ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

まずはざくっと感想!

 イケダンMAXの豊洲PITSイベントの最終回の感動がまだ冷めやらぬ中、7ORDER projectの怒涛の個人お芝居仕事のターンが始まりました。今決まっているだけでも10月25日初日の舞台版『psycho-pass サイコパス chapter1-犯罪係数-』(さなぴー出演)から始まって、11月7日からの舞台「PSY・S」(萩ちゃん出演)、11月15日からの舞台】『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage(あらんちゃん出演)、12月27日初日「RADICAL PARTY - 7ORDER -」(みゅーさん主演)、2020年1月7日からの「モマの火星探検」(モロちゃん出演)と続ていく長丁場。また色んな出会いがあるのではないかとワクワクする毎日です。それにしても、萩ちゃん推しの7ORDER箱推しファンなので、チケ取りの際の経済的なバランスも今後は気を付けたいなあって思うことしきり。いい感じで広く長くお付き合いしたい7ORDER project。でも、本当に幸せですね・・。こんな風にグループでも個人でも活躍できるようになるなんて、本当に嬉しいです(謎の号泣w)。

 さて、そんな中、10月29日の夜公演の舞台版『psycho-pass サイコパス chapter1-犯罪係数-』に行ってまいりました。初めての品川ステラボールでしたかが、段差がつかない最終列H列のセンターブロックでだいたいいい感じの視界でみることができきたと思います~。そして、恥ずかしながら、ほんと舞台の、そして物語の沼にどーんとハマった気分です。いや、このところ忙しかったし、マジメな人間でもないので、オリジナルアニメは2話分だけしか見なかったんですけれど(もちろんこれから見ていきますが)、舞台、本当に面白かった~。早くこの舞台の続きが見たくなっています。毎週、週刊マンガを読んでた時のワクワク感とか、大好きなTVドラマを待っている時の待ち遠しい気持ちが蘇ってきた感じです。つまりは、半年も待てないので、ぜひすぐにでもお願いしたいですよ、まったく。

 ストーリーは社会の安全のために個人に大きな規制が掛けられている世界で、個人の思いと社会の秩序とそしてその間で揺れる正義、悪とは何なのかに真正面から向かい合う主人公たちの群像劇と言った様相でしょうか。これまで色んな描き方をされているテーマだと思うんですけれど、大人気のアニメ原作で錬成されたキャラクターとチームの魅力に、演じる俳優さんたちの力量と魅力を溶かし込ませて、そしてとても演劇的な舞台の意匠の元で構築していくという構造がよく見えるステージだったと感じました。意図的にこう作るっていうのがよく見える舞台で、そこが好みが分かれるところなのかな。

 まずは舞台上でのキャラクターの魅力。主演の久保田悠来さんが演じる狡噛さんのカッコいいこと、素晴らしいこと。ちょっと弱いところも含めて、男が惚れる男。知性と野性味。立ち姿もお芝居も殺陣もトータルで素晴らしい。斬月舞台の貴虎さんも本当に素敵だったけれど、狡噛さんは日本中のドラマファンに見ていただきたいポピュラリティのあるキャラクターになっていていたように感じましたね(私の中では今回の舞台はTVドラマなんですよね、手触りが。もちろんいい意味で)。そして、さなぴーこと真田佑馬くんが演じる宜野座さん。体中が規律正しさでできているような体の隅々の動き、でも、その心の中にはメンバーへの愛と心配が熱く渦巻いていて、それを表に出さないでおこうって常に思ってるけれど、全部溢れちゃうような人で本当に可愛い人でしたね。アニメとは違うかもしれないけれど、あの身長とあの声の涼やかな感じがよけいに「可愛さ」と俳優が演じることの魅力が溢れていたように思います。1回見ただけなのでまだまだ公安局のメンバーの皆さんのお名前もちゃんと覚えていないけれど、全員が本当に魅力的で、しっかりした役割と存在感を持っていて、いっぺんで好きになってしまいました。この人たちが、今後、どうなっていくのか、本当に知りたい過ぎて、見た過ぎての罠にはまっちゃいましたね・・。もちろんアニメを見ればいいんだけれど、よく知らないまま舞台シリーズを見切ってから、もう一度、原作アニメに戻りたい感があるところだったりしています・・。

 でもって、槙島とチェ・グソンの二人組・・。これが自分の中のもう一つの引鉄を引いてしまいましたね。君らって、本当に本当に、パトレイバー内海課長と黒崎くんやん。こんな濃厚なリスペクトそうそう見れるもんではありませんね。オリジナルアニメもきっとそうなんでしょうが、特に舞台の上のチェグソンの黒崎さんっぷりは凄かった。思いかけず、そんな風に特殊な光だけ強調するフィルター付きのメガネがかかってしまうと、色んなところにパトレイバーや押井さんの作品の匂いがぷんぷんと。先に書いたように槙島さんの信念やパーソナリティが内海課長にまあそっくりで、その犯罪性が物語のキーとなっていそうなところも直撃で(最後のドミネーターのあの台詞が決め手ですよね、きっと)。加えて、ユニバースアジアみたいな背景美術を見ていると、それこそこの品川プリンスの映画館で見たイノセンスを思い出すし、うずめくアンダーグラウンドな世界観と住人達のアングラ演出(うらぶれた廃墟とか群舞とか唐十郎みたいだった)は押井好みなんだろうし、そしてやたら台詞に「犬」が頻出してさらにダメな押井世界が広がっていたという。極めつけは、クリームパンのあのギャグの台詞。押井以外の何物でもないっ(笑。たぶんに勝手に自分の頭に幻想を見させているんでしょうけれど、色んな光景が頭の中をくるくるしていました。この強いリスペクト感がこの舞台に何をもたらすか、楽しみにしようと思います。あ~。面白かったなー(しみじみ)。

  そんなかんなで、やっぱり7ORDERのメンバーが色んな役を演じて、色んな人と一緒に。色んな舞台の世界にいるのを見るのは楽しいなって思いましたし、パンフレットの座談会で、7ORDER projectっていう名前も出てくるし、萩谷って4回も出てくるし、その上、萩ちゃんのとある一面が明らかにされるし、さなぴーが本当にさなぴーらしく可愛がってもらってるので、ぜひパンフも買っていただきたいと。そんな初回の観劇でした。次見るのが本当に楽しみです!!