ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

ありがとう、またね!

 大千穐楽の後に大ちゃんのツイッターに載ったチーム・オレンジライドのスリーショット。この3人だったから、真面目で可愛いグシオンと、ぶっきらぼうだけど頼もしいパイモンと、あっついあっついアイム、だったからこそオレンジライドは明るくてまっすぐなチームだったんでしょうね・・。素敵なチームだった・・。

 ずっとずっと3人一緒のお写真待ってましたよ。きっと撮りたかったのはみんなそうだったよね。妄想なんだろうけれど、待っていてくれたのかなあと思うと、本当に嬉しくて、ありがたくって。そして、「また一緒に」と言ってくれたのが嬉しくて。

 そして、京都公演で3人で歩いた京都の街。けいごの萩ちゃんが撮ったという大ちゃんと奎仁くんのお写真。

 素敵な春の日に一緒に仕事して、一緒に遊んで。青春がここにも。また、ぜひ一緒のステージでお仕事して欲しいな。

  そして、同じジャニーズJrにいた千田くんの千穐楽ブログ。 


 以前のブログもそうだったけれど、本当に真摯な、お仕事に、お芝居に、まっすぐな千田くんの言葉が眩しい。そして、萩ちゃんに「また会えてよかった」と言ってくれて、「また」、どこかで共演したいと言ってくれてありがとう。きっとあなたたちだからこそできることがある。そんな未来をどんどん広げて行ってくれるといいな。

  舞台が始まる前から何かと萩ちゃんのことを伝えてくれた宇野くん。ブログの文章はいつも涼やかで優しいのに、舞台では本当にエネルギッシュだったなあ・・。そして、また萩ちゃんのことを伝えてくれましたよ。


 うわー。萩ちゃんからってのがまた嬉しいんだけれどw。ぜひぜひ、ご縁を巡らせて、萩ちゃんと一緒の舞台に立てますように!

  そして、新たなステージに向けて、もっともっと熱く強く舞台の上で生きていくための宣言のような宇野くんのお言葉。それぞれが、ステージの真ん中にすっくと立つ、そんな景色がたくさん見れますように。   


 「またね!」と言って再会への期待を言い交せることのなんて素晴らしいことか。それだって難しいことなのかと勘違いさせられそうになった1年だったけれど、世界はもっと暖かかった。みんなまだ若いんだもの。何度も何度も「またね!」がある。そうやって、どんどんみんな大きくなっていって欲しいなあ。

舞台「仮面ライダー斬月 -鎧武外伝-」29公演無事完走おめでとうございます!

 2019年3月31日の大千穐楽からはや3日。あっという間に時間は過ぎていきます。でも、本当に輝いていた素晴らしい舞台でした。まるでテレビドラマの仮面ライダー鎧武の世界がそのまま立ち現れたような世界観と舞台空間。その世界の登場人物としてエネルギーを発露する役者さんたち。そこに、様々なジャンルの「ファン」が集い、同じ舞台に集中し、新たな発見をそれぞれにする。そんな素晴らしい空間を思う存分楽しませていただき、そして、そこに応援している萩谷慧悟くんをあんなに素晴らしい役回りで登場させていただき、斬月カンパニーの皆様にはお礼の言葉もないくらいです・・。いやいや、心からのお礼を何度も何度も申し上げる次第です・・。はー、本当に幸せでした!

 まずは、主演の久保田悠来さんと主催者様のツイを貼ります~。

 

 大千穐楽はライブビューイングで参加したんですけれど、出演者全員がいつも以上に感情を爆発させ、ギリギリまで登場人物にのめり込んでいくようなお芝居でしたよね。思いっきり動いて戦って自分を燃やし尽くすようなお芝居で本当によかった!。最後まで、最後だから?フルストットルのお芝居でどこまで行けるかをそれぞれが試しているようでそこがゾクゾクしましたよ!最後のご挨拶では、アンサンブルの方々も含めての全出演者の紹介や挨拶もあって。その上、て最後のカーテンコールでは、舞台前にやっているという萩ちゃんが最初に「ここからが俺たちのステージだ!」と言って、全員で「変身!」と唱和するというところまで見せてもらえて・・・。最後に、演出の毛利さんもおっしゃってましたが「このメンバーでなければこの舞台は成り立たなかった」ということをおっしゃって本当に嬉しかったですよね。たぶん、その中には、萩ちゃんこと萩谷慧悟くんの存在もあったかなあと。。それはともあれ、本当に凄いチーム、カンパニーでした。萩ちゃんがおそらく初めてメインキャストとして出演させていただけたのがこの斬月カンパニーで本当によかったです。そして、ファンとして私も貴重な貴重な、一生心に残るような体験をさせてもらえました。

 そして、キャストそれぞれが次のお仕事に出立されていく。主演の貴虎さんの久保田さんは翌日の月曜日にTVKの「猫のひたいほどワイド」で初のMC仕事をされたという・・なんていうタフネス、精神力の強さかともうびっくりですよ。他の方々もみんな次々と新しいお仕事に向かわれる・・。増子くんと千田くんはまた一緒に5月にもテニミュがあるそうですよ(ぜひ行きたいと思ってる今日のこの頃)。他のキャストの人たちも次の仕事が概ね決まっていて、一つの大きな仕事を終えて、また次のお仕事に向かう様子が本当に清々しくって、こういう在り方って本当にいいものだなあと新たな世界を見た感じがしました。そして、萩ちゃんにも帰る場所がある。この朝にほぼ分かったように、今度はきっとLove-tuneのみんなと一緒の、ホームと言ってもいい場所での仕事になる。こんな晴れやかで前向きな気持ち、本当に久しぶりで、それもこの斬月舞台のおかげだなあと、あの29回の仮面ライダーの世界のおかげだなあと思うのでした。

 色んな事にお礼を言わなければいけない状況だけれど、一つ、自分の妄想も交えて描かせてもらえれば、この舞台の座組が本当に素晴らしかったなあと思うんですよね。もちろん、主役は久保田さんの貴虎であって、そこに向けてのキャスト構成ではある。でも、そのうえで、萩ちゃんにとっても本当に刺激的で、頑張れる配置だったようにも思うんですよね。例えば、絶妙だったと思うのは、ライバルのグラシャ役の増子くんが19歳で、グシオン役のけいとくんがタメという年齢関係。俳優としてのキャリアがあまりない萩ちゃんが舞台の2番手に抜擢されたという状況で、ライバル役に伸び盛りの19歳という自分より若い俳優さんがいて絶対負けられないという気持ちを沸かせてくれただろうし、同じチームの中には萩ちゃんが目配り気配りして引っ張っていこうという萩ちゃんが元来持っているお兄ちゃん気質を引き出してくれる人もいる。また、けいとくんも塁くんもさすが声優さんというか初舞台なのにセリフがちゃんとしていて声が素敵で、そこもきっと萩ちゃんは刺激を受けただろうし、何よりいつも筋トレを欠かさないストイックに自分を高める努力を萩ちゃんにも見せてくれた。パイモン役の後藤大ちゃんはアクションも凄いけれど、とにかく超絶スタイルで本当に未来人のよう。そんな若手がいる中で自分はどうすればっていうことも萩ちゃんは考えたかもしれない(かなり妄想w)。       

 また、お互いに背筋がしゃんとする存在であろうベリト千田くん。少し年上には、あったかく見守ってくれるお兄ちゃん的存在の芸達者フォラス役宇野くんが若い俳優さんたちの状況をよく見て引っ張っててくれる。一方で、感情表現の幅の広さと豊かな表情がとにかく上手い影正役の原嶋くん。3つ4つという少し上にはこんなにできる人がいることが実感できる配置。そしてその上には、それぞれの芸風を確立させて華やかで美しい身体表現ができるベリアル役小沼さん、雅仁役丘山さんのはるちゃんさん、そして貴虎役久保田さん。いやー、ほんとこの3人って最強。本当にこの役でこの3人を見ることができて幸せだった・・。そして、一番上の鍵臣大高さんが一番の悪役とギャグメーカーの両方をやってて舞台の雰囲気の緩急をつけているのがキャリアの重みを感じさせましたよね。先日、「唐版風の又三郎」で同じようなポジションを風間杜夫さんがやってる舞台を見たからなるほどなあと、何十年もキャリアを積み上げていことの意味みたいなものも見えたかなあと・・本当に素晴らしい方々でした。      

 そして、演出面でも気づいたことがあって、ライブビューイングではアップがしっかり見えるので、カーテンコールでいつもの綺麗なお顔を全開にしてる萩ちゃんをしっかり堪能できたんですよ。でも、翻って、アイムが意図的に目を見せないようにしてたのがようやくはっきりとわかったところもあって、きっとそれは、アイムへ紘汰さんがちゃんと重なるために不可欠の演出だったんでしょうね。役者の力量とハートもも凄いけれど、細かなところまで極めていく演出が凄かったんだなと改めて思ったのでした。

 いやー、まだ全然書きたりないし、何より、貴虎さんのことがもっと言いたいのですが、ひとまずはここまでw。本当に本当に素晴らしい斬月体験でした。これからは、仮面ライダー鎧武の世界も応援していきたいと思います。本当に新しい世界をありがとうございました!今でも、頭の中で斬月のテーマソングが鳴り響いて止まらないよーー!!

つながるつながるつながる未来につながる

  もうご存知の方も多いと思うんですけど・・・(深呼吸)。昨日、2019年3月31日、MX Fes 2019のオープニングイベントである、真田佑馬くんと阿部顕嵐くんの「つなげるつなげるつなげる」イベントにおいて、長妻怜央くん、森田美勇人くん、諸星翔希くんが登場。そして、斬月大千秋楽前の萩谷慧悟くんもTV電話で登場して、とうとうLove-tuneメンバー7人のうち6人が同じ場所に集ったのでした!まずは一番先にその様子を伝えてくださったモデルプレスさんの記事を貼りますーー。

  TV電話画像の萩ちゃんはちょいとだけ微妙だけどw、5人とも本当に綺麗でカッコよくって、このビジュアルのよさは何??ってもうびっくりするやら、胸が動転するやら。あんまり興奮しすぎて全然記憶があいまいですよ・・。いやいやいや、本当に嬉しい、めでたい、素晴らしい!!私はエムキャス組だったので、ながつと美勇人くんの登場までは見ることができたんですが、そこで中継が終わってしまって、ちょっとだけ寂しい思いをしていたのですが、その後、モロちゃんと萩ちゃんが登場という情報がツイッターで飛び込んできてもうその場で号泣でしたよ・・。
 さて、順に追っていくと・・。さなぴーのお話の後に、あらんちゃんのインスタにも登場する絵のお話になり、その作者が登場・・ということで「えっ?何??」ってピンとこなかったんですけど、下手からすっごい勢いで飛び出してきたしゅっとした凄くスタイルのよいお兄ちゃんのお顔が最初よくわからなくってまたまたピンと来なくって、その彼がうわーっとしゃべりだしたところで、「ああああ、ながつーー!!」とようやく認識できたのですよ。自作の才能あふれる個性的な絵を、あのいつもの、おばちゃん世代にはわからない個性的な感覚で元気よく話してくれるながつ。ちょっとだけ大人びてめっちゃかっこよくなっている、初めて見た20歳のながつなんだけれど、さなぴーやあらんちゃんから突っ込まれる様子がいつも通りで本当に泣けて、泣けて・・。しかし!、彼が何枚目かの絵「足長お兄さん」を見せてくれた時の驚きと言ったら、会場も凄い状況になってるのが伝わってきた・・わかる、わかるよー。
 そして、美勇人くんが登場。襟足が伸びてて、ちょっと昔の(らぶの前の)美勇人くんみたいだなって思ったりもしたけれど、出てきたら、相変わらずのひらがなしゃべりで、あらんちゃんに色々と突っ込まれてて、すごくあらみゅだった。和んだーー。でも、見せてくれたのが、美勇人くんがモデルとなって登場している素晴らしいお写真。自然の中で、美しい姿を見せてくれる美勇人くん。中には雪山でのお写真もあって、すっごく寒かったけど・・と言いながらも本当にカッコいいお写真でモデル魂を爆発させていたんですよね。FINEBOYSを降板して止まったと思っていた針はちゃんと動いていたんですね・・。でも、なんだか美勇人くんらしいな・・。取り組んだものは必ず絶対モノにするってところが彼らしいなあと思ったんですよね。

 で・・。なんとここで中継が終わってしまって・・ああ今日は6人揃うのは無理だったのか・・朝の自分のツイに斬月のキャストの方が「いいね」してくださって幸先いいなあと思っていたんですけど、やっぱりダメか・・正直ちょっとがっかりしたんですけど・・・でも、まだまだ終わっていなかった!!あきらめちゃダメww
 その後はネットニュースの伝えるように、4人の記念写真を撮るスタッフさんのふりをしてモロちゃんが登場したり、京都の萩ちゃんにつないで、萩ちゃんが斬月の宣伝をしたりといった大盛り上がりだったようですよ・・・。でも、モロちゃんって、だいたい何かに扮する役ですよね~。ほんとに芸達者ポジは健在で!。それにしてもモロちゃん爆イケじゃないですか?きっと次の舞台もめっちゃカッコいいんでしょうね・・そして、その場にいない「その頃、萩谷は・・」も健在で!!もうね、もうね、全部がLove-tuneだったように、その場で見ていた訳ではないけど自分w、いつものらぶだったんじゃないかと思ったんですよね・・。

  このイベントが発表になって、タイトル画を見た時に、ほとんどのファンの人が「これはメンバーがつながるのか?」なんて空想していた訳ですよね・・私もこんなエントリー書きました・・ 

tanusun.hatenablog.com

  でも、やっぱり期待しすぎちゃダメ・・と思っていたけれど・・・いや、いや、いや、想像の斜め上をいくつながりっぷりで!赤紫青緑黄橙がつながって、ピンクの桜の花が添えられているタイトル画。本当にその通りになった・・・。このイベントを作り上げるためにメンバーは色々と考えてくれたそうです。ファンに会いたいという気持ちも本当に強かったとのこと。泣けちゃいますよね・・。ファン冥利につきるとはこのことです。次はピンクの安井くんの花がつながる番。きっとそう遠くないうちにそれは実現することでしょう。もう大丈夫。ジャニーズに最後まで残ってくれた安井くんを迎える場所がちゃんとできた。さなぴーも先のニュースにもある談話の中で、

真田:僕も一番にやりたいことはお芝居なんですけど、曲を作ることで知った喜びとか共有できることもあったので、その曲を歌いたいなーみたいな。だからいっぱい作ります。皆で歌える時間も両刀で頑張らさせて頂きます。

― 皆さんで歌うところは見られますか?

真田:僕が夜更かししていっぱい曲作ってるので大丈夫です!僕が作った曲とか誰かが書いてくれた歌詞とかのせて1つのエンタテイメントを作っていくことをどんどんしていければいいなと思います。 

 と言ってくれているので・・・。きっと華やかなピンクのお花もじきに咲くことでしょう。本当に本当に7人のLove-tuneに会える日が待ち遠しいです。そして新しい元号と共にきっとその日がやってくることでしょう。斬月の大千秋楽を前にTDCまで今回のグッズを買いに行ったのですが、橋のたもとの濃いピンクの桜が咲き始めてましたよ。本当にLove-tuneファンは幸せ者だなあという気持ちでいっぱいになった日でした。 

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安井くん&優斗くん&らじらーサダデーありがとう!

 2019年3月30日は安井謙太郎くんと高橋優斗くんのNHKラジオ第一「らじらーサダデー」の最終回の日でした。2016年4月からまるっと3年間。土曜日の夜9時はいつもこの2人に笑わせてもらっていましたよ。ツイッターでファンがわいわい盛り上がるのも一緒に体験できて素敵な時間をたくさんもらえました。あとやっぱりLove-tuneファンとしては、グループやメンバーのことを折々に伝えてくれたりもして、たくさんの勇気をもらえた心の支えでもあった番組でした。

 そんなやすゆぴらじらーの最終回。本当に安井くんらしい放送だったなあと感じました。この日にかかった3曲。言葉よりも大切なもの、Dream on、勇気100%。選曲だけで、ジャニーさんとジャニーズとJrとそしてLove-tuneが大好きな安井くんが見えるようでした。でも、ゆうとマン&やすちぃのパートとか、最後もう全くの下ネタになっちゃって、最後までカラッと笑わせてくれる安井くんとゆうぴー。他にもらじらーのネタもぎゅっと詰め込んでるところにすっごく賢くてスマートな安井くんのアイドル道のスピリットを見た感がありました。

 そして、安井くんの締めくくりのご挨拶。

 

 「新しい門出」。この言葉を安井くん自身の口から聞けたのは本当に嬉しくて、心強くて。安井謙太郎という人は、曲の一つ一つで、言葉の一つ一つで、ファンを勇気づけてくれるアイドルそのものです!きっと一生この方はアイドルなんだろうと思います。素敵な時間をありがとうございました。らじらースタッフさんも3年間、本当にありがとうございました。そして、4月1日を楽しみにしています!!   

映画「ニート・ニート・ニート」DVD詳細のお知らせ

 先日、DVDの発売がめでたくも決まった映画「ニートニートニート」。昨日、その詳細が発表されました!

 まずは発売日。2019年6月12日水曜日とのこと。この日は美勇人くんのジャニーズ入所日だそうで、新しいステージで花を咲かせていくだろう美勇人くんへのお祝いにも感じられてとても嬉しかったですよ。

 そして、初回盤の特典が本当に凄い!今発表されているだけで、メイキング、インタビュー、舞台挨拶で120分のボリュームだそうです~。まだほかにもあるかもしれず、それはまあのんびり待つとしてw。スタッフの皆様に心からお礼申し上げます!。あとやっぱり安井くん坦、美勇人くん坦の頑張りのおかげですよね。本当に本当にありがとう。

 個人的には、あの大好きなレンチ、キノブー、タカシ、月子にいつでも会えるというだけでも嬉しいんですよね・・。先日も、ちょっともやもやすることがあったんですが、レンチとキノブーの熱くて、でもギスギスした揉め事に、色々と苦労してきた月子が「くだんね~」とズバンと言うシーンが思い浮かんで、なんだかスカッとして、ちょっと気分が落ち着いたんですよね。色んなキャラクターが、斜めからすかしたり、まっすぐぶつかったり、はたまた俯瞰的に一呼吸置くように・・そんな風に紡がれる言葉やシーンが、なんだか気持ちのストレッチ感があって、いつも傍にいて欲しいと思っちゃうんですね・・。いや、本当に楽しみです!
 思えば、色々あった2018年度。私のこころの支えになってくれたのは、Love-tuneの横アリ公演の局動画であったり、安井くんのらじらーであったり、顕嵐ちゃんの映画「空飛ぶタイヤ」であったり、そして、この映画「ニートニートニート」でした(退所後の萩ちゃんのスティールパンの演奏会もすっごく嬉しかったですが)。どれも素晴らしい作品で、単に贔屓の子たちが出ているという以上に、作品として広い層の人に愛される優れた作品でした。そして多くの人の力で出来上がっていることを実感させてくれる素晴らしい作品だったなあと思います。萩ちゃんの斬月舞台もそうですが、彼らのキャリアの一個一個がこうやって長く残るもの、振り返って多くの人に見ることができるものとして残っていくのが本当に嬉しいですね・・。
 さて、いよいよ明日は安井謙太郎くんのジャニーズでの最後のお仕事。らじらーサダデー9時台の放送がありますねー。斬月帰りの新幹線の中で心して聞こうと思っている年度末であったりいたします。4月からを大いに盛り上げるために思いっきり楽しんでいこうと思います。

初めての多ステメモ(ネタバレです)

 2019年3月28日、舞台「仮面ライダー斬月」の京都公演が始まりました。東京公演の経験とそして振り返りとちょっとした休日を経て、どんな舞台にになっているか、本当に楽しみです~。私にとって、今回の舞台は萩ちゃんこと萩谷慧悟くんを応援するようになって初の外部舞台、それもLove-tuneメンバーと一緒ではなく単独の参加となりました。だから、こんな風にがっつり萩ちゃんの応援をできるのは初めてのことで、何度もその舞台、日本青年館ホールに足を運ぶことができました。今のところ計7回。本当に本当にラッキーなことだと思うんですよね。今の萩ちゃんがいる状況に感謝してもしても足りないような気がします。ファンとして思う存分(もちろん用事や仕事があるのでもっと行きたかったけれど・・)応援できることの幸せを噛みしめているところです。

 そんな訳で今回は3月17日以降、その時の主に萩ちゃんへの感想をざくっとメモしておきたいと思います。本当にただのメモというか「孫は可愛い」というレベルの感情しかありませんw。

  •  3月17日(3回目)

 紘汰さん降臨のシーンの萩ちゃんがあんなにノーブルだったとは。その瞬間、後ろ姿がスーッとノーブルになってそれから先は、それまでの激しいアイムとは一変して穏やかで軽やかで高貴な印象になるのが素敵だったなあ。舞台の上に、その真ん中にいるのが本当に嬉しい。カーテンコールで両手を高々とあげてスポットライトを浴びて清々しい表情を見せる。そんな萩ちゃんを見て、ジャニーズJr祭り2017の外周ファンサタイムで、ひとりでセンターステージに何度も侵入して気持ちよさそうに歌っている萩ちゃんを思い出したよ。

 萩ちゃんや千田くんを見てて思うのはあのメンバーの中では姿勢やダンスなどの所作の美しさや舞台を見る目の広さはJr出身ならではの美しさがあると思うけれど、セリフ回しとか声の出し方とか演技とかはかなり変わったなあと思うんですよね。あと、萩ちゃんの殺陣。しっかりちゃんと動けてるけど自然で軽々してて、こんなに様になるとは思っていなかった。軽やかないいアクションだったな。アイムと萩ちゃんのキャラクターはとっても似ていると思うけれど、それを少年の王道みたいな、そのピュアさを褒めていただける言葉を読ませてもらっていると、やっぱり外に出てよかったなあとしみじみする。

 子どもたちの戦いと、大人たちの戦いが、重なっているようで、やっぱり違っているのが痺れるところ。色んな罪を犯しながらでも今戦うしかなく戦う思いを満々に胸にいだいて、ぶつかり合うしかない子どもたち。一方で、そんな時期を過ぎて、では、そうならない未来のためにどう戦うのかを再考する大人たち。でも、どちらも自分の意思や信念を生き抜く姿をみせてくれる。残酷な結末を経験しても、子どもが大人になるためには大事ことが語られているように思えたなあ。貴虎さんが紘汰さんにまた近づいたように、いつかはアイムもそうなっていくんだろうか・・。

 鎧武本編もそうだったけれど、影正君のネガティブ感情を延々と語って聞かせていくことがトータルでは大事なことなんだろうなあと製作者の方々の信念みたいなものを感じる。前を向くこころも大事だけれど、そこにいきつくための想いの棚卸しみたいな。

 最後のシーンだけれど、絶対、「シェーン、カンバーック!」な気がする。自分たちを守ってくれた素敵な大人を見送る子どものシーンが重なるなあ。子どもたちに「いつでも呼んでくれ」とほほ笑む貴虎さん。たぶん、本編ドラマの最初の方ではそういうことを言う人ではなかったよなあと(涙)。

 ようやくパンフレットをじっくり読む。スタッフのみなさんが「仮面ライダー初めての舞台化というチャレンジ」と「それに選ばれた鎧武」に大変誇りを持っておられることが伝わってきて。そこに、萩ちゃんがいることが本当に本当に奇跡。

 お客さんに若い男子が目立つようになってきて、帰りのロビーで色々と話をしてるのを聞き耳しちゃうのが楽しいなあ。高校生、大学生の男子に萩ちゃんを見ていただけてるというのが胸熱すぎるなあ。 

  • 3月19日(4回目)

 この日は、朝と夜に長い時間が空いてしまうスケジュール。意外と長引くかなと思った朝のお仕事もすっきり無事終わったので、思い切って当日券で見ようと青年館に。そうしたら、偶然チケットを譲りたいという方に出会えて、思いのほかいいお席のチケットを譲っていただけました。本当にありがたかった。ふらっと行って入ることができるのは幸せなことだなあと。休演日明けで、キャストも皆さんお元気でした!

 萩ちゃんも休演日開けですっごくフレッシュ感満載でお顔がとっても綺麗だった。しゅーっと鼻筋が通っていてお肌がぴちぴち綺麗で、自慢の自担だった!。萩ちゃんのセリフ回しがほとんどブレないのが凄いなあと。そしてよりメリハリはっきりしてきて、身についてきた感がたまらなかったです!。あと、いつものアドリブコーナーでは。激おこなアイムが萩ちゃんぽくて可愛かった~。

 休演日開けて、ますますフォラスさんの小芝居が増えてた!!めっちゃ好き。グラシャさんの見た目の綺麗さと子ども感と帝王然とした発言がミックスしたキャラクターが物凄くて。丘山さんと一緒のミュージカルのお仕事もできたらいいのになあと思うくらい雅仁さん好き・・・。スーツにベルトってあかんやつやよなあ・・そして、アイムの男の子らしく泣いて笑ってケンカして、でも最後に全部背負うとこが好き過ぎて、萩ちゃんだなあと死亡した(笑。

 カーテンコールの時の挨拶の仕方がまちまちなのが好きだ。舞台俳優さん、アイドル、そしてミュージカル俳優さん、それぞれ雰囲気が違うのがたまらない。斬月舞台のアクションメンバーのみなさんの動き方も本当に好き。。冒頭のアクションシーンめっちゃ好き・・。斬月舞台のアクション監督さんは柴田政明さん。倉田プロモーション。覚えておくー。Love-tuneの時もパフォーマンスのミクスチャーぶりが大好きだったけれど、この舞台にもその匂いが濃厚にあって、本当に好きだなあと。出番的にも内容的にもこれだけ大活躍できる舞台や映像ものもなかなかないだろうから、行けるだけ舞台に行きたいなあと思うけれど、もうそんなに行けないのでとても悲しくなってしまう・・。

 お恥ずかしながら4回目にしてようやく悪の企みの全容を理解した気がしたw。こんなんかな?
 本編の3年前(トータルで8年前):トルキア共和国でのプロジェクトアークの実験が行われる。呉島貴虎と鎮宮雅仁が責任者として着任。二人は強い絆で結ばれた戦友となった。しかし、戦極凌馬のライダーシステムプロトタイプは未完成であったこと、貴虎も日本での実験で大けがを負っていたことから、アーマードライダー斬月となる役目を雅仁が引き受ける。その後、何者か(鍵臣??)がクラックを開けたことによるヘルヘイムの植物が国中に流入し(この時、オーバーロード化をすでに戦極凌馬から聞かされていたとのセリフもあった気がする)、戦後の日本のように非常に貧しかったトルキアの人々は、その実を食べてしまい、ほとんどの者がインベスとなってしまった。そこで、自身もヘルヘイム症を発症していた雅仁がスカラーシステムを発動させ、雅仁も含めトルキアを焼き払い、国は壊滅状態になり、貴虎は傷心のうちに日本に戻ることになった。その後、貴虎は沢芽市において活動を続け、鎧武本編の物語が始まり終わることとなる。
 一方、ユグドラシルの解体後、トルキアの実権を握った鍵臣は生き残ったアンダーグラウンドシティの若者たちに、プロトタイプのライダーシステムを秘密裏に渡し、生き残りのための戦いを煽るようになった。その本当の目的は、未完成なライダーシステムの過度な使用による人間のオーバーロード化を進め、その力を手にして、世界を征服することであった。何も知らないトルキアの子どもたちは、その陰謀に巻き込まれ、その生き残りゲームの真の意味を知らずに闘いを強いられることとなる。また、そのライダーによる抗争に生き残った者たちもインベスに変容してしまう日々が続いた。そして約数年がたち、トルキアの惨状が貴虎の耳にも伝わることなった。
 8年ぶりにトルキアの地に降りた貴虎。しかし、すぐに兄の仇と付け狙う影正に撃たれ、記憶喪失となりアンダーグラウンドシティに迷い込み、抗争を続けるアイムたちの世話になることになる。一方で、8年前にスカラーシステムによる自爆的行為によって死んだはずの雅仁はオーバーロードとして復活しており斬月に変身するなどして、再びトルキアを訪れた貴虎を付け狙うこととなる。これらの状況の中で、貴虎は、再びのトルキアでの活躍を始めることとなる。以下、舞台の本編へ・・色々と間違っているかもしれない・・。

 自分は、仮面ライダー1号、2号と一緒に育った人間なので、貴虎さんの「おっさん」化は元祖おやっさん立花藤兵衛さんを思い出させてよけいににやにやしてしまう。二重三重の意味でのレジェンド化であるし、若者の守り手と自覚した主任がこの世にある世界で生き残ったアイムたちは生きていくんだと思うと、毎回ラストシーンで泣きそうになるなあ。

  • 3月20日(5回目)

 今日のアイムは凄かった。怒りを、悔しさも、悲しさも、強さも全部強かった。アイムは出からちょっとお兄ちゃん味というか逞しい感じがしていて、厳しい表情や怒りや哀しさとかネガティブで強い感情がより強くほとばしっていて、思わずこちらももらい泣きしそうだった。あんなに強くまっすぐにピュアに感情を乗せていくことができるなんて、本当に凄かった。嗚咽してる声とか、ぐはっとか、ぐぐぐぐぐとか、うわーーーとか、そうう言葉にならない声のバリエーションがすっごくあって、そこがまた真に迫るところなのかも・・と思ったな。

 マイクを使ってはいるけれど、それ以上に声の疲れもあまり見えないのはある程度被せてるのかなあと思ったりもする。でも。その時その時の感情の出方の違いもちゃんとあるし、相当高度な音声システムを使っているのかなあと思ったり。萩ちゃん、大学で勉強しているから、音声システムのことも詳しそうだからなあ。そこは強いとこかも。本当にんな技術が溢れている舞台。萩ちゃん、本当に色んな事勉強できているんだろなあ。。楽しいだろうなあ・・。本当によかったよ(号泣)

 そして、呉島貴虎さんは実在の人物だ・・という認識に至った日w。今日の貴虎さんが左耳かけで綺麗な切れ長の目が横顔からもよく見えて、あまりのカッコよさに登場シーンから卒倒しそうだった。となりのお姉さんが口元押さえてひきつってたくらいだった。ちなみにもみあげがすーっと細く長くて、そこも綺麗だったーー。次も耳かけだといいな!これまでの設定を生かし「呉島貴虎研究所」という施設研究所(かつ世界の平和を守りための組織)作るという特撮ドラマ見たい。アンナチュラルみたい感じで連続ドラマにして欲しい。

 今日はみんな色々と激しかった気がする。フォラスとベリアルの二等兵アドリブもずーっとスクワットで結構つらそうだったし、鍵臣さんも雅仁さんをグリコのポーズに近くしていたし、萩ちゃんの「じゃあ、おねーさん」も力いっぱいだったwちょっとお芝居の段どり崩れた時もあった気がしたw。そして、グラシャとアイムのクライマックスのセリフのぶつかり合いのシーンがますます凄くなっていて、何度でも何百回でも見たい・・

 カテコ挨拶はグシオンけいとくん。公演ももう折り返し地点を過ぎたけれど頑張って突っ走っていきます・・みたいなことを言ってたんだけれど、ちょっと立ち位置後ろだったせいか、萩ちゃんが「もちょっと前に出て」みたいに手のひらを下の方で前にヒラヒラさせていて、とってもお兄ちゃんだった。

 その後、久保田さんが「彼も今日大学を卒業しました!」ってお話があって、会場から拍手がー。萩ちゃんとタメなんやね~~。その後、けいとくん(かな?)「ベリトが挨拶のなんども」練習をしていて、久保田さんに教えてもらって・・」って言ってたら、丘山さんが急に久保田さんの声まねとアクションまねをし出してめっちゃ可笑しかった。どうも挨拶の時にスーツの前を両手でしゅっとひっぱりながらのポーズだったみたい。萩ちゃんもその時ブルゾンの両前をしゅっと引っ張ってたのが可愛かったよ。

 それにしてもほとんど未経験の俳優ファンにも鎧武ファンにもどちらも存分に楽しんでいるみたいでホントに凄いよねえ。

  • 3月21日(6回目、7回目)

 今日は初のマチソワ。東京はこれで終了なので心して臨む!3月の公演って結構あるけど個人的に厳しいんだよなあ。でも学生さんにはうってつけなんだろうね。斬月も男子学生が結構いる!

 マチネは最上手の席で、特殊効果の時の俳優さんの動きが色々と見えて興味深かったな。そして、ソワレは2階席で、やっぱり萩ちゃんの陶器胸がくっきり見えるのがいいなあw。萩ちゃん必ず2階席をみててを振ってくれるのがありがたくて、2階席には2階席の愉しみがあるのが嬉しいな。

 休演日以降、萩ちゃんのお芝居が悲しみを湛えたものになっていて、こーたさんとは違う、罪を犯したアイムの再起という課題にたどり着きつつあるように感じたなあ。その文脈だと、ベリアルさんの何気ないセリフがすっごく効いているなあと思うんですよね。決して罪を重々しく扱う作りではないけれど、あの子たちが背負った罪を忘れさせないという脚本が凄いなあと思うし、そこが男子に響くところなんだろうなあと思いましたよね。そして、今日もあのこーたさんのシーンが素晴らしく。憑依したようによく似た演技も素晴らしい。でも、あの柔らかで懐かしい笑みも、あの綺麗な姿勢も、腕のカーブも、手と指のニュアンスも綺麗な綺麗な萩ちゃんがそのままにいて、そこが本当に嬉しいだよなあと思うのでした。

 斬月舞台の出演者みんな腕の使い方が素敵で、情感溢れた綺麗な綺麗な瞬間があるんだよねえ。動の魅力も静の魅力も両方あって、そこも大好きな舞台。貴虎さんの変身シーンは毎回背筋がゾクソクするほどの感激があって。ベルトにパンとはめた時の後、その手をふわっと胸の前あたりへあげていくところも本当に好き。アイムの気合いにみちたのも好きだけれど、貴虎さんのは本当に色気があって、もう死にたい。そして、また、雅仁さんも本当に素晴らしい。雅仁の身のこなしと彼が変身した斬月の身のこなしがちゃんと似ていて。そして、そここそが、貴虎さんとの共通点なんだなあと思うと、本当に泣けるんですよ。本当の戦友だったんでしょうね・・。

 はるちゃんのカテコ挨拶がよかったですよ!ポジティブに取り組めることをそれぞれ見つけて頑張ってる熱いカンパニー、みたいなコメント。その後色々とあったけれど見逃したww。

  連れて行った家族が舞台の面白さと萩ちゃんの成長に大喜びでホントによかったなあ。あとドラマ見ておいてよかったと嬉しそうだった。次の日、久々に妹一家とご飯たべたんだけど、甥っ子が仮面ライダーをずっと見ているというので、「仮面ライダーの舞台見てきた。とっても面白かった!」と言ったら、「仮面ライダー斬月かぁ」とするっと出てきたのでちょいとびっくりした。やっぱり注目されているなあ。

  • そして、東京千秋楽を経て。

 萩ちゃん、東京公演やりきって、本当におめでとう~。いつも斜め上を行く自慢の自坦様ですよ。いいお芝居に出演できて、いい仲間に出会えて、新しい経験を思う存分できて本当によかった。 

 アンダーグラウンドシティのチーム7人勢揃いのお写真がめっちゃいいなあ・・。ちゃんとステージの人たちになってて貴重な一枚。アイムのちょっと腰を斜め前に出す立ち方が大好きすぎて。他の子たちもその人らしくってめっちゃ好きなんだよなあ。千田君のツイートをはっておきます!

リスペクトの技術

 いよいよ明日は舞台「仮面ライダー斬月-鎧武外伝-」と東京千秋楽。初日からあっという間でした。萩ちゃんこと萩谷慧悟ファンの自分にはありがたいことに、あの後、17日、19日、20日、21日の昼夜と観劇することができました。リピーターチケットや当日券でも入ることができて、心ゆくまで萩ちゃんの晴れ舞台を堪能しています。脚本の妙、座組の巧みさ、そしてベテラン勢から若手までの熱のこもったお芝居。満足だけしかないのですが、それでも、まだ当日券の余裕もあるようですので、ぜひぜひ興味のある方は見ていただければと思います。

 ふらっと行っても、当日券でもこの素晴らしい世界が味わえる貴重な機会(ジャニーズジュニアのステージの取れにくさを考えると本当に天国でした)。ちょっとツイッターなどネットを検索していただければ、この舞台の評判が伝わると思いますので、ぜひぜひ東京千秋楽が盛り上がるよう、そして京都公演、ライブビューイングの成功につながるよう盛り上がっていけるといいなあと感じます。
 さて、舞台の評判で、嬉しいのが、ドラマの時からのファンの方、仮面ライダー鎧武ファンの方が「これはまさしく鎧武の世界だ」という方が実に多いこと。新たに加わったキャストのファンとしてこんなに嬉しい言葉は他にありません。特に昨今は「原作つき」作品については批判の嵐になることが多いことを考えれば、さらに凄いことだなあと思うのです。
 その理由はいくつかあるでしょう。まず、多くの人が指摘する、新たな舞台、新たなキャストではあるけれど、大胆に本編のキャラクターやストーリーを重ねたこと。本編の「想いの核心」をもう一度描きだすことで、ファンの人が自分たちが一番大切にしているものを尊重してくれたという評価につながったのでしょう。世界観とは「想い」なんだなあと多くのファンの人たちの感想を読んでいて感じました。
 また、あえて違うキャストだったからこそ「同じ」という認識にたどり着けた気もします。ファンに馴染みのあるキャラクターを出せば、そして馴染みのあるストーリーをつむげば、いくら同じであろうとしても、知っていれば知っているほど、小さな違いから「違う」という認識になってしまう。しかし、全く違うキャストで直接は目に見えない「想い」を演じれば、お客さんは自然と「同じ」ものを見出していく。それがこのステージの一番の仕掛け、見る側に自分の記憶や認識を引き出すための仕掛けづくりだったのだろうなあと感じています。
 そして、先輩と同じ演目を後輩たちが演じることで、双方のファンへの認識が変わっていきます。先輩ファンからすれば、自分のよく知っている演目を演じることで、自分の思いを乗せてその後輩を見ることになり、ぐっとの距離感を縮めることができる。後輩ファンも先輩ファンが大切にしている世界観を自分のものとしてみることができるようになる。思えば、そうした技法は、この舞台だけではなく、ショウビジネスにはよくある方法なのでしょう。歌舞伎も、宝塚も、シェイクスピアも、新劇も、アングラ芝居も、そしてジャニーズも同じように、その「スピリット」を次代につなげていっているんだなあと改めて思うのでした。
 特に、萩ちゃんが11月までいたジャニーズジュニアは、徹底的に先輩の後ろについてバックをつとめたり、先輩の曲を自分たちで演じることでコンサートを作るということを延々として育っていきます。もちろん、長じていくと、自分(たち)のオリジナル曲をやるようになるのですが、そうなってからも先輩たちの曲をやることに誇りを持ち、どのようにそれを自分の中に取り入れていくか、どのように先輩たちの曲を表現していくかについて徹底的に取り組んでいくのです。そして、ジャニーズを応援するファンたちは、そのオリジナルへの愛情と思い出までも加えて、新しいタレントたちへの思いを育てていくというところがあると思うのです。
 自分は萩ちゃんを応援してまだ3年ほどです。その中でも、ザ少年倶楽部などのテレビでのパフォーマンス、先輩のバックにつく演劇やコンサート、そして彼がメンバーであるLove-tuneのライブを見てきて目に焼き付いていた映像が、その後に見た先輩のステージで見つけることが何度かありました。「あれ?これあの時の萩ちゃんじゃん」と思うのですが、それは順序が逆で萩ちゃんが先輩たちのパフォーマンスを自分の中に取り込んでいたから生じたことなんだと思うのです。でも、萩ちゃんのステージの時にそれを直接的には自覚することはなかったので、いかに自分のものとして、はたまたグループのパフォーマンスとしてしっかりと落とし込んで新たなものとして作り上げていたのでしょう。そんな、ジャニーズジュニアの不思議な深さになんだか勝手にジンとしてしまっております。
 もちろん、これは多分に妄想めいた思いだったりします。それに萩ちゃんの今回見せてくれた舞台での力は今回の舞台で新たに身につけたものも当然多いでしょう。それでも、このリスペクトの思いと新たな表現へのチャレンジである仮面ライダー斬月という舞台に萩ちゃんがいたということは、きちんとした意図と理由があると感じたりもする今日この頃なのでした。