳優として色んなチャレンジをさせてもらえことが嬉しすぎて、ありがたすぎて、考え出すと、ほんと胸がいっぱいになる日がまだ続いていたりします。本当に本当に素敵な時間をありがとうございました。

  • 舞台IDの一番好きな場面は、やっぱり ロールバック後からループに入る前に見せてくれる6人のAIたちが、その前の学習の成果か、かなりエモーショナルに新たな実験に対してやる気を見せてくれているところかな。東京千秋楽前ごろからはっきりと目に見えるようになった彼らの感情の進化。学級委員のポジティブな感情が溢れてる口調(オープニングのところの口調との違いのさりげなくもくっきりしたコントラスト)や、図書委員の右手に漲るやる気(突き上げたこともあったよね・・)は、わかりやすく「無意識下にある進歩」を感じさせるけれど、大阪公演では、美化委員が軽く踊っていたのを見つけてしまい、それも変化であるのかな。大千穐楽公演のこのパートの保健委員と広報委員の熱みたいなのも印象にとても残ったので映像化されるといいな・・。
  • 中でも、個人的にやられたのは、学級委員の口調が生徒会長への好意が溢れるようになっているところ。生徒会長の急な計画変更に「だって!」とか、それでも前に進もうとする生徒会長に「いいのか?」と言うニュアンスに信頼と愛情が溢れてゾクっくるくらいになっていたかも。ぞの前の二人の諍いとそして生徒会長の謝罪や強い悔恨は、彼に削除されてしまった学級委員にも伝わったのかもしれないなと。生まれ変わってるものの仲間への信頼は深まったのかもしれないなあ。大阪公演7月3日ソワレの「男にしよう」と気まぐれる生徒会長に、にこやかに「だって!」と周知する学級委員の語尾にめちゃめちゃ「はあと」みたいなものが滲んでいて、ヒッと声を出してしまってすみません。おそらく激情ゆえの妄想ですww(でもどうしても言っておきたかった)。でも、4日の前楽、大千穐楽ではそこまで「はあと!」じゃなかったから少しざんねんでした(本音w)
  •  大阪公演の初日は本当に前楽はこれまでの総おさらいといった感じで、昨日までの激烈な感情表現でもなく、でも東京初日よりはこの学習で得た感情や思いをしっかり見せてくれた気がしました。ある意味、これがテキスト通りなのかもと。一方でだからこその大千穐楽での感情の爆発も楽しみになったし、実際そうだったので嬉しかったですね~。この舞台のキーワードの一つに「感情のパンデミック」という言葉があるけれど、一方で、それよりも自意識であったり、自分とは何者であり、それを基に他者の存在を認識して、繋がっていくお話なんだろうなあとも。感情のパンデミックというキーワードを小野塚さんが担い、アイデンティティという言葉を萩ちゃんが担っていた。きっと他にも大切なキーワード(「美しい」もそうかもしれない)が埋め込まれて、その表現をあの登場人物たちが行っていると思うので、ぜひ早く円盤を手に入れたいなあと。

  • おそらく今回の舞台IDでは、比較的自由に演技を変更できる人とそうでない人に分かれていた気がするんですけど、ありがたいことに萩ちゃんが演じる図書委員は毎日どこか変化していく、そして感情の表出をどんどん強めて行ってよしの役だったんでしょうね。「自意識≠プログラム」のソロパートでは大阪公演では「否」の部分で歌舞伎の見栄を切るような大きな声や動作を入れてきたり、混乱してる部分で大きくジャンプしたり、本当に見ごたえたっぷりでした。そして、細かい部分での演技も更に工夫していて、大阪初日マチネでは、生徒会長と学級委員の諍いを見ていた図書委員の最後のセリフ「・・撃たれるよ・・」のタイミングと口調を変えてきていて、このセリフが彼らの今の姿からの推測ではなく、デジャビュでそれを見たことがある・・ということがしっかり伝わるようになっていたなあと。図書委員も要所要所で話のキーポイントを担う役であって、それを存分に発揮できるようになってきているなあと感慨深かったです。
  • 個人的にあんまりさっどちゃんの日替わりのネタの出来がよくない日に自分の観劇が重なったように思っていたんですが、大阪でいっこだけ当たりがありました(笑。本日のお題は「本」。国語辞書で言葉を調べるのが好きだと、「『恋愛』という言葉を調べてきて、メモを書いてきたので読みますね」と四つ折りにした紙を取り出す(ここでアンジは袖に捌けてしまう)。長々と読み上げた後で「(長すぎて)全然わかんない!悲しい」とプチ切れ。結構この自虐ツッコミ的ギャグ好きでしたねえ。あと、この日は、本人(萩ちゃん)が困ってるのを後ろで見てるジョー(崎山さん)が「萩谷慧悟が本当に追い詰められた時にはグレイテストショーマンの「This is me 」をかかる」とばらしていていたのも嬉しかったです~。

  • ひとまずの最後に。大千穐楽は2階席だったんですが、本当に最後尾のお席までぎっしり埋まっていて感動でとても嬉しくて。こんなに沢山の、おそらくはほとんど萩ちゃんのことを知らない人にあのお芝居を見てもらえてよかったなあと。その人たちの心の中まで届くといいな、あの演技が記憶に残るといいなあと改めて。そしてうちの運営の、お仕事であったり、ステージであったりを選ぶ時のメンバーひとりひとりにぴったりと、そしてその人の色んな意味での成長にぴったりのものを選んでくる目の確かさ。萩ちゃん出演の外部舞台全部そうなんだから本当に泣けます。7ORDERメンバーみんながそうなんでしょうが、持ってるポテンシャルどんだけあるんだろうと思います。萩ちゃんのあのセリフ回しとか体の動かし方とか、サッドとの落差とか凄いですもん。そして、今回見せてくれた24公演、すべての回で違う部分を考え見せてくれたところ。ほんと見ていて毎回楽しかったです~。舞台俳優としての発声とか運動神経とか体力とか瞬発力とか、少ない経験の中でもしっかり成長してくれているのを見せてもらって本当にうれしかったです。コツコツと自分の能力や仕事を広げて、目に見える形でその達成を一段階ずつ見せてくれる萩ちゃん。なんて応援のし甲斐のある子なんだろうと。どうか、この萩ちゃんのお芝居がまた次に繋がっていきますように。萩ちゃんのお芝居を注目してくれる方々が少しずつでも広がっていきますように。ほんとにただの一ファンは祈るばっかりですね(笑。

  • あ、そういえば7ORDERのYoutube動画で、おそらく東京千秋楽と大阪初日の前に収録したバラエティ動画があって、サッドちゃんビジュな萩ちゃんが見ることができる貴重なものになっていますのでシェアしておきます~。こんなぶきっちょで独特の感性をした子が、あんな演技ができるなんて・・本当に神秘の世界だなあと思いますので、もしこのブログを見ていただける方がいらっしゃったら、ぜひこちらも見ていただければと・・。

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