ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

新曲GIRLのパッケージを味わう

 今回、数量限定発売だった7ORDERの新曲「GIRL」のCD。5月22日午前0時から公式サイトでの販売が始まりまずは3日間ほどで完売したようです(その後、在庫が戻ったら断続的に販売してる模様)。本当によかったです。私の手元には5月27日にやってきまして、その一つ一つに心のこもったコンテンツがぎっしり詰まったような「宝箱」のようなパッケージに、心から感動しています。そんな訳で、どんな宝物がそこに詰まっていたかを簡単にまとめておきたいと思います。

 今回の新曲「GIRL」のリリースに当たって、そのパッケージの中にはこんなものがありました。

1)7ORDER公式YoutubeチャンネルでのMV配信(無料、誰でも視聴可)

2)GIRL楽曲のサブスクでの配信やダウンロード販売(250円~それぞれ

3)GIRLのCD販売(3000円)

  ①GIRL CD本体

  ②付録のフォトブック

  ③折り紙

  ④その折り紙の折り方を教えてくれる長妻くん動画(FC会員および購入者)

  ⑤折って出来上がってわかるパスワードを使ってのオフショット動画(DL可)

  ⑥同じく特設サイトでのGIRL MV(DL可)

 この一つ一つが本当に心がこもっているというか手をしっかりかけていただいているんですよね。1)についてはリリース日にも少し書きましたが、今回のMVのアニメーションがこれまでの彼らを振り返り未来に繋がるような内容になっていて、特にこの1年の間に彼らがいただいたお仕事への感謝の気持ちが溢れるものになっています。もしお暇な時間があれば、アニメーションの中のアイコンやストーリーに注意を向けていただいて、この流れは??とか、どのアイコンがどのお仕事がどれに繋がってるのかな、と彼らの様々な事柄に思いを馳せることができるものになっていて、見るたびに色んな発見ができるものになっているように感じました。YoutubeでMVを堪能して、2)のフルサイズバージョンの楽曲を聞いてみて初めて知る、GIRLは2番の歌詞があるという事実。その2番に当たる歌詞がまたいいんですよね。彼らの夢とファンの夢。彼ら自身がファンの手を引っ張ってくれるようなそんな素敵な歌詞が歌われています。セル楽曲ならではの更に深い音作りと合わせて、ぜひ聞いていただきたいなあって思います。

 今回、CDはGIRL1曲だけ収録で3000円ということになりました。それだけ見ると、現代の、まだ所帯の小さいグループにとってCDというパッケージで楽曲を出すことの大変さがわかるというものです。それでもCDを出してくれることが嬉しいですし、単にファンアイテムとして出すだけでなく、それを逆手にとっての、ファンへの愛、2020年の5月に予定されていたGIRLという舞台への愛が、物体として詰まった「宝箱」として、ファンの元に届けてくれたのが本当に素晴らしくって。まず、圧倒されるのがフォトブックの装丁。分厚くて、白一色の美しい表紙は手に取るだけで高い質感があって、触っただけで大事にしたくなるようなそんな作り。ちゃんと中表紙があって、そして本表紙に至るという丁寧な装丁。大きさもちょうど両手に収まる大きさなのも愛おしさが湧くんですよね。

 そして、本表紙を開くと、舞台GIRLの世界への入り口が、切なくも美しいその世界が広がっているんですよ・・・。ほんとため息が出るほど美しい7人のグラビア。ナカサチさんのビンテージ衣装の優雅で、耽美で、妖艶で。切なさの中に謎めいたところがたくさんあって、ページをめくるたびにため息がたくさん出ました。まだ、発売されたばかりなので詳細は書きませんが、やっぱりファンとして本を持つ萩ちゃんの1枚に心から打たれました・・。それにしても、7ORDERの最初のPVも、PSY・Sもそうでしたけど「萩ちゃんと本」というのは長いテーマになりそうで、その深化を追いかけたいなあと思いました。

 さて、付録の2つめ折り紙。これを指定の方法で折り上げると、GIRL特設サイトへのログインパスワードがわかるのです。そして、その折り紙を教えてくれるのが、長妻くんの折り紙講座。全体を把握する遠景の映像(15分ほど)と、手元の細かいを折り方がわかる近景の映像(8分ほど)。長妻くんらしい気取りのなくってあったかな説明の仕方で本当に楽しく難易度の高い折り紙にチャレンジ出来て、とっても楽しいです。そして、そのパスワードがですね、不思議な文字列になっているので、オフショット映像をぜひ調べてください。とても素敵な世界がそこにありますので・・。でも、今回、「これは不思議」と感じたところがあれば、全て調べ上げていただきたい・・必ずそこに「意味」が潜んでいいますので・・・。

 そして、オフショット映像はフォトブックのグラビアの撮影オフショット。静止画の美しさも素晴らしかったですが、動きが入ってくると更に美しさとミステリアスさが増していくという。もうもうこのまま死ぬのかなー、天国の光景なのかな、それともそこは地獄??と世迷言を言いたいくらいの世界が広がっていました。フォトブックのようなソロのお写真も素敵でしたが、なんと混合、集合もあるので、ぜひみなさん手に入れていただきたいです。そんな素晴らしい映像やGIRL MVの映像をダウンロードして、自分のものとしていいなんて、もうそれだけで時価総額いくらになっているんだかと7ORDERの7人とスタッフ様に心からお礼を言いたくなるのでした。

 そして、まだ残っている謎もあるんですよ。そんな風に尽きせアイデアと愛情とやさしさを届けてくれるGIRL CD。楽曲を届けるためのメディアとしてのCDということを超えて、彼らの思いとファンの思いが交差するような場としてのCDというモノというか場を作り出している。彼らの楽曲やパフォーマンスを次々と消費していくのではなく、その楽曲が楽曲時代の魅力を超えて、確かな思い出としてきちんとファンの中に残ること・・そんな光景を見せてくれているのかなあと感じます。そんな彼らの思いを、存分に受け止めて、きちんと自分の胸の中に落とし込んで噛みしめていきたいですね。本当に素敵なCDを届けてくれてありがとう。 

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