ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

2018年5月11日のザ少年倶楽部のLove-tuneの新曲superman

 2018年5月11日のザ少年倶楽部Love-tuneは先日のジャニーズJr祭り単独公演でお披露目されたsupermanを披露しましたよ。曲もパフォーマンスも、楽しくって、可愛くって、ちょっとしんみりして、ハッピー満載で。色んな感情が1曲の中に詰まっていて、本当にいい曲。自然体だけど、メンバーの笑顔が満載で、見るたび幸せになることができる曲でした。この「幸せにしてもらえる感」はこれまでのオリジナル曲と比べてもダントツで、本当にありがたいなあとこのビデオを見るたびに嬉しくなる、特別な一曲になりそうです。歌とダンスだけの曲なのに語るべきことがたくさんあるようで、いつまで経っても見つくせなさそうなので、ざざざっと感想を書いておきたいと思います。

  【曲のこと】

 作詞はケリーさん、作曲はOHRN ANDREAS JAKOB ERIK さんとLAURIDSEN CHRISTOFFERさんのお二人です。ケリーさんもですが、作曲者のお二人はジャニーズ関係、すとすのあたりのJrの曲もたくさん作っていらっしゃる方ですね。ケリーさんはThis is Love songからの連投ですねー。そう思うと、This is Love songとsueprmanには歌詞の世界観に共通する部分が多い。第一にどちらも「Love」をキーワードとして前面に押し出してること。supermanの「Good god dam LOVE(なんてすげえ愛!という感じ?)」ってもうほんと「すげー!」って感じですごく好きなフレーズです。第二に、どちらの曲も「与えられる愛の尊さ」を歌っているところが、「あなたの愛と僕らの音でLove-tune」というらぶのキャッチフレーズとぴったりあっていて、いい歌詞を書いていただいたなあと思うわけですね・・。そして、This is Love songはその与えてもらった愛に対して自分たちが応えるって感じだったんですけど、supermanは、「その愛でスーパーマンになれるんだ、僕たちは(そんな気分さw)」ともう一歩踏み込んだ言葉になっていて、もう定番ですが「こっちこそsupermanにいつも助けてもらってるんだから!」って言いたくなっちゃう、そんな愛おしさにあふれた言葉だなあと感じます。日々の毎日を歌いながら、そこで見る夢や、周りからの愛が少年(やっぱり横アリ単独コンが大きいい)をsupermanにする、それがさりげなく描かれているのが本当に好きですよー。
 その愛おしさを更に倍増させるのがおなじみの作曲陣。もうね、キラッキラで心の底にすーっと光を当ててくれるような「泣き」のメロディ。懐かしさと、ちょっと死の匂いも漂うような秘めやかさがあって、でもあけっぴろげに前向きで、個人的にはほんとに王道スウエディッシュ・ポップに感じられて本当にやられておりますね。スウェーデンの人だから、スウエディッシュ・ポップを作るわけではないのは重々わかっているけれど、ここにきての王道スウエディッシュ×日本語歌詞のジャニーズプロデュースというのが、長年のコラボだからできるそれぞれの味がくっきりわかる親しみやすさを生み出しているのかあなあと感じました。

  【少クラでのパフォーマンス】

  オリジナル曲では初めてのバンドがないパフォーマンス。横アリ単独コンでは、最初のパートは、中央の花道を使ってのパフォーマンスでしたが、今回はNHKホール。多用する移動をステージを回るように使い、同時にカメラさんも上方から回り込むように全体をとらえたり、はたまたステージの下から見上げるようにとらえたりと、広さ感を存分に出していく動きでしたね~。らぶめんも視線のやり方がほんとに立体的で(冒頭の「一日中~」のとこの真田くんの見上げる視線と笑顔が本当に素敵だし、萩谷くんのぐーっと吸い込まれるかのようにカメラに視線を放つところも本当によい)、ダンスというよりも、一人一人のメンバーが、その人個人の「生活」を描くかのよう。ダンスやマイムを取り入れて、表情たっぷりに演じるようにリズミカルに踊ったり、わちゃわちゃしたり、前からずっと言っているLove-tuneメンバーの芝居ごころというか、演じながら踊る、踊りながら「その人」を表現するパフォーマンスの幕開けという感じがしました。ほんとに懐深いぜー。でも、いつも思うのは、親しみやすさだったり、可愛らしさだったり、楽しさを忘れないことですよねぇ。本当にいいパフォーマンスでしたよー。
 そして、もう一つの注目点が「歌声」ですよ。横アリ単独でみせた全員の歌唱力のアップがどーんと出てて。冒頭の顕嵐ちゃんの滑らかな歌声もすーっとこちらの気持ちを歌の世界に引き入れてくれるし、そっからの一人一人のソロが7人の声の違い、歌の持ち味の違いがくっきりと出ていて、曲だけ聞いていても彼らのお顔や表情が浮かんでくるようなのです。7人の一人一人の個性の表現。それはダンスの部分にも及んでいて、揃えるべきところは力強くそろえるけれど、自由にちょっとした振り付けが全員違っている。ひとりひとりが「日常をそれぞれに生きている」パフォーマンス。曲の世界観がそこにも生かされているなあと思いました。

 でも、まあ、7人の振りがとにかくかわいいと。ママに怒られちゃったーのソロの後でモロちゃんがすっと慰めに入るれおもろとか、がっつり肩を汲みに行くはぎさなとかな・・れおれおが萩ちゃんの脇の匂いをかぐみたいな振付のとこめっちゃ好き。「Tuesdayも」のとこでめっちゃいいタイミングでVサインする萩ちゃんのセンスが萩ちゃん過ぎて好き過ぎる・・。ほんとね、理屈なように見えて理屈じゃない萩センス・・・。いやほんと褒めてるの!あとね、最後皆でわちゃわちゃするの考えたらぶ天才の100乗だなあと。まあ、バカなことしか言ってないとの自覚はありますけどねw。

 パフォーマンスからフツフツと立ち上る「青春」の輝き。らぶの青春モチーフの嵌りっぷりって凄いなーっていつも思うんだけど、いつごろから意識的にやるようになったのかなってついつい思います。去年のクリエのMake it!(萩ちゃん作曲!)のさなぴの作詞秘話あたりかなあ。でももっと前からな気がする。No way out か?ともあれ、積み上げてきた表現なんだよなあと。舞台の俳優さんは「どんな年齢の役でも演じられる」のが大事だけれど、映像の俳優さんは「その年齢でしか演じられない役を演じる」のが大事だとみな口をそろえていいますが、今回のらぶのパフォーマンスは、まさしく映画、映画見てるみたいと思いましたね。

 【メンカラ衣装のメッセージ】

 新曲supermanで、面白くって、ほんといいなあと思っているのが衣装。オリジナル曲のお披露目なのに、それこそ、ガムパや風isの頃から身に着けていたメンバーカラーのおさがり衣装。去年の4月のJr祭りで7人でパリマニをこの衣装で演じてからは、たびたびライブなどで着ている、ファンにもおなじみの衣装ですね。もうね、らぶのオリジナル衣装にしてもらいたいくらい。ツイッターの詳しい方が教えてくれたところによると、安井くん→手越くん(ピンク)、真田くん→北山くん(赤)、諸星くん→河合くん(オレンジ)、美勇人くん→玉森くん(黄:みんな大好きホテルマンイエロー)、萩谷くん→加藤シゲアキくん(緑)、顕嵐ちゃん→タッキー様(紫:だからあんなにきれいに翻るのか・・)、長妻くん→千賀くん(青:いつも思うがサイズ感がわからないw)。ほんとに色んな先輩グループから集まっているんですね・・。画像も張らせてもらいます! 

f:id:tanusun:20180515183615j:plain

f:id:tanusun:20180515183555j:plain

  メンバーカラーってグループアイドル、中でもジャニーズのグループの醍醐味の一つと思うんですよね。それぞれ独立していて、それぞれの個性や役割もある(ピンクかわいいとか、緑末っ子気質とか)、でも異なるカラーが揃うことで、7色の虹のようにもっと大きな、もっと豊かで完全なものを目指すことができる。個にして全体。1にして無限。まさしくジャニーズの価値観の表現がメンバーカラーだと思うんですよね。らぶがこの新曲に、このメンカラ衣装を、そしていろんな先輩方の衣装で持ってきたのはそれを言いたかったかなのかなあと、ついつい妄想がちに思っちゃうのでした。まあ、何よりおしゃれです。かわいいです。だから素晴らしい。

 【まとめ】

  昨今のらぶはまあいろいろとありますけど、いつもいつもタイミングよく気持ちを明るくしてくれる、ちょっとした幸せを運んでくれるんですよね。この少クラでのsupermanのお披露目もまさしくそういうものでした。曲もパフォーマンスもエモすぎて、泣きそうだったんだけど、最後で笑顔になれたのがすごくって。Love-tuneって人の感情を直接いじれる能力があるな・・ほんとこの子たちsupermanだわー。最後、はぎやすが綺麗なユニゾンで「まったねー!」と言ってくれて。その「また」を楽しみに日々を過ごしていこうと思うのでした。スーパーマンのような気分でね!