ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

彼らのあり方

 2019年7月5日深夜のイケダンMAXも無事終わり、豊洲PIT2DAYSの日程が9月17日、18日と発表されました。まだ時間はわからないのですが3連休明けの純然たる平日。どんなイベントになるのか、集客はどうなのか、なかなかのチャレンジ案件になっている気もいたします・・とはいえ、なんだかんだと日程を整理して時間を作り出すのがファンは上手なので、まあ心配ないことでしょう~。だって、あのZeppだってド平日だったですもんね。。昼夜2公演くらいいくのか、1日1公演ずつになるのか、それは昼なのか夜なのか、祭り推しみたいだけどどんな内容なのか・・ファンのドキドキはまだ続きそうですね・・。
 それにしても、一昨日のイケダンも本当に7ORDER projectのメンバー7人の仲の良さとか、お互いをよく知って、お互いを活かすように協力し合っているところが存分に出ていましたね。接触も多いし、みんないつも笑顔だし、本当に雰囲気最高なんですよね~。そのあたりの7人の距離感ってジャニーズ時代よりもずっと近い気がします。何しろ、あの誘われてもなかなかメンバーと一緒に行動することが少なかった萩ちゃんが、「その頃萩谷は・・」というギャグが生まれるくらいだった彼が、今では顕嵐ちゃんや他のメンバーと一緒にサウナに行くんですから!(イケダンMAXや長妻くんお誕生日FC動画参照のことw)。まあ、2018年以降はメンバーと一緒にフェスに行ったり、スノボにも行っていたみたいですけど・・。いや、この話をしだすとキリガない・・。でも、そんな風に一層の仲の良さや仕事での結束力はLove-tune時代よりもずいぶん高まっているのに、彼らは自分たちをグループとは言わないんですよね、今のところ(あと、もう一つの言わない案件と言えば「バンド」ですけどねw)。

 7ORDER projectの公式HPの説明にもあるように、彼らはそれぞれの個性に基づいてそれぞれの活動を行って、そこでの経験を持ち帰って新しいエンターテーメントを作るというプロジェクトのメンバー。プロジェクトというと、開始して、成功して、どこかで終了するもの。恒久的なものというよりは一時的なものであるし、個の活動重視的な志向性からは、ずっと一緒に、何十年も一緒に行動して一つのことを成し遂げていくジャニーズ流のグループとは違うあり方をしていきたいんだろうなとまずは感じましたね。でも、今の7人は、先に書いたようにグループと言っていた頃よりもずっとグループらしく行動している・・。何がそうさせているのか、彼らが何を目指しているのか、色々と考えてしまいます。。

 一つの理由としては、グループという名前であり方が縛られてしまうことがあるのかもと。やれ強力なセンターがいないといけないとか、メンバー間に格差をつけろとか、逆にメンバーの差をなくせとか・・メンバー間の力関係みたいなものを機能的というよりも構造的に意識しなければならなくなってしまうところがあるのがグループという言葉のむつかしさかなと感じます。でも、メンバーはそれぞれ優秀だから、それぞれに活躍の場があれば凄い力を発揮できるわけです・・それは、今の萩ちゃんやモロちゃんの舞台での活躍ぶりを見れば明らかなこと。本当に全員が全員、主役を張ることのできる力がある。しかし、グループという言葉に縛られるあまりに、ファンでさえ、彼ら一人一人の本当の力を意識できないでいる。自分も萩ちゃんがLove-tuneの中でバンドを、グループを支える大きな役割を負って機能していることに本当に誇りを持っていたけれど、デビューしてグループが有名になれば、ソロのお仕事が増えてくるかも・・そんな緩い認識に陥ってしまっていたかもしれません。
 言い換えれば、一人一人が前に出てきて自分の力で色々な方面のお仕事を取って来れる力を持てば、グループや集団としても本当に強い、外からの力で簡単に潰されないような存在になっていけるかもしれない。一人一人が積極的に外に飛び出して行って、外と繋がっていくことができれば、これまでのグループ全体の(場合によっては人気のセンターの)力でメンバーに仕事を供給するという流れを、反対の流れに変えていけるかもしれません。グループという言葉で自分の存在を安泰させるのではなく、メンバー全員の力でグループという存在を後押ししていく・・そんな理想の流れを現実に作るための「グループ」という存在を意識させないやり方。。という気がします。
 もう一つ考えられる理由として、今、彼らは、自分自身が強くなっていく過程で、自分のイメージを作り直していることがあるかもしれません。アイドルグループのメンバーは往々にしてステレオタイプ的なイメージを背負わなければならなくなります。確かに、短い期間ならそれもいいかもしれせません。でも、成長してく中で、長く芸能界で活躍していくのなら、ファンに売っていくイメージを自分の個性とその成長に合わせて、ちょうどいいバランスで作り上げていく必要があるように思うのです。今、それを上手くやり遂げていくために、自分の個性を構成し直ししているのかなあって感じています。前と大きく変わっている訳でもないけれど、ちゃんと依然と地続きであるけれど、ジャニーズでは拾い上げられなかった、伸ばせなかったところをもう一度組み入れていくことをしているような気がします。今後、7人がどう相互作用していけるのか、どんな形をつくりあげていくのかは、それを踏まえてのことなのかあなと思うのでした。
 グループとは言わない彼らが、何を作り上げていこうとしているのか。本当に楽しみに待っていようと思います。彼らが今できることを十二分に頑張っているはすっごく伝わってくるので、きちんと自分たちの行きたいところに行けるように心から祈っておりますよー。きっとそこには一ファンである私が見たいものも待っているはずです・・