ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

レスポールMVと夢の追いかけ方

 さて~、2022年3月18日、毎週7ORDERのYoutube動画の新作が公開される金曜日夕方に、3月30日に発売される2ndシングル「レスポール」のMVが公開されました~。

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  • ダウナーでレトロで音の弾幕ディストーション)がふんだんにかかった90年代のロック調であるレスポール(曲のカテゴリーが何になるかは色々と論議があると思うんですが、芯としては確かに80年代NWを経て90年代グランジに至る過程っぽいなあっていうのは同時代を経験した人間として感じますね)のイメージをそのまま映像にしたようなほの暗い、でも狂おしいイメージをふんだんに盛り込んだのMVに仕上がりましたね。
  • 顕嵐ちゃん主演、モロちゃん出演の映画「ツーアウトフルベース」の主題歌なので、基本あらんちゃんとモロちゃんが主役な立ち位置。二人の歌割をかなりちゃんと映像にしてもらっていて、モロちゃんも一杯で嬉しいですね~。他のメンバーの登場は少しだけなんですけど、作品に合わせた世界観でMVを作って行ける7ORDERの幅というものが見えて、前回の「もしも」もそうでしたが、色んなタイプのMVを作ってもらえるというのも嬉しいところ。
  • 映像の全体的なイメージとしては、「狂おしさ」であったり、「不穏」な感じが溢れているかなあと(そこがこの音楽がモチーフにしているあの時代の雰囲気ですよね。思えば&Yが80年代NW感満載でしたね)。あらもろの表情や歌い方もそうですが、他のメンバーになるのかどうなのか結構不気味な雰囲気(お弔いの感じにさえ見える)の花人間であったり、7人一緒の楽しそうな映像を映画館で見ている7人の一人一人の表情も静かでありながら「不穏感」満載なこと・・。この全体のイメージとぴったりとあった5人の表情のお芝居(表情管理という言葉は好きでないですw)。本当にうちのグループ天才だなあと思うのでした。
  • (ここから自担褒めですw)それにしても~、2分51秒の萩ちゃんの表情凄くないですか??(語気荒いw)。偶然であったり編集の賜物かもですが思うところありげな感じで瞼を閉じて、そして物憂げに目を見開いての、冷たくも何か胸の中に一物あるような表情。萩ちゃんがこのところずっと言ってる「抜きと力の入れ方のバランス」が凄く出来てるような気がして、ついつい何度もここだけを見てしまいますね~。短い中で見どころを作っていただけて、本当にありがとうございました。

 そんな風にMVからも伺える気がするのですが、Date withツアーが終わって、7ORDERはしばらく個人活動が主になるのかなあとも感じていたりします。あの素晴らしい7人でのパフォーマンスやライブがもしかすると遠ざかるのかなという予感はとても寂しいのですが、一方で個の強さを高めていくことや個人での活動もおろそかにしないというのが7ORDERの魅力でもあるので、ここは大きく構えてこの船に乗って行こうかと思っています。

 特に、個人的な思いなのですが、顕嵐ちゃんがこの先舞台だけでなく、テレビや大きな映画にも出ていく俳優さんとして勝負しようというのなら、今年、来年という「若手」時代でくくってもらえる年齢での印象深い実績は欠かせないものだと思っています。俳優としての多彩な才能が多彩な方法で取り上げていただける舞台は出会えてよかったと思うくらい大好きですし(推しの萩ちゃんには俳優としてはこれからもぜひ舞台中心でやっていただきたい)、俳優だけが顕嵐ちゃんのスタンスではないという考え方もあるのでしょうが、反面テレビの俳優さんはとても厳しいものがあって。

 まずは大手事務所などの枠組みががっつりあるし、その中で選ばれた俳優さんでも何歳にこういうお仕事をしてこういう賞を取ってという階段を厳しいくらいに登っていかなくてはならない。そんなテレビの俳優さんに食い込むためには、アイドル的な人気だけじゃなく俳優としての実力やドラマなどの「作品」(複数必要)で世界を殴るということをしてもらいたいし、そのためにはグループのことを一旦おいておくくらいのことは必要かなあと思ったりもするし、殴り込みをできる胆力や人気と財力(ここ大事)も今の彼にはあるのかなと思うし、グループの後押しも含めてそれを実現する体制になってきてるのかなと思ったりします。

 このような状況の中で公開されたモデルプレスさんの7人のインタビューがとても興味深かったのでリンクを貼っておきたいと思います。前半はレスポールのお話。後半は各人の夢の追い方が語られています。

mdpr.jp

 それにしても、中盤に置かれたSabaoflowerのCD発売の時の彼らの思いと行動のお話を伺うと改めて心が熱くなりますよね。彼らが自分の力で立って、自分たちの手でCDを出してファンに届けようとした時の思いとそれを行動でしめしてくれたこと。今だにこんな風に熱く語ってくれると思うとやっぱり涙がでちゃいますね。また、SabaoflowerのMVが本当に晴れやかで伸びやかで、よき意味で上のレスポールのMVとの「幅」が物凄いものになってるなと・・。200万回再生、本当におめでとうございます。

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 さて、そんな彼らが7ORDERを始めてもうじき3年。彼らの「夢」の追いかけ方は今どうなってるか、7人が7様の素敵な言葉で語っているのでそれを書き留めておきたいと思います。

  • 顕嵐ちゃん「運とチャンスを逃さないこと。そのために日ごろからできることをする」
  • 安井くん「純粋でいること。色々な過程で純度を落とさないように心がけること」
  • 美勇人くん「積み重ね。振り返った時に「意外と叶っていたかもしれない」と思えるようにしておくこと」
  • 萩ちゃん「近い目標から確実に達成していくこと。これをしたら次にこれをするという筋道を作っておくこと。グループの目標を考える時にも、同時に自分の将来設計も作っておくこと」
  • モロちゃん「思い続けること。誰よりも自分を信じて夢を叶えるイメージを持つこと」
  • さなぴー「自分の好きだと思うことに嘘をつかないこと。毎日一生懸命コツコツやること」
  • ながつ「観察し、やってみて、結果を分析すること。それを繰り返していくうちに、夢は変わってくかもしれないけれど、叶っていたということになるのでは」

 ということでした。なんだか勢いづいた顕嵐ちゃんの燃える思いが見えるようでしたし、その背後で年長の安井くんとさなぴーの「純粋であること」「好きだと思う気持ちに嘘をつかない」という表現者としての一番の根幹を掲げてくれることに、このチームの底の強さを見る思いでした。そして、ながつは自分を強くするためのツール(俯瞰&接眼と試行錯誤)を手に入れようとして、モロちゃん、みゅーさん、萩ちゃんの中の3人は、なんだか長期間にわたって強くなっていくことをしっかりと意識できている・・。特に楽器やバンドに対するこの3年の成長ぶりを振り返って、やっぱりこのチームとメンバーの「強くなるための基本的姿勢」の根幹が見えたと思いましたし、萩ちゃんの言葉にあるようにグループの長きにわたる見取り図と自分の見取り図をきちんと踏まえて考えているのだなあと、更なる信頼感を持たせてくれた気がします。

 ファンはどうしても「今」見えてるところだけで色々と判断しがちだし、あれこれ文句も言ったりするけれど、いつも今はその未来に至るその一歩なのだと、そんなことも頭の片隅に置いて応援したいと思った、レスポールMVでした~。