ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

WE ARE 7ORDER IN PARCO 行ってきました(ネタバレ満載だよ!)

 2021年3月5日に開幕した池袋パルコでの「WE ARE 7ORDER IN PARCO 」も今日で10日目。ありがたいことにこれまで3回行くことができまして、ひとまずの感想を書いておきたいと思います~。ネタバレ満載なので、どうぞご注意を~~。

 

 

 さて、今回の写真展、基本的には写真家浅田政志先生が撮った武道館ライブのお写真がメインっていうことだったんですが、想像以上にその展示の仕方が凝っていて、しかもプラスアルファもあって、本当にファンにとって見ごたえがある「写真展」っていうよりも2020年度の7ORDERの見えなかった部分を振り返るような「展覧会」になっていたように感じました。

 1.展示の構成

 展示室(簡易な作りですがそういいたくなるようなきっちりした構成)は前室と物販も含めると6つ。前室は、メインビジュアル、7ORDERからのメッセージ、アルバムのメインビジュアルへの直筆サインと、浅田先生からのメッセージ。カーテンを開けての第1室が一番広くて、武道館ライブのお写真、大画面ビジョンでのライブ動画(おそらく配信ライブと同じかと。LIFE、&Y、27をこれまでに見ています)、そして、ライブ前半の黒衣裳の展示。

 第2室が武道館バックステージと名付けたいようなお部屋。後半のカラフル衣裳の展示、バクステのお写真、メンバーそれぞれのメイキャップコーナーの再現(鏡には各メンバーのサイン)、メイク用品、そしてメンバーがバックステージで他のメンバーの様子を撮ったお写真などが所狭しはこのことかという感じでぎっしりと展示されています。

 第3室はYoutubeでお馴染みアトリエ再現のお部屋。このお部屋が自由にお写真撮っていいことになっております。ざっとの様子は今週のYoutube動画で公開されていますので雰囲気見てみてくださいね~。

youtu.be

 この再現セットの横には棚があって、ながつが集めたと言われる7つのドラゴンボールや、7ORDERのオリジナルロゴのパネルや、何やらいわくありげな色紙(今度じっくり見てこなくっちゃ)、そして様々な書籍がならんでいましたね(小説版仮面ライダー鎧武-仮面ライダー斬月ーもあって嬉しかったな~)。
 第4室は、浅田先生に撮っていただいたテーマ性のある写真のシリーズ。白Tシャツとデニム、7人のサムライ、そして工事現場の7人の3つで、それぞれ全体のお写真と7人それぞれの1枚ものであったり複数で写るお写真で構成されていました。白Tシャツのは、一度、ツイッター公式の短い動画で見たことがあり、この揃いのコスは何事?って話題になっていたものですね~。7人のサムライは、パルコ公式にあるグッズのポスター&アクスタの元になっているものです。セピアの色調のお写真、全員どこか憂い気のある風情で、和装と刀を差しての痺れるお姿が素晴らしいですね。

art.parco.jp

 最後の工事現場の7人は、本当にビル解体中の工事現場で、ヘルメット被ってガテン系な服装で肉体労働バリバリやってる(でも本当にお顔は綺麗w)7人の楽しいコミカルなシリーズでした。3つのお写真ともおそらく2020年の春シーズン(萩ちゃんの髪がアッシュピンク時)に撮っていただいたもののようで、浅田先生の個性といいますか作家性が存分に出たポートレートシリーズといいたいくらいの素敵なお写真集でしたね。
 そして、最後にみなさまお待ちかねのグッズ販売コーナー。という流れになっていました。本当にボリューム感やバラエティ感が存分にある展示で、なんていうか2020年度の7ORDERの活動の一巻を見せるもの、それもコロナ禍やバックステージやアトリエの映らない部分で会ったりなどファンからは「見えない、見えなかった」部分を集中的に見せてくれる、ちゃんとしたテーマ性のある展覧会だったように感じました。本当に今の時点ではここに来ないと見ることができないお写真ばかりで、ぜひ多くの方に見ていただきたいと思いますし、できることながら今回の展覧会の写真集、いや図録を出していただきたいと思います。

 2.ざっとの感想

  • 第1室の舞台上の7人のお写真がどれも色気に満ちているというか、エロな雰囲気が漂ってくるほど、カッコよさと妖艶さに満ちたお写真がいっぱいあるのが本当に嬉しいなあと。あと、楽器演奏中の彼らの姿をその一瞬で切り取って見せてくれるお写真が好きだなあと。彼らのステージで表現したいものがバシバシと伝わってくるお写真でした。あと、一瞬を切り取った時に見えてくる7人の運動神経と言うかパフォーマンスの美しさには目を見張るなあと。萩ちゃんのお写真では、銀の爪を光らせて見栄を切るかのような妖艶さ、リハ中のドラムセットの一つ一つの部品にまで注意を払って集中しているお写真が素敵でした。
  • それと対をなす第2室のバックステージのお写真。リラックスした表情もあれば、準備中の真剣な表情、そして、緊張なのか疲れなのかぐったりと休んでいる姿。それにしても、スタッフさんも含めて賑やかに楽しそうにしている7人の姿が本当に眩しいです。仕事の準備をするための時間に現れるリアルなチーム性や家族性みたいなものは、きっと浅田先生だからこそ映し出せたのかなあと思いました。ここのお部屋は個人的に「萩谷の間」と言いたいくらい萩ちゃんの素敵な表情がたくさんあるお写真。中でもながつとツーショットのお写真が二人ともあまりに「美」過ぎてノックダウンされました。
  • 第1室にはライブ前半の黒衣裳のお写真が、2室には後半のカラフルな衣装の実物が展示されているのですが、単に色合いだけでなく、「服」として全く違う表情を湛えていたのにびっくりでした。なんていうか、前半の衣装は、写真や配信などでは本当にカッコよく見えるのですが、衣装だけ立ってると本当に大事なものがスコンと落ちているような気分にもなるし、何より「衣装」っていう感じがあまりしないんですね。それをメンバーが実際に着ると彼らの体にぴったり合った「衣装」になる。一方で後半のカラフル衣裳ですが、配信ではどこかキッチュに見えていたのが、実際に目にすると本当に丁寧に作られて、衣装自体からパワーが放たれているようなリアルクローズ(おそらくビンテージもの?)でした。初回見に行った時に一番びっくりしたのが、この後半衣裳の素晴らしさでした。なんていうか前半の衣装は彼らのエネルギーを嘘偽りなく発散させるための戦闘着という感じでしたが、後半は衣裳からエネルギーを貰って更に大きな大きなパワーを引き出すための天から与えられた羽衣的な何か・・。そのアプローチの違いをこの目で見ることができて本当によかったです。
  • あとまだまだ見きれていないんですが、第2室のメンバーそれぞれの個性が溢れた他のメンバーや自撮りのお写真が本当に面白い~。萩ちゃんのは構図がどれも面白かったですし、みゅーさんのベースを弾く萩ちゃん(少し演技入ってるw)を撮ってくれたのは本当に嬉しかったですね~。
  • そして、素晴らしき第4室。こんな風にテーマ性を持った一連のお写真を大きなパネルサイズで見せてもらえたのは本当に嬉しいです。3シリーズとも7人を撮ることでストーリーが見えてくるのが本当に7ORDERらしいといいますか、そんな彼らを引き出してくれる浅田先生に嬉しくなります。ピンク髪の萩ちゃんは白Tシャツと工事現場では、ちょっとしたギャグ担当でコミカルな表情を豊かに見せてくれましたし、一転して7人のサムライ編でのどこか不満と言うか理想と言うか何かを抱えたような怪しげなサムライ(というか隠密とか忍者とか)な萩ちゃんの表情が本当によかったですね。何気に、その萩ちゃんの髪が軽くポンパ作ってるところに思わず声が出そうになりました。好きすぎる・・・。

 そんな風に最後にびっくりするほどの隠し玉を出してきた7ORDERさん。これが本当だったら2020年に公開されていたとしたらと思うだけで背筋がゾクゾクしちゃいます。でも、今のところ「武者修行ツアー」も企画されているようですし、これからもたくさんびっくりするようなイベントであったり、企画を見せてくれるんじゃないかと思います。今の満足、そして未来への期待も大いに抱かせてくれる「WE ARE 7ORDER IN PARCO」でした。あともう少し行くつもりなのでまた感想を加筆できたらと思います~。