ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

舞台「PSY・S」とその後のことをもう少し

 萩ちゃんが舞台「PSY・S」で出演したディスグーニーの公式オンラインショップで、ブロマイドなどが発売になっています~。めちゃくちゃカッコいいブロマイドやアクスタも当然ありーの、東京公演では千穐楽しか発売されなかったステージフォトもあったりしますし、DVDも12月31日までなら公演期間の購入特典と同様のブロマイドがプレゼントされるとのことなので、この機会に予約されてみてはいかがでしょう?

disgoonie.shop-pro.jp

 そんなこともあったのと、まだ下書きに残ってることもあったりするので、もう少しだけ「PSY・S」のことを振り返っておこうかと思います。萩ちゃん自身の演技のことも書きたいですしね~。今まで以上に順不同になりそうなので悪しからず・・。

1.タイムパラドックスのこと

 リオンとタイムパラドックスネタについて、いくつか致命的に覚えてないところがあって早くDVDが見たくてしょうがない。あのリサさんモデルであった真のモナ・リザは時間旅行機によってルネサンスの時代に持ち帰られたんだったっけどうだったんだっけ?。それとも、ホームズの時代から入れ替わることになるのか・・・。リオンがタイムマシーンに乗ってきた理由の一つが彼女が描いたと思しき(彼女は自分がダ・ヴィンチと言っているけれど、その後否定してるような発言もあるけれど、彼女が描いたリサさんは真のモナ・リザだと思うので、やっぱりダ・ヴィンチなんだよね)カッシーナの壁画がその後どのような評価を受けているのかだったように思うんだけれど、それは彼が失踪した後のミケランジェロの名声が落ちてしまったせいなのかとか・・。

 だから、「私だけは覚えていたいの」、「私が覚えていなれば誰が彼を覚えていてくれるの」というあの印象深いセリフになるのだろうし、「言葉より大切なものってあると思うの」のくだりとか、「この絵は私にとって忘れないものとなった」とか、ことも考えたいなあって。普段、時間とという縛りの中で人は生きていて、その時間によって出会いも思い出も分断されてしまうことがある。時空の流れに消滅してしまうことだってある。その中で、奇跡的に出会って、時間を共有した者同士ができること、その「記憶の共有」がかけがえないものになるのだろうし、いつか未来に何かを生むのかもしれない・・・。

 12月2日と4日の7ORDERのファンミーティングで萩ちゃんが最後の挨拶で語ったのは、「時間を共有できることの奇跡」だった。そのことを自分たちとファンとの事柄として改めて大事なものと語ってくれたのはとても嬉しくて、彼の航海の手土産の一つだったのかもしれないなあってちょっと感じましたね。ともあれ、いかに自分が頭が悪いかの証拠を延々書いているけれど、そんな自分にも「考える楽しみ」を自然にたくさん与えてくれた素敵なお芝居でした・・。

2.時間を有効、大切に使うということ。

 西田さんご本人が「俳優をみせたい」とおっしゃっているように、素晴らしい俳優さんたちと彼らを活かしきった作劇の数々も少しだけ。こんなに色々と物語のことを語りながらも、最初にこの舞台の印象として残るのが、登場人物のことが全員すんなりと頭の中に入ってくることなんですよね。感想を書いていない方では、栗山さんのつかみどころのなさとどこか感られる心の不安。中島さんの可憐さと母性。伊藤さんの純真(初登場のシーンのあたりの教授への心遣いや敬愛が凄いの)。谷口さんの人間くささ(最後の教授のあがきみたいなのが本当に人間としてリアルだと思うのよね)。書川さんの彼の肩に確かに乗せられている「希望」とか(ホームズに「あなたは僕たちの希望(夢だったかも)です!」と手を振るシーンがあるんですけれど、これは彼に向けられた言葉なんだろうなって思うんですよね・・・)。全員が丁寧に描かれているし、その上でのケレンとか、例えばディ・マリアとルパンのWルパンとか、原作から歴史からアニメからドラマまで色んな要素をごった煮にして色々な見せ方をさせているところとか。

 何回か書いたけれど、この「俳優を見せる」ということと「物語を見せる」ということの両立は、3時間という時間があったればのことで、時間を十分にかけて、話を丁寧に語り、存分にひとりひとりの見せ場を作り、もちろんだれることなく話をまとめていくことで達成できたことなんだろうなって思う(いえば、もう少し語れる要素はあったたのかもしれないと思っているけれど・・)。公演時間2時間とかテンポの速さとか、それがお客さんのための配慮として半ば義務的になっている気もするけれど、その固定観念に縛られないということも大事なんだよね・・って改めて感じた舞台でしたね。もちろん、色んな制約(帰宅時間とかね・・)があるだろうけれど、この「当たり前の贅沢さ」を変えないでいただきたいなあって本当に思いました。

3.萩ちゃんの初めて

  最後に萩ちゃんのことを語ります。萩ちゃんが演じたコナン・ドイル。突き抜ける青空の高さを感じさせるような語りの明朗さ。手指の先まで、頭の先まですっと綺麗な形を持続できる美しさ。成長譚の素晴らしさ。可愛さも情けなさもカッコよさもある美味しい役柄。そんな素敵なドイルくんという役でしたが、今回は、萩ちゃんの初めてがたくさんあった気がします。

 その1.初めての女優さんと一緒の本格的ラブシーン:ダークアリスでも少し恋人との関わりがあったけれどやっぱり朗読劇だったので、しっかりとした演技での「人を愛する」というシーンを初めてみせてもらえて、本当に嬉しかったですね~。本当に愛情が深くて、ちょっと独占欲強くて、まだ周りが見えていなくって、まっすぐで、その分、めんどくさい愛ってのが凄くストレートで自然でよかったなあ・・。何より、メアリーを包み込む腕と手の温かさが伝わるような感じが素敵でした。本当に萩ちゃんの好青年は好青年のまっすぐな意地とエネルギーがあるから、特異な存在として浮かび上がれるのかなあってちょっと思いましたね・・。はー、こうやってだんだん大人になっていくんだなあ・・。

2.初めての本格的な殺陣:ルパンと一緒の大佐との殺陣シーン。がっつり一対一で、特徴的なフリもいれての見せる殺陣はこれが初めてかなあって思うんですよね。初日は、学校の授業でバリツをかじったという設定どおりのおっかなびっくりな振付だったように思って、萩ちゃんのキャリア的には面白い殺陣をつけていただいたなあって思たんですよね。でも、舞台に行くたびにドイルの強さが進化していて、低い姿勢での回し蹴りも鮮やかに、身体のキレも増してきて、純粋に頑張ってるけれどカッコよい!な殺陣になっていました(笑。それにしても、あのカッコいい燈さんとキレッキレの伊藤くんの殺陣と一緒に手合わせできたこと、本当に宝物の経験になったと思います~。ぜひ、今後も少しずつでいいから殺陣をやっていって欲しいなーー。今回みたいな組み合う殺陣が個人的に大好きなのでどうぞよろしくお願いいたします(と誰かにお願いをする・・)。

3.初めてのアドリブとギャグシーン:今回萩谷ファンの間で盛り上がったのが、初めの方のシーンで、ごみバケツに飛び込むシーンの成否。初日は成功していたのに、失敗委することも多くて、やっぱり萩ちゃんはちょっとぶきっちょという評判も立ちかけていたのですが・・・。でも、私が見た日には、とびあがってバケツのフチに数秒しゃがんで立つという離れ業も見せたり、定期的に、すんなり成功、片足をぶつけて失敗、ぶつけてから何とか入る、フチに立つ、を回していたんじゃないかとひいき目200%で見てしまうんですよね(笑。本当に、萩ちゃんのポテンシャルって謎だなあって、改めて感じたのでした。ほんと素敵。

4.初めてのジャケット姿:たぶん、こんなに素敵なジャケット&ハット姿のお芝居は初めて。そのブルベ夏系の萩ちゃんにぴったりの色合いのブルー(パープル)がかったグレーブラウンのジャケットが本当に似合っていました。本当に本当に素敵でした。明るいブラウンの髪。綺麗な綺麗な肌の透明感。萩谷慧悟くんは本当に綺麗でした。自慢の自担です。

5.初めての「大好き」:萩ちゃんが初めて会ったばかりの人たちを、こんなに愛して、大好きになって、舞台が終わることを嘆いて、いとおしんだのは初めて。その大好きとブログにも書いていたディ・マリア役の鈴木勝吾さんがこの舞台の感想を書かれていたので、貼っておきますね。

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 こういう人たちと、こういう思いと一緒に萩ちゃんは闘ってきたんだなあって、胸にどーんと大きな穴が開いたようでした。一つ一つの舞台に、一つ一つの仕事に、どんなスタンスであれ、自分の存在をかけていく人たちに出会えたこと。仕事を全うするだけではない、お客さんのことを考えるだけでない、何か純粋で大きなものに身を投じていく経験ができたこと。だからこその萩ちゃんの「愛」だったのだと思いました。外にでて色んな人に色んな世界や考え方に出会っていくこと、それこそが今の萩ちゃんの、そして7ORDERのメンバーが今ここにいる意味なんだろうとつい思ってしまうのでした。

番外.ワーカー警部・洋二郎さんとの対決シーン:このシーンも本当に忘れられないシーンです。本当にものすごい勢いで、ボケ倒し、舞台をひっかきまわしていくワーカー警部が唯一と言っていい程、まっすぐに、愛情を持って、別の登場人物に向かい合うシーンなんですよね。それが、まだ幼いと言ってもいい程のドイルに対してで、なんやかんやと生き抜いてきた人間の、だいたいどんなことでもOKになってきているけれど、どうしても守らなければいけないものを見せてくれるシーンでした。ここでの人間をかけた洋二郎さんの演技に、真正面から向かい合い、そして自分の意地を見せる萩谷・ドイル。本当にありがたく、素晴らしいシーンでした。

 そんな経験をしてきた萩ちゃんが7ORDERのコントでどう見ても洋二郎さんの圧にしか見えないお芝居を見せてくれたこと(もうもうギャグシーンなんですけれどね)は、きっと勝手に一生語り継ぐのかなと思います。本当に素晴らしい経験を垣間見せてくれてありがとうございました。こうやって書いていると、次々と舞台のシーンが浮かび上がってきます。まだまだロスは続きそうですが、これにていったんの感想文終了とさせていただきたいと思います・・。

ヒプステに行ったよ~~

 7ORDERのメンバーである阿部顕嵐くんが出演するヒプステに行ってきました。高野くんファンのご同輩と一緒にそれぞれのファンクラブで2回(20日:中後列サブセンと26日:中列センター)。その後、当日引き換え券で1回(28日:2階席)、都合3回行ってきました。その方と最初はメインの推しはそれぞれ他にいるし、チケット代も高額だし、1回だけね・・って言っていたんですが(今となっては大笑い)、それぞれのFC枠が当選して2回となり、1回見て本当に面白かったのでえいやっと1回増やしました。チケット代のことはまた後で書こうと思いますが、個人的にはとても満足感の高いステージでした。もう次のシンジュクVSシブヤも行こうと思っていますもん。そして、叶うことならば今回の山田家とMTCのメンバーがそのまま続いて物語の大団円にたどり着くようにお祈りする毎日となっております。

 ヒプマイについては巨大コンテンツとしか知らず、配役が決まった時の逆風の強さにドギマギするという全くの素人。特に予習もせずに臨んだので大したことも言えないのですが、新しいエンタメを見せてもらえてほんとうに楽しかったことを、知能指数が足りてない中ですがw、簡単にメモしておこうと思います・・・。

①質感のよさ

 みなさん書いていらっしゃいますが、そこここにこだわりの感じられるステージでした。まずは曲がよい!。主題歌も、3ディビジョンの曲も、どれも馴染みやすくてかつ今のヒップホップを感じられるもの。あまり馴染のない自分のような人間にとっては素晴らしい入門編だったのかもしれません、どの曲も好きですが、イチカズのデュエットバラードは背景の美しさもあって本当に素敵でした。それが音源化されていないのが、本当に残念。加えて、お腹にずんずんくる音響のよさ。思わず足がステップを踏み出すような音の伝わり具合はライブハウスでもあるステラボールのポテンシャルを活かしたものと感じました。

 更に、ポテンシャルと言えば、その横の長さを活かしたプロジェクションマッピングの面白さと美しさ。背景もですがRAPで大事な歌詞を伝えるという意味のあるプロジェクションマッピングが全面使われているのホントに楽しかったです。また、誰もが絶賛するダンサーさんたちの素晴らしさ。超一流のブレイクダンスをふんだんに見せていただけて、ブレイクダンスってこういうものかって初めて少しですがわかった気がしました。

 手間とお金をかけてきちんと細部までこだわって作られたステージ。でも、気取っていなくって、誰でも馴染んで楽しめるステージ。そこがすごく良かったなあって思います。一生懸命働いたその夜に、あんまり頭をつかわずに、でもしっかりと楽しめる、一日の疲れが吹っ飛ぶ、そんなステージだなあって思いましたね。

②キャラクターとストーリーのこと

 今回、イケブクロ、ヨコハマ、アカバネの3ディビジョンが登場したのですが、しっかりした主人公たるイケブクロ、敵役なアカバネ、そしてジョーカー的なヨコハマっていう構造がわかりやすく、すっきりと構築されていて、そしてそこにシンプルだけれどしっかりした感情があって生き生きとしたストレートなストーリーがすっごく心地よかったです。複雑なことは何もないけれど、必要なことは、伝えるべきところはちゃんと伝わるそんな脚本だったと思います。わかりやすいけれど、ヒプマイ知らない人間でも、本当の黒幕がいるな・・とか伝説のチームのこととかすんなりはいってくるのは秀逸だったなと。

 あと、ストーリーがシンプルで多くを語らないからこそ、キャラクターの人間関係が俳優さんの演技によってちゃんと伝わるなあって。自分は顕嵐くんびいきなので、どうしてもヨコハマの3人に目がいっちゃうのですが、もう1回見ただけでも、ステージ外のストーリーをめちゃくちゃ語れてしまいそうなんですよ。もちろん「俺の考えた最強の・・」って奴ですけれど(笑。ジュートとリオウがなぜサマトキと一緒にいるのか、なぜ彼を守りたいと思っているのか、凄くわかるような気がしたんですね。原作の3人はそういう関係でないかもしれけれど(開き直りw)、ステのサマトキには守るべき何かがあって、それを感づいている二人がその彼を守ろうとしてる・・そんな図式がめちゃめちゃ伝わってきたんですよ。その「核」が3人の俳優さんが、そんなセリフはひとつもないのですが、しっかり演じてくれていた・・と思いましたね。
 一方で、イケブクロもやっぱりジロウとサブロウが一生懸命ストレートにお兄ちゃんを守ろうとしてる。そこがもう可愛くってですね。すっかりおばちゃん目線ですけれど、応援したくなるという。そして、イチロウの背伸びした父性がまたけなげなんですよね(個人的には未熟な短慮なとこが少しあるのが今後の成長を思わせて好きでした)。あの背伸び感を高野くんが体をいっぱいに使って演じている、舞台の中心として立っているのが凄いなあって思いました。めちゃめちゃ体力がいる演技だなあって感じましたね・・。そして、もうもうスキルフルなアカバネ。岸本くんの歌、本当に素晴らしかった~。RAPの闇もデュエット曲の切なさもどっちも素晴らしかったです。そして、3人の組み合わせがね、闇のアンチヒーロー、腹黒いピエロ、そして暗黒思考のマッドサイエンティストって最高じゃないですか!個人的には手に職のあるキャラクターが好きなのでケンエイさんにはまたどこかで活躍して欲しいですし、アカバネの出番がまたあると信じております~。

③顕嵐くんのこと

 さて、3回見た中で、贔屓だからかもしれませんが、一番、演技が変わったなと思ったのが顕嵐くんのサマトキでした。20日に最初に見てから、26日に2回見て、本当に変わったというか、サマトキと中の顕嵐くんが融合して一体化したなあって感じたんですよね。表面的には、サマトキが色んな局面で「笑顔」を見せるようになったことになるでしょうか。ヒプノシスキャンセラーを押す時も20日は顔を下に向けたまま押していたのですが、26日の時には正面を向いて「ニヤッ」っとして、そしてどこからか嬉しさのようものをにじませてスイッチを押したんですよね。イチロウとの小対決の場面でも、罵詈雑言を浴びせているのにどこか楽しそうで嬉しそうで、言えばツンデレなんですけれど、その「嬉しさ」が彼の奥底にある欠落を埋めるというか存在理由みたいなもの・・そこが凄く伝わるようになった。そして、よりサマトキのキャラクターが生き生きと、このステージに立ちあがってきたと感じたんですよね・・。28日に見たサマトキは更に自在にその舞台で生きていた・・と思いましたね。
 RAPもお芝居もダンスも25公演毎日のように続けて錬成されてきた顕嵐くんのサマトキ。うなぎ上りとなった評判も含めて、本当に得難い経験をされたんじゃないかなあって思います。前回書いた7ORDERのファンミーティングではその経験の中で得てきた自信みたいなものをすっごく感じました。本当にエポックメーキングになるかもしれないなと、他担ながら思った次第です。
 あと、顕嵐くんのサマトキで印象に残ってるのは、客席をずーっと見やる時の目線から感じる「愛情」みたいなものでした。本当にステージの端から端までずーっと見やるんですよ。決してそこで笑顔になることも、荒ぶることもないんですが、自分のシマに住まうの人々を丁寧に丁寧に見ている・・そんな感じがして思わず「親分、一生ついていきます~」って心の中で叫んでいました。個人的には、最後の「ニコッ」よりも、この目線が痺れました。あー、行ってよかった・・・。
 そして、MTCのハンドサインを掲げる時の腕の角度、そしてそれに続く手と指の美しさ。それがどのステージでも全然ぶれない。お顔が美しいだけじゃない、形の美しさを持った人だなあって改めて思いましたし、それはきっとジャニーズJr時代にトラジャで培ってきたものが彼の体の中に落とし込まれて地下水となり、今、泉となって湧き出している・・そんな気がしました。いや、ほんとちゃんと繋がってるなあって改めて思いましたねえ。 

④チケット代のこと
 
さて、最後にチケット代18000円についての感想を。確かに他のステージと比較して高額だし、いらないグッズもあったり(Tシャツとパスケースw)、リピートするたびにそれが増えていくのはいかがなものかと思いましたね。グッズとして付けていただけるなら、応援で必要なリングライトにして欲しかったとリングライト難民は切に思いましたよ。
 ただ、ひとつ思うのは、今回のヒプステというかなり新しい試みのステージにこのクオリティを与えるために、そして適切な収益をあげるために必要な18000円だとしたら、それは妥当な価格なのかも・・と思うことができた気もします。実際のところ、収支シートを見ている訳でないので、なんとも言えないのですが(笑。新しい技術、腕のあるアンサンブルさん、そして素晴らしい楽曲、それらには当然お金がかかる訳で、それをチケット代に乗せるのは全然間違ってはいない。もちろん、そのチャレンジがお客さんが受け入れられないことも当然あると思うのですが、自分たちで質が高く新しいものを作り上げるためにチケット代を上に引き上げる・・ってのはアリなんじゃないかと感じた次第です。グッズを売って儲けを補てんする方針よりはずっといいと個人的に思いますw。

 もちろん、そこにはお客さんの厳しい目や売り上げが待っている訳ですし、当然たくさんステージに行ける訳ではなくなるというファンにとって寂しい状況になるのではありますが、「今の当たり前」を超えるチャレンジをすることは決して悪いことではないと思うので、これからももっと面白くてエキサイティングなステージをつくるために頑張っていただきたいなあと思うのでした。

「7 no ieeeeeee!」ファンミーティングに行ってきました

 サイコー×サイコーだったヒプステの感想がまだ書けていないんですが、行ったばかりの2019年12月2日に行われた7ORDER "FUN" meeting 「7 no ieeeeeee!」の感想を先に書いておきますね~。このファンミ、メンバーの個人のお仕事が群雄割拠し怒涛の進行の中、顕嵐ちゃんのヒプステ大千穐楽翌日というの時空ポケットみたいな日程で急遽決まったたように勝手に思い込んでしまい、比較的期待度はそこまで高くなかったんですよね。年内に7人一緒のところを見ることができるだけで御の字というか、今、忙しい7人がそろってるところを見せてくれるだけで本当にありがたい・・くらいの気持ちで臨んだ方がいいだろうなあって思っていたんです・・。

 ところが、このファンミ、楽しいっていうだけじゃなくって、とてもとても大事なファンミになりました。そのポイントをあげると、その1:「家」をテーマにして、メンバー同士の絆、メンバーとファンの絆を改めて確認できたこと。その2:最初、7人が出てきて「7ORDERでーす」と言ってくれたこと(大阪の千穐楽公演では安井くんがLove-tuneですとうっかり言ってしまったとのこと。地続きってわかってそれも嬉しかったですね。どっちも素敵なお名前で大切にして欲しいな)。その3:安井くんをはじめ彼らが「これから長い付き合いになる」って言ってくれたこと。その4:上の4人もだけれど、下の3人もしっかりファンへの熱い思いを語ってくれたこと。その5:ファンへも「自分のペースで応援していけばいい」、「気が向いたら遊びに来て」と言ってくれたこと・・になるでしょうか。これからの7ORDERや彼らとファンとの基本の姿勢を示してくれたポイントがが5つもあったという、とても大事なファンミになりました。5月22日に7ORDER projectが発足し半年を超えた時点でのこのステージ、Love-tune時代から見ても、大きな節目になる気がしました。そんなファンミ、東京公演昼・夜公演で覚えていることを簡単にまとめておきたいと思います。

①大雨のこと。

 2日からは朝から大雨。10時からの物販に並んだ方も、12時からのロビー展示並んだ方も、そして14時からの開場に向けての整列時も、叩きつけるような大雨になりました。豊洲PITは開場前に雨がよけられるスペースがほとんどないので、ほんと大変でしたけれど、トラブルの声もそれほど聞こえずよかったです。雨男がいるということなのでファンミの中でも話題になりましたけど(笑、ぜひ一度、レインコート(雨合羽)をグッズとして作って欲しいです。私はポーチひとつという少な目荷物で足元は防水の革製パンプスで大き目傘を持って行きましたが、傘の大きさもあってか比較的被害は少なくすみました。防水の靴と適切な上着、厚からず、薄からず、雨を通さず、脱いだら片手で持てるくらいのものがあるといいなあって思いました。ちなみに豊洲PITにはおおむね傘置き場がありません。あるのかもしれないですが、入場後の場所取りの中、傘置き場を探す暇はありませんので、何かしらの工夫が必要ですw。

 そんな大雨だったので、12時から物販に並んだ後は、ゆりかもめ豊洲豊洲PIT周辺には飲食店はありません)に戻ってご飯を食べたり、パン屋さんで時間をつぶすことにしたので、ロビー展示やフードをほとんど経験できなかったのが心残りです。体力勝負のスタンディングなので、しょうがないとはいえ、もったいなかったなー。とまれ、色々と勉強になりました~。

②新マスコット誕生。

 7色のマントをまとう赤ちゃんの7ORDERの公式新マスコット「オダちゃん」が登場しましたよ!

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 めっちゃ楽しいヤツだよ~。。胴体がぐるっと回るし・・。C&Rで会場めっちゃもりあげてくれるし・・。そして、会場に行った方はご存知だと思うんですけれど、Love-tune時代のマスコット、ビートくんと同じしゃべり方なんだよね。声も本当に似ていて、生まれ変わりかなーって思っちゃうくらい。常々「前世」という言い方が好きでない私なのですがw、この子に限っては「生まれ変わり」と言いたいなと。今回も長妻大先生が描いてくださったそうですよ。帝王切開して生んだそうです。オダちゃんも言っていたけど、「長い付き合いになると思うからよろしくなー」です。

③ 今回のプログラム

 OP(1234567を唄う)⇒ラジオ&ゲーム&カラオケコーナー⇒コント⇒バンドライブで1時間45分くらいでした。7色のパーカーを来たメンバーが登場し、まずはOPではさっそく先日のイケダンイベントで披露された「1234567」を唄ってくれました。本当にオープニングにぴったりの自己紹介RAP。またね、あらんちゃんがその時よりも100倍くらい上手くなっていて、さっそくヒプステ効果が表れているなあって思いました。本当にP.O.P.さんありがとうございました。豊洲PITはフロアの横の壁にもディスプレイがたくさん並んでいて、夜の公演では遅番だったのでその近くに陣取ってビジョンをじっくり見ていたんですが、7人のお顔のアップが多くて「ああ、お顔が綺麗だなあ」の連呼で凄くよかったですね。コタツに座って伏し目がちでしゃべるながつのお顔がことの他綺麗だなあって思ったし、夜公演の萩ちゃんは1234567でほんとカメラ目線、カメラに指差しビシビシやっていて、そういう姿本当に久々だったから、本当に嬉しかったです。

 さて。トークコーナーではまずコタツ3台からなるセットが登場。並びは(やすもろ)(はぎれおあら)(さなみゅ)でした。もうね真ん中の年下組が本当に可愛かった。ハナタレナックスが大好きな私は、7人でずらっとまったりトークする姿が本当に好きなので、今回のように7人でコタツに入る姿が見れたのが嬉しすぎて、そこでもう成仏できた感がありましたね。更に、次々と襲ってくる成仏ポイント。まずは、安井くんが司会でラジオコーナーがあって、この後FCサイト内でも配信されるらしいですけれど、久々の安井くんの話の取り回しぶりが聞けたのが素晴らしくって。安井くん、ラジオの時にはメンバーにも色々と厳しいところがまたよくってね。さなぴーに「なんでそんなにうまいの?」と振られたりして、本当にナイスつっこみ。懐かしい思いも蘇ってきましたね。大阪公演では安井くんが7ORDERにラジオのお仕事が来た時にもみんなちゃんとできるように練習しておきたい(みたいに)言っていたそう。その時を楽しみに待っています~。

 そして語られる様々なお話。メンバーの実家を一通り訪問したれおれおが語る居心地の一番いい家(萩ちゃんち:ウッディな屋根裏部屋で色んなものがある。萩ちゃん曰くおもてなし力が高い)と落ち着かなかった家(安井くんち:豪華で緊張。花瓶を割ってしまいそうな雰囲気)のお話もよかったし、もろちゃんの名前の次点は何かのお話もよかったなあ。ちょっとプライベートが見えて、しかもそのタレントさんの感じ方とか人となりがスマートに聞けるお話が多かった気がします。個人的に一番ヒットだったのは、安井くんのらぶ結成前後のお話かな。安井くんがまださなぴーを「真田くん」と呼んでいた頃、安井くんちにやさなぴーがやってきてジャケットとデニムのまま、安井くんのベッドにどーんと横になって、安井くんが「発狂しそう・・」と思ったというそのお話です・・。あーー、ほんと貴重なお話ありがとうございました。

 そして、ゲームコーナー。スマブラ(初めて知ったのです、私はw)で対抗戦をする彼ら7人。これが本当に楽しくって!。ゲームしてる彼らも見てるファンも一緒に盛り上がったんですよねー。ピンとこなかった人もいるみたいですけれど、想像以上に森がっていた気が。あらんちゃんが本当にうまくて、今まで知らなかった面が見れましたし、東京のお昼では、そのあらんちゃん無双の予想を覆し、さなみゅはぎが勝ったので更に異常に盛り上がり、負けて悔しいあらんちゃんが反省会をすると言った一幕も。翌日のストーリーであがっていた凄いプロっぽいゲーマー姿のあらんちゃんも見ることができてほんとによかったです。そして、勝者グループにはカラオケのご褒美。そこで見える普段の7人の姿が本当に微笑ましくって、アイドルバラエティ大好きの私は本当に楽しかったですね!

③コント「七小田家の人々」

 今回のファンミの目玉はなんと言ってもモロちゃん作・演出のコント「七尾田家の人々」でしょう。20分くらいあったのかな?。いつものステージとは違うコンテンツ。これこそファンミならではの醍醐味と思うんですよね。ほんとジャンボリー(オフィスキューのファンイベント)だなあって思いましたね。モロちゃんはジャニーズJrの頃からコントをずっと書いて演じているんですけれど、更にその才能がパワーアップした気がしました。自分を含めた7人のキャラクターを生かした脚本。安井くんとさなぴーの夫婦入れ替わりのネタも面白かったし、れおれおの中二病キャラやみゅーさんのビン底メガネの秀才キャラが後でも話すあらんちゃんのヤンキーキャラとRAP対決をするのもめちゃめちゃ面白かったですね。ただ、今回はモロちゃんが狂言回しの役柄だったので、次の機会にはモロちゃんが凄く似ていると思う音尾さんの不世出のキャラである後藤利喜男さんみたいな出落ち上等の濃いキャラをやって欲しいです!。

 モロちゃん天才だなあって思ったし、この才能も大切に育てていってもらいたいなって思いました。ちょっと話はずれますけれど、7ORDERメンバーの才能の多彩さを見ていると、ひとつのパフォーマンスに彼らを留めないで欲しいなって私は思うんですよね。7ORDERのライブももちろん好きですし、今一番見たいものと言ってもいいくらいですけれど、それだけじゃ物足りない。彼らの俳優としての才能も輝くものだし、歌やダンスも優れている。もちろん、バラエティだって!。彼らが少しずつ見せてくれる様々な才能をうまく育てて欲しいなあって、繰り返しになりますが思うんですよね。そう思うのも、彼らが個人で出演するステージで培ってきた獲得してきたものを、ちゃんとこのステージで垣間見せてもくれて、よりコントを面白いものにしてくれてるからなんですね。

 あらんちゃんは不良でラップをするという役だったんですけれど、ヒプステのサマトキさんっぽさをそっくりそのままっていうんじゃなくって、サマさんをベースにまた面白いちょっと抜けたキャラを作ってきてくれました。ヒプステの舞台でひとつ型を掴んでステージで自在に出せるようになった気がしたんですよね。ステージで繰り返し経験を積むことで、きちんとキメてくるというか。動作の止め、払いがしっかり決まるようになって、見栄えするパフォーマンスになった気がします(上から目線ですみません)。自信もすっごくついた感じで、舞台での存在感がめちゃめちゃ増したような気がしましたよ!!豊洲の夜の最後には、最後はける時にあらんちゃん投げキッスで会場に黄色い歓声が沸いて。これもぴプステでの経験で、完全にコツを掴まれた感もあった来あしました。それを7ORDERのステージで見ることができて、本当に嬉しかったですね。

 一方で、萩ちゃんの戦場カメラマン。めちゃめちゃ圧の強いキャラで、ズカズカと歩いて出てきた途端、「ああ、洋二郎さんんん!!」って思いましたね。自前のサバゲーの服だったのでヒプステの理鶯さん味もあったんですけれど、中身はディスグーニーの舞台で胸を借りさせていただいた村田洋二郎さんのように思えて、こんな風に萩ちゃんの中に伝わっているんだなあってやっぱりしみじみししましたね。れおれおが段ボール工作の剣であばれるガツマレオというキャラクターだったので、れおれおが次回出演させていただくディスグーニーのデカダンス見に行った初乗船のファンの人たちが、「あれ?なんだか見た気がする、この圧と段ボール芸、知ってる気がする」となってくれたいいって思いましたね(笑。もひとつ、萩ちゃんの成長ということで言うと、夜のコントの戦場カメラマン、さなあら夫婦をぐるぐる回って連写した後、床へ飛び込み前転2回転してからまたカメラを向けてて、めっちゃカッコ良かったんですよ。これも、ディスグーニーでの殺陣錬の成果がここにでていた感じありましたね。外部の舞台での経験、本当に尊いなあってつくづく思ったコントコーナーでした。

④バンドコーナー

 さて、最後はバンドコーナー。曲目は、Break it!→タイムトラベラー→LIFE→シャボンフラワー。そして、アンコールにBOW!!でした。ダンス曲も見たかったですけど、7人そろってのリハもそうはできなかったようですから、仕方ないかな・・。一方で、定番曲をもっともっとうまくやるっていうことに専念しているようで私は好きでした(って、普通のバンドってミニライブだったらそうそう曲目変わりませんぜ。古い人間だからかもしれないですけど)。そのせいか、バンドもますます上手くなったなーってめちゃ実感して。特に、萩ちゃんのコントロールの仕方が凄かったなって。演奏もよかったけれど、ステージングもよくって。今回、ずっと下手だったんですが、本当にメンバーが入れ代わり立ち替わり来てくれている感じでまんべんなく7人のメンバー見ることができて楽しかったたですね。フロントマンたちの間隔もいいし、凄くプロのステージ見てる感ありました。一部に、萩ちゃんのシンバルで見えないっていうご意見もあったようですが、なんと萩ちゃん新たなドラムセットを構築してたと萩ブロで報告されていましたよーー。

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 音もちゃんと追及して欲しいし、その中でもっと見やすいようになれば嬉しいですね~。本当に萩ちゃんがドラム叩いているお姿もカッコいいので(背筋がしゃんとしてますます男前度あがりましたよね!)どちらも両立できるよう、ゆっくりでいいので頑張ってね~。そして、バンドといえば、さなぴー。大阪の公演で、さなぴーの2曲は一人でもやっていく覚悟で作成して配信したんだとおっしゃったそうです。でも、ツイッターで書いているように「みんなで歌えること」を願っていたとも。それが、こんな風に叶って嬉しかったとおっしゃってたそうです。やっぱり色んな大変なことを乗り越えてのこの1年間だったんだなあ・・それが今こうやってみんなで笑顔でファンミできている・・本当によかったなあって改めて思いましたね。

⑤まとめ

  さて、長々と書いてきましたが、そろそろまとめを(いや7000字超えになるとはおもってもいなかった:笑)。今回、「FUN MEETING:」と銘打たれてましたが、ほんとにちゃんとしたファンイベントだったですね。これまで書いてきたように、トークあり、長いコントあり、盛り上がるライブありだったのももちろんですが、年下組のトークやスピーチも本当にしっかりとアピールできるようになってきたのが印象的でした。ながつは東京の夜公演で「どんな雨の時でも自分たちが大きな建物になってファンのみなさんを守りたい」って言ってくれたし、あらんちゃんは「この7人で一緒にいられることが本当に幸せ」みたいなことをいってくれたし、萩ちゃんも「時間と言う流れの中で、自分たちと一緒にいることを選んでくれたこと」への感謝を熱く述べてくれたし。これって、これまでにないことなんですよね。本当に7人そろって責任感とかやる気みたいなものを表にだしてくれるようになった気がしました。

 ダンス曲がなかったのは上海との差別化もあるだろうし、7人そろう時間もなかっただろうし。きっとダンス曲でがっつりお金を稼ぐ気でいる気もします(笑。ともあれ、演劇舞台、ライブ、ファンミ、ファンイベントときっちり力点とか色合いを変えてきていて、そこが見ていて本当に楽しいんですよね。トータルで7ORDER projectを見る楽しみっていうのが確かにある気がしました。そして、メンバーが全員揃わず、かつリハ3日間でこの仕上がりだから、仕込みや準備の手筈が整ってきたのかもしれないなって、なんだか先が見えてきた感じがしましたね。

 そして特筆すべきなのが様々な場面でみせてくれた「柔軟性」。グッズは売れ行きがよかったら追加生産して通販してくれるとか、フードも東西違うものにするとか、イベント本体の内容も色々と今現在のお仕事タイムリーにいれてくれるとか、色んなファンへそれぞれに向けた発言してくれるところとか、小所帯ならではの機動力がいい方向に動いているな~ってすごく感じました。カレンダーの発売自体もそうでしたね~。ジャニーズのような大手事務所ならではのスケールメリット活かした低価格とか、安定した会場をきちんと押さえることみたいなところことはまだ難しいけれど、今の状況を自分たちで把握できてて(お金のこととかね)、自分たちで決められる強みがあるなーって思いましたね。もちろん気を付けないと、経営基盤弱いだろうから赤字を出したら大変だろうし、その影響も大きいだろうから、できないことはできないで、無理しないでゆっくりと進んで行って欲しいですけれけれどね。

 そして、安井くんやメンバーの口から出る「7人」っていう言い方がよかったんですよ。グループという言い方じゃないけれど、でもその「7人」でないといけない感があって、そこに彼らの目指したいものがあるのかなって思いました。あらんちゃんが7人でやれたことよかった、幸せだみたいに言ってたこと、そして大阪でのさなぴーのお言葉。彼らの思いも尊いし、この7人を待っていてくれた、7人として活動して欲しい人が、ファン以外にも少なからずいたってことも更に大事なことなんだろうなって感じました。これは、本当に凄いことで、その周囲の皆さんの気持ちもファンとして応えたいなって今、凄く思っています。
 今回のファンミで初めて、この7人のイベントに来てくださった方もいらっしゃように見えましたが、そういういわゆる新規の人が楽しいライブだったらよかったなって思います。よく新規と古参とかいいますがどこで区切れるっていうもんじゃ全然ない。彼らひとりひとりの前歴って凄く長かったり多岐にわたっているから、ファンの頭の中は凄く多様だと思うんですよね。それこそ10年以上前から色んなタイミングで色んな形で「好き」が始まってるから、彼ら7人への、Love-tuneへの、7ORDERへの思いも、ファン一人一人で違うんです。だから、これは私個人の意見ではありますが、ファンはすべて永遠の新規ということでいいんじゃないかなあとも思うし、これからこそが大事な時だと、このファンミで強く強く思いましたね。

 はーー。’2019年の7人のステージはこれで終わりなのかな・・。豊洲、大阪と素敵なファンミ、ありがとう!!でも、12月30日のイケダンMAX特番でまた7人に会えるといいなーー。本当に豊洲と大阪の2日間ありがとうございました!

舞台「PSY・S」へのひとりごと

 謎は外から見やって解くものではなく、謎は自分の力で解決するもの。そんなことをとても感じたお芝居だった。推理ものではあるけれど、その内容は未熟な若者たちが、自分自身の存在と意思を持って世界を切り開き空に飛び立っていく物語がその中心であって、とてもよくできたアイデンティティー探しの物語であった。17年前に作られた物語は、おそらくその時の作者たちの思いのまま、若者が大空に飛び立とうとする思いをそのまま宿して、今の若者たちのところに、この物語を、今、必要とする若者のところに再び戻ってきた。エバーグリーンの命を宿した物語を見ることができて、本当に幸せだった。

 まだ少年の面影を残したコナン・ドイルが文通中の恋人からもらった一通の手紙には「あなたは誰?」と書かれていた。愛と自我の崩壊の危機に慌てふためく若者が寄宿学校という閉ざされた世界から、大都会であるロンドンの町に赴いていく。娼婦、警察、タイムスリップしてきたルネサンス人、稀代の怪盗、変人奇人、そして真の犯罪者。出会う様々な人たちはいずれもその存在に謎を秘めている。まるで歌舞伎の物語のように、ほとんどの登場人物が「実は〇〇でした」を隠し持って、自分の本当の姿を探し求めている、そんな物語でもあった。そんな人々と正面から向き合い戦いあっていく中で、彼は「真実というもの」を知る。そして、舞台のクライマックスで、因果な運命の中記憶を失ってしまった恋人にむかって、真正面に向かいあうことを決心した彼はこう言うのだ。「私の名前はコナン・ドイルです。あなたを愛するコナン・ドイルです」と。

 この言葉は彼の自分はこういう人間であるという世界への宣言であると同時に、何より記憶を失いかけていた恋人の手紙に書かれた「あなたは誰?」に正面から向き合うことを示すものであった。不幸な経験により「記憶を失くしてしまった」彼女をそのまま受けいれることを心に決めた青年は、ひとつ大人の階段を上った・・そんな風な物語のように私は感じた。そのまっすぐな姿が、時空の迷子になりかけた二人を救い、物語にたくさん散りばめられた無償の愛を成就させ、残酷な執着愛に翻弄されそうになった天才を力づける一つの鍵となったように思う。というよりも、それらの愛は、単純な原因と結果でなく、それぞれの愛がそれぞれの原因となっている、そんな相互作用的な因果の曼陀羅のようにも見えた。

 そんな風にこの物語は、人の成長のとても基本的なところを丁寧に描いている。そうういうエバーグリーンな、いつでも、何度でも演じられるべきお話であったなあと改めて感じたなあ。そして、萩谷慧悟という駆け出しの俳優が、新たな世界に飛び立っていこうとする彼が配置されたことに、彼のファンとして、この舞台に関わってくださったすべての方に心からお礼を申し上げたい、そんな感謝の気持ちでいっぱいになるのだった。最後に、先輩方のお言葉の続きを貼らせていただきますね。本当にありがとうございます。 

 

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 物語への深い愛情がいっぱいにつまったお言葉ありがとうございます。きっともうちょっと書くことと思います。

舞台「PSY・S」全公演終了、お疲れ様でした。

 2019年11月25日。全18公演に及んだDisGOONie第7回公演、舞台「PSY・S]が幕を下ろしました。劇中のリオンの台詞にあったように、このお芝居は「私にとって忘れられないものになった」でしたし、再び「言葉より大切なものがある」ことを実感した舞台となりました。素晴らしい舞台の先輩たちに囲まれて、奮闘した萩ちゃんこと萩谷慧悟くんのコナン・ドイル。ずっと泣いていたというファンの皆々様のレポを聞くにつれ、手ごたえのある素晴らしい経験だったようで、1ファンとして本当に嬉しかったです。あの萩ちゃんが舞台で泣いてしまうというお姿を聞くことができるとは・・。萩ちゃん本来の、そしてこれからの萩ちゃんの姿の可能性がそこに現れていたのかなあと感じました。

 そして、更に、大千穐楽後の、演出の西田さんと谷口さんのツイートがまた嬉しくて。

 西田さんのツイートにはドイルのお写真が、谷口さんのツイートには「萩谷慧悟」のお名前がくっきりと記されていて更に涙があふれてきました。本当によかったです。この舞台だったからこそあった、萩ちゃんの活躍。まだまだこの物語とドイルを演じた萩ちゃんのことを考えていこうと思っているところです。本当にありがとう、ディスグーニー。また会おうねーー!!

 そして、大千穐楽が終わった夜半。萩ブロも更新されました。

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 本当に心から楽しかった様子が、「大好き」と公言できる人々と一緒にお仕事できた、お芝居できた喜びがブログから溢れていますね。あぁ、大阪公演行きたかった~。ディスグーニーと言う素晴らしい船の上で、素晴らしい先輩たちと一緒だったのも喜びの大きなところでしょうけれど、きっと萩ちゃんにとってひとつ大きな節目というか、自分の実力の伸びやカンパニーへの貢献度みたいなものが実感できたのではないかと思うんですよね。これまで自分の中の能力を育ててきた青年が、外の世界や社会の中で「やれる!」、「できる!」と実感できる場を得て、はじめて外に立ち向かう力を発揮できる大人になっていく。その瞬間がこの「PSY・S」という舞台だったのかもしれません。誰もが通る道であるけれど、萩ちゃんのそんな瞬間を見ることができたのは、ファンとして本当にうれしかったです。

  さて、私の観劇は東京公演の11月14日ソワレと15日東京千穐楽が最後になりました。まだまだこの素敵なお芝居とは萩ちゃんの感想を書いていきたいのので、まずは、その時のメモを書いておきますね。相変わらずの萩ちゃん中心ですみません・・。

11月14日ソワレ

  • カテコのご挨拶はトビーの書川さんで、西田さん、洋二郎さん、良子さんがやってらっしゃるワークショップのご出身とのこと。聞いてる良子さんがもう泣きそうになってらっしゃいました。
  • 今日の萩ちゃんのオープニングとエンディングの語りが本当によくってねえ。爽やかさと真摯さ迫力ある抑揚。本当によかったー!
  • 萩ちゃんの殺陣がますますカッコよく。回し蹴り凄かった!
  • 萩谷ドイルの気取りが上品に入った立ち姿、タメのある腕の動き、指先の角度ニュアンスまでしっかりコントロールして、すーっと目線を客席に向ける清々しさ。少し背伸びして未来を世界を見つめる視線が本当にいいなあ。
  • 約束の花をドイルから差し出されたメアリーの目から涙がポロポロっと涙が溢れ落ちて本当に綺麗で。その後二人で座って、メアリーの頭を撫でながら抱きしめてるドイルも泣きそうだったなあ。
  • 記憶が戻ったディマリアもポロポロ泣いていたなあ。
  • にしても、ルパンとディマリオの切っ先のラインの違いが痺れる・
  • 今日の警部の被り物はボール紙で作った帽子の前面に昨日の100円の飾り物がついたもの。娼婦館の帳場の机(ドイルが隠れるやつ)が上手から運ばれてくるのですが、その後ろに首だけ出してご登場されました。そして、前飾りがぽろっと取れてしまったのが異様に可笑しかった。
  • 推しの出番が多い演目だからかもしれないけれど、3時間がちっとも長く感じない。語るべきことをしっかり語り、楽しく横道にそれ、俳優さんの力技も魅せながら、ダンスやアクションもきちんと見せてくれている。詰め込み過ぎない、急ぎ過ぎないちテンポ。たっぷり演劇を楽しめる贅沢な舞台。

11月15日東京千穐楽

  • 色んな感慨がありすぎて、なかなか言葉にできないかも・・「言葉よりものってあるからって」リオンが言ってくれているけれど、本当にそうだな・・。前事務所時代にLove-tuneの十八番の曲の題名と同じ。泣いちゃうね・・。
  • 昨日今日とドイルの語りが本当によくって。ダイナミックになってきた抑揚。強い音と弱い音の差の大きさ。歌うように、でもリズムは正確で。劇場の空間を支配できるかのような、空を開くような語りだった。これがまたDVDで見ることができると思うと本当に嬉しい・
  • 衣装の素晴らしさと一人一人のヘアスタイルの素晴らしさ。女性陣の素敵な髪はもちろんのこと、あのドイルくんの素敵な髪型のセットやディマリアさんの縦巻くるくるパーマにはすっごく時間と手間がかかっていると思うのよ・・。
  • 東京千穐楽のゴム人間萩ちゃんなドイルを忘れない(ワトスンに肩揉んでもらってるとこです)。
  • 偽ルパンのとこ。教授がサクランボをフルで踊る。「けいごと大佐」は知らなかったと教授が激白。で、大佐がけいごとは?と慌てて聞いてたw
  • たぶんにひいき目なんだど、萩ちゃんの最後のご挨拶が本当にしっかりしていて。それぞれの人の色んな思いが詰まった挨拶になったんだけれど、それを引き受けつつもポジティブな言葉でとても大事なことを伝えられたのはよかったなあ。
  • 栗山さんがこのメンバーでサイズの続編やりたいって最後列にいらっしゃる西田さんに大きな声でお願いしていて。座長がそう思ってくださっているなら本当によかったなあと。
  • 初めてディスグーニーを見させてもらって、今回の舞台は適材適所の二乗くらい全員役にあったなあと。それは若くてまだまだおこちゃまだけどまっすぐで愛の深いドイルくんもそうで。そんな萩ちゃんにぴったりの役柄のある脚本が17年も前に書かれいたなんて。そこに出会えたありがたさ。
  • 7ORDERメンバーが出演する一つ一つの舞台が冒険なんだな。出会いは運命。出会った仲間たちと力いっぱい頑張って欲しいし、みんなそれができる子たちだから信頼しかないな・・。
  • とにもかくにも、早くまたみんなに会いたい。また会おうね!ディスグーニー!!

真田佑馬くん27歳のお誕生日おめでとう!

 さなぴーこと真田佑馬くん、27歳のお誕生日おめでとうございます。27歳もどうぞ充実した素敵な1年になりますように。そして、7ORDERの活動も個人での活動ももっともっと大活躍できますように心から祈っております。さなぴーの感性と創作力と熱い心が世界に素敵な色を咲かせてくれるのを本当に楽しみにしています~。

 2019年の7ORDERの活躍を思うと、さなぴーがどれだけこのグループとファンを引っ張てきたのか、凄いものがあったなあって思うんですよね。さなぴーが1月18日にはじめてくれたツイッター。「夢を見続けよう」と言ってくれたこの言葉がどんなに私たちを勇気づけてくれたか・・今でも思い出すと涙がでちゃいます。その後も折に触れて、紡いでくれるさなぴーの言葉は本当にいのちを持っているようにキラキラと輝くものが多かったですね。言葉で絵を描く人なんだなあって思います。

  そして、この時、発表してくれた「BOW!!」と「タイムトラベラー」の2曲が、舞台「7ORDER」では7人一緒のバンド曲として演奏されて、本当に「皆と歌えるように」となったことも凄かった。この2曲が7ORDERを支えてくれたと言っても過言ではないのです(だんだん力が入ってきたw)。更には、豊洲のイベントでは、色んなミュージシャンの方々とのコラボで色んな編曲もしていただけて、7ORDERのライブをもっともっとカラフルなものにしてくれた。それはこの曲が持っている強さとなんでも受け入れられる柔軟性と多くの人の心をつかむような親しみやすさ、ポピュラリティを兼ね備えているからだと思うんですよね。
 きっとこの2曲の魅力は、さなぴーこと真田佑馬くんが持つ本来的な魅力と重なっている気もします。まずは強い底力を持ち、色んな事を柔軟に受け入れて自分の幅を広げ、そして繊細な面も持ちつつもステージやテレビの画面でタイミングよく花開くポピュラリティ。本当にさなぴーそのものだなあって思います。色んな意味で、さなぴーは7OEDERの屋台骨だと思うんです。どうかもっともっと色んなものを作って、そして表現して、この世界を彩ってくださいね~~。もちろん、お芝居ももっともっと見たいです・・。どうかたくさんたくさん活躍してくださいね・・。そして、さなぴーのお誕生日ツイッターがあまりにもかっこよかったので、こちらも貼っておきます~

 7人一緒のリハ室らしきお写真、めちゃめちゃ嬉しいやないですかーー。 

 そして、萩ちゃんもさなぴーのお誕生日ブログで・・・

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 さなぴーのお誕生日の夜中の12時ちょうどに7人でバンド練習をしていたそうです・・。あらんちゃんなんてこの日舞台だったのに・・本当にありがとう。そして、色々とちょっと生意気なこと言いながらも、それをちゃんと伝えてくれる萩ちゃんもありがとう(私の推理では萩ちゃんはさなぴーのことお父さんに似ているとおもっているんだろうなーって更に確信を深めましたw)。さなぴーと7ORDER projectの更なる1年がますます発展しますように、心から祈っております~。

萩ちゃんの更に新しいお仕事発表!

 2019年11月19日、萩ちゃんこと萩谷慧悟くんの新しいお仕事が発表になりましたよ!!本当におめでとうございます!

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 キングコング西野さんらの有名な絵本「えんとつ町のプペル」の舞台化で、萩ちゃんは「ゴミ人間」を務めます。共演はあの須賀健太くん(ルビッチ役)。W主演なんだそうです。そうです。。。とうとう萩ちゃんが舞台の主演を務めます。本当によかったー。3月の舞台「仮面ライダー斬月」から始まり、朗読劇ダークアリス、舞台「7ORDER」、舞台「PSY・S」と走り抜けての5作目、いよいよの主演舞台です。本当に胸がいっぱいになります。

 斬月舞台中の2019年3月15日、カテコ挨拶で久保田悠来さんに萩ちゃんの大学卒業に触れていただき大層嬉しかったのですが(本当にあの場所にいられたのは奇跡でした)、久保田さんが「これから俳優業に入ります」みたいなことをおっしゃられて、「ありがたいけれどちょっと大げさかも・・」なんて思っていたんですけれど、もうそのとおり立派に「俳優業」と言っていい活躍ぶりですよ。もちろん、その上での7ORDERでのグループでのライブやアイドルも立派にやってのけている。いつもながらですが、本当に一ファンの斜め上を行く活躍を見せてくれている萩ちゃんで本当に凄いです。ユリイカで「肩書は可能性」って言っていたけれど、可能性どころか、ひとつの「夢」を現実にしてくれている、そんな気がします。
 それにしても、萩ちゃんはお仕事での出会いに本当に恵まれている気がします。同じ2.5界隈とはいえ、斬月も、ダークアリスも、サイズも素晴らしい俳優さんやスタッフの方々に出会って次のお仕事に繋がっているし、今回の舞台も7ORDER舞台演出の児玉さんが演出してくださるのだそうです。経験が、キャリアが、次につながって、また大きな花を開かせていく、本当にいい循環で、嬉しくなります。

 また、それにこたえる萩ちゃんの気持ちや心意気も凄いと思うんですよね。舞台の発表があって、書かれた萩ちゃんのブログを読んでいただきたい(語気が強すぎw)。

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 物語の趣旨をしっかりと汲んで、それを自分の身や自分の言葉にしっかり落と込んで、この舞台に向かい合っていることがひしひしと伝わってきます。この引き付け方、自分の問題として真摯に取り組む姿が、萩ちゃんらしいなあと思うのです。真冬の湾岸にたくさん通えるように頑張ろうと思います~。