ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

ダンススクエア13号のLove-tune

 5月27日に発売のダンススクエアvol13で大特集されたLove-tune。お知らせがあったのは発売日直前くらいだったように思うのですが、その取り上げられ方も凄くて、12ページの本文に、三つ折りのピンナップ。その上、2ページある目次にもほぼ半ページ分くらいの大きなグラビアもはいってて、この号の第2特集はLove-tuneなのかーと思うに十分なくらいでしたね。

 まずは、4人のビジュアルがとってもよくって!4人とも黒を基調としたお洋服。はぎちゃんはお似合いの短い丈の黒の襟なし革ジャケットがしっとりつややかで、セルロイドのような肌の美しさとよく映えて!でもって、目がきりっとりりしくって大変にべっぴんさんでした。4人それぞれのお顔のアップもあって、みんな目の形とか、目の輝き方が綺麗であぁアイドルだなーって、でも、あざとい一歩手前のアピールさでほどよく上品で、こういう加減すっごく好きだな~って。

 本文で4人が語るLove-tune像がかっこよい。グループで活動することの意味を存分に語っている。個性の異なる4人のメンバーが集まって一つのグループとして一つの目標に向かって進むということの意味、そしてそれを達成するための算段をこんなに明確に、詳しく、そして意気高く語ったインタビューってないんじゃないかな。

 音楽の部分では、はぎちゃんが大学(音楽専攻らしい)で習ったことを生かして活躍しているとのこと。テンポとか音の構成の面からセットリストのつながり(この曲の後にはこの音色とか)を考えたりとか、ダンスと合わせる時にどこを使えばいいのかを再考することもリードしているそうで。さなぴによれば、「萩ちゃんがいるから音楽の面で上を目指せる」とまで言ってくれている。

 ダンスではもちろんのことみゅーさんで。「一応、ダンスでここまでここまできました」という自負ものぞかせてくれたし、振付をするときにも「ここをこうしたい」とかなりのこだわりを見せてくれる。4人の個性を生かすことを考えて、ほかの人がやらないことを考えたい、振りにしてもジャニーズだからこそできる振りも大事にしつつ、そうでないジャニーズっぽくないものも広げて行きたいと抱負を言っている。

 さなぴは新しいものをグループに持ち込んでくれる人。そして、表現として形にすることを見せていく人。今、グルーヴ感に凝っていて、みゅーさんと二人で極めようとしてて、ダンスの時もずっと肩を揺らしながらツーエイトに乗り続けているという・・そんなことしてやっすーをちょっと困らせているそうなんだけど、いや、みゅーさんとさなぴがかっこよく延々とグルーヴを表現しているのなんて、想像しただけで、しぬから!ほんとかっこいいから!。そんなジャニーズらしくないこともグループに持ってくることができるのがさなぴの能力なんだろうな。

 そして、やっすー。アイドルとして、ジャニーズとしての魅力を、バリューをしっかり踏まえて、総合的な「何をするか」ということのコマンドを3人に出せる人。はぎちゃんに「構成を考える人」と言われ、さなぴに「俺たちのジャニーズスペック」と頼られ、みゅーさんに「何をやってもジャニーズとしての意味を表現できる存在」と崇められ、そしてもう一度はぎちゃんに「この人はどうやらこの人は頭がいい」と複雑な思いを表現される存在。バンドもダンスも本業から見たら存在するアイドルの弱みもしっかり踏まえて、指揮棒を振るのだから、このグループの逞しさが完成するのだろうな。

 こんな風に、メンバー全員が、自分自身とほかのメンバーの個性をちゃんと理解して表現できて、その上でもっとこうしたいねと言いあえること、その様子を見ることができるのがこんなに幸福感を感じさせるものになるなんて!。ともかく、全員が他のメンバーに対するリスペクトの気持ちが本当にハンパなくって、嬉しいんだよね。結構長く、この手のバンドやユニットのインタビューを読んできていると思うけど、この記事の完成度の高さってなかなかないなぁと思う。ほんとね、こういう4人が有機的に動いて、グループを作っている様子を見せつけられるとね、このまま、このバランスのまま、もう少し見ていたいなぁと思うんですよね・・・さて、どうなるのかな。はあああああ(ため息)。