ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

2016年4月27日ザ少年倶楽部のLove-tune 「キングオブ男!」篇

 みゅーさんソロもあるというトラジャのクリエ公演が始まったり、あさってはもう5月の少年倶楽部が放映されるということで、早く前回の少クラを振り返らなきゃと。実際、彼らに触れるたびに、「えっ?また違ってる。」、「あれ、あの時のあの姿はそーいう意味だったのか」と思わされるので、今の気持ちは今記しておかないとって思いが強くなっているかも。

 先日のMyojyoでも、ちょっと気になっていたのが、やっすーがグループの特徴を「全員がパートリーダーって感じ。美勇人がダンス、さなぴーは芝居、萩ちゃんは楽器、俺はMC、お互いに絶対負けない分野を持っている。」と語っていたこと。さなぴーの「芝居」ってのが妙にひっかかって。さなぴのお芝居は彼の得意分野だろうけれどグループとしてのLove-tuneにどうかかわるのかな、単に1タレントとしてそれぞれが際立った特徴を持ってるという意味かもしれないけれど、やっすーは「パートリーダー」って言ってるから「グループの要素」の中に芝居というのも組み込まれているのかな?・・4人でお芝居?だったらいいなーなんて思ったりしてた。

 そんな思いを抱いていたせいかもしれないけれど、 4月27日の少クラのオープニングのJrメドレーでLove-tuneが披露した関ジャニ∞の「キングオブ男!」の演出はお芝居の風味、要素が濃厚に見えた。6人でステージ縦横斜めに広く使って団体での魅力を見せたSnow Manの後、ステージの下手からやっすーが一人で登場。そして、辺りを見回すように「愛する女のためだけ・・」と歌い上げ、それを受けるように上手に登場したみゅーさんが腕を広げてアピールして歌を引き継ぐ、舞台に並んだ二人は男が向かい合い見つめあってお互いの手を固く握り合い嬉しそうに笑う。そして、ばちーんとカメラの方を向いて「突っ張って!」と一番大切なメッセージを響かせる。中央後ろからは、さなぴーとはぎちゃんがガツンと飛び出してくる。この一連の動きが凄く痺れた。

 後ろから飛び出してきたはぎちゃんとさなぴは、ご本家にもある応援団的フレーフレー腕ふりと八方を踏むようなパートを踊るんだけれど、後ろにぐっと背中を倒して弾力とリズムを利かせて踊るはぎちゃんの躍動感と、まっすぐ立ち気味にして熱く濃い男の表情で腕を振り続けるさなぴの野生味。背中を倒す角度といいい、醸し出す雰囲気といいちょうどいい具合に対照的でカッコよかった~。ご本家バージョンと要素はほぼ一緒なんだけれど、もっともっとケレン味を利かせて、お芝居の主人公のようにふるまうLove-tuneの面々。そして、4人そろってのフィニッシュポーズがひとりひとり戦隊ヒーローばりに複雑なポーズをびしっと決めていて、そこもまたお芝居ぽかった。中でもはぎちゃんのしゃがんで腕を前に回す肩から腕の形が、筋肉の中に動く力そのものが見えるようで素敵だったなぁ。

 3月にやった「粉もん」と同じく、さじ加減で一つでコミック的な方向にも振れさせることができただろうけど、今回はカッコいい漢たちが登場するVシネ的作りのパフォーマンスになってたし、あれだけお芝居風味濃厚にしてもちゃんとダンスなところが凄いなぁと感じた。そのへんはやっぱり関西と関東のノリの違いだろうし、もともと作詞が湘南乃風の若旦那さんということを考えれば、関東のヤンキーモノ映画であるようにとっぽいカッコよさを追及する演出もありだよなぁって、ファンの欲目で思うのだった。そして、この日のトラジャのみゅーさんの方向性とはまったく違うもんだから、なんだかもうそのあたりニク過ぎるんだよなぁ。そのあたりはまた~。