ラボを捨て、ビーチに出よう

どこにいたって君がアイドルだ

大往生

 ジャニーさんが7月9日に亡くなったとのこと。クモ膜下出血で87歳での死去。6月18日に倒れられてから、救急搬送されてから3週間あまり。お年と病気のことを考えると大往生と言っていい気がするアラフィフの自分である。
 戦後の高度成長期に日本の男性アイドルの世界を切り開いて日本一になって、次代への継承も果たし、倒れてからも周りの人々がお別れをきちんと言えて、心の整理をする時間も取れるまで持ちこたえて、いいところでさらっと世を去っていく。なんて立派な終わり方、死に方だったかなと思う。重ねて言うけれど大往生だった。2020年のオリンピック、きっと見たかった、陣頭指揮を執りたかっただろうと思うけれど、でも、果たせぬ思いが残ったからこそ、それに向けて残された者が「思い」というピュアなものを胸にまっすぐそこに向かっていけるのだ。もちろん全部が全部肯定できる方ではないけれど、本当に「凄い」方だったんだなあと改めて感じた。

 応援している子たちとジャニーさんの間に何があったのか、本当のことをまだ知ることができないので、まだ感謝の言葉を具体的に形にできない自分ではある(本当にジャニーさんがLove-tuneを結成してくださったのは本当にありがとうと何度でも言わせてくださいなのだけれど)。でも、ジャニーさんの偉大なところは倒れている間にも色々と感じて、その一つが「思いを伝える力」や「イズムを教え込む力」のものすごさである。
 私がジャニーズ(主にJr)を一生懸命見ていたのは2016年から2018年までのほんの2年ちょっとだけれど、ジャニーさんが伝えたいこと、大事にしていることは本当によく理解できた。Show must go on、ショウが続けられる平和の素晴らしさ、子どもという存在の尊さ。もう言いたいことははっきりしていて、その精神がジャニーズとそのファンに神経回路のように沁みわたっているのだ。もちろん、そのイズムがうまく表現されているのか、みんなが面白いエンターテーメントとして形になっているのかというと難しいなと思ったりもするけれど、「何が大事なのか」はこんな駆け出しのファンもどきにも着実に伝わっているのだ。実は先日のモロちゃんの舞台を見ている時に頭の中を駆け巡っていたのが「Show must go on」という言葉だった。モロちゃんがSHOCKに出演したこともあるからなんだけれど、私がその舞台を見たのは3回だけ・・なんていう影響力、なんていう教育力なんだろう・・。
 そんな教育を受けたタレントやファンが日本全国津々浦々にいる。ジャニーさんの教えに影響を受けている彼らが、今後どんな風に日本のエンターテーメントに関わっていくのか、作っていくのか。その表面的な形はたとえ継承されなくても、見えないスピリットはきっと思いがけない影響を与えていくような気がしている・・。きっと私の大好きな彼らもその一つの力になっていくのだろう。