ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

2020年3月冒頭のあれこれ

 さて、3月2日の月曜日、コロナウイルスによる様々な感染拡大予防の一環として、阿部顕嵐くんが主演するFINAL FANTASY BRAVE EXVIUS THE MUSICALの東京公演・神戸公演の全30公演が中止のお知らせがやってきました。その代わりに、無観客での上演の生配信とグッズの通信販売はやってくれるとのことです。関係者の方々の悔しい、悲しい気持ちを思うと、本当にやるせなくなります。3月1日までの27-7ORDER-が大千穐楽を迎えられたのに対しての、この全公演中止。その背景には色々な要因があると思いますし、FFというビッグタイトル、スクエニさんという大きなバックを持っているからこその決断かと思います。本当にここまでの準備のことや、キャストの方に入ってくるお給金のこと、そしてFFのミュージカル化という初の試みの中で大活躍するあらんちゃん・・考えるほど悲しくなりますね。どうか、この舞台に関わった皆様にこれからどんどん幸せが舞い込むよう祈るばかりです。ファンって本当に無力だあ・・。

 ただ、すぱっと全公演中止の判断になったことは、損失をできる限り少なくするなどの面からは悪くないことばかりでもないのかなあって思うので、ファンとして自分は生配信やグッズにがっつりお金をつぎ込んで、あらんちゃんを待ち望んでいる声の大きさにささやかではありますが参加したいなあって思います。もしかするとたった1回の上演になるのかもしれませんが、あらんちゃんの勝負強さを存分に見せていただきたいなあって心から思います。災い転じて福となすになりますように!

 そして、今日は3月4日。2016年のこの日は、その後5月にクリエ公演をすると発表されていた安井くん、さなぴー、美勇人くん、萩ちゃんの4人組にLove-tuneっていう名前が付いた日です。その後、名付け親はその後ジャニーさんと判明しました。彼らのファンになりたての自分が感動のうちに書いたブログがこれ(笑。

tanusun.hatenablog.com

 すでに2015年のドリボやその後のザ少年倶楽部やらで4人をコアとした活動は始まっていたのですが、この日のブログに書いているように、彼らのグループ活動が正式に始まった日でありました。そして、その活動は、事務所を退所しても今でも続いていて、この時には思ってもみなかったような波乱万丈とエネルギーに満ちた歩みを続けているなあって4年たった今でも、今だからこそ感じたりしますね。

 本当に大好きなLove-tuneというグループとそのパフォーマンス。でも、この1年弱、7ORDER projectの活動を見てきた中で、その時よりも、今の、これからの彼ら7人の未来が一層楽しみになってきているのもまた自分の中には確固としてあるなあって思ったりはしています。その理由の一つには、やっぱりLove-tuneの超絶かっこよかったあのパフォーマンスはジャニーズ事務所だからこそできたのかなあって受け入れられるようになったことがあります。曲も、振り付けも、衣装も、基本ジャニーズからもらったもの。もちろんそれをパフォーマンスする彼らの実力や魅力があったのは確かですが、あの時にできたものはあの場の様々なものを含んでの完成物と考えた方がいいんだろうなって感じていて。そして、ジャニーズを出た彼らは、ジャニーズで学んだことを表に現れるのではなく彼らの内部にしっかりと落とし込んだモノとして、本当に彼らのモノであるパフォーマンスをしてくれるのかなあって気がするのですね。

 二つ目の理由として、この1年色々と見てきて、彼らにとってもLove-tuneはオールオッケーではなかったのかなあってこともあります。7人それぞれにやりたいことあったでしょうし、あのデビュー戦線の情熱的ではあるけれど、人気グループではあったけれど、一つの方向に突き進む日々では満たされなかった思いもあったんじゃないかと。それが2019年の7ORDERの活動を見てきて、様々なポイントで感じられてジワジワと積み重なって、自分の中にひとつの塊となってただよっているんですよね。個人的には、萩ちゃんが、前事務所時代よりも、今の方がずっと生き生きと、笑顔で楽しそうで、仲間を愛していて、音楽に演劇にまっすぐ向かっていると自分は感じてしまう、そこに帰結するのかな。ほとんど妄想的な個人の思いですけど。その果たされなかった7人それぞれの夢や思いを、7人でやるために彼らは今集っているんんだろうなあって感じます。

 それはともあれ、長いようで短かった約2年ちょっとのLove-tuneの活動。でも、そこで得てきたものの大きさは計り知れないもので、先日出版された日本映画ナビで安井くんが「(すき焼きを7人で食べに行って)みんなで食べた肉はそれだけで美味しい」って語っているんですよね。7人が同じ夢を目指す仲間として、心から信頼し合っている。だからこそ、彼らは一歩一歩着実に前に向かって進んでいける。そんな生きていてもなかなか得ることができない「仲間」を生んだゆりかごになったLove-tune。色々と変わってきてるのかもしれないけれど、Love-tuneとして最初に歌ったHeavenly Psychoの歌詞のように「でも、こうして繋いだ手ひとりじゃないね」「涙にさえ戸惑うとなく願いを唄う」んですね、7ORDERの彼らは。変わらぬ思い、達成されたこと、そして本当に目指すべきもの。その始まりの3月4日と地続きながらも、変わっていく彼らを応援しようとやっぱり思うのでした。