ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

桃山ビート・トライブに行ってきました(12/1公演)

 桃山ビート・トライブ行ってきました~。歴史ものは大好きだし、何かと気になる山本亮太くん出演とあってお馴染みの六本木EXに行ってきました。いつもはほとんど見えないスタンディング状態での参戦だったで、今回、座って見るEXがとっても新鮮。1階席の後方だったけれどセンター真正面だっ たので本当に見やすくって。ただ、ちょっとお尻が痛かったかな・・。座席の幅は広いんですけれどねー。19時始まりの21時40分ごろ終了だったけれど、物語にす っかり集中してお芝居を存分に楽しんできましたよ。

 豊臣秀吉の時代を舞台にした芸能史というかアイドル史みたいなもんだったりするので見ていてめっちゃ楽しいー。悲劇の登場人物の夢が現代では・・ という流れなので結構感動してしまいました。悲劇と情熱のコントラストが濃くって。胸がじーんとしますね。歴史ものだけれど、歴史の使い方がオーソドックスで誰でも知ってることを上手く構成されているので、自然に物語に入り込めるというか。その分、オチが割と早く感じられたりするんですけど、歴史ものってわかってることをどう見せるか、どう咀嚼するかなので、逆にワクワクしながら見ることができました。

 登場人物は結構多くて。でも、主要人物はそれぞれ見せ場がきちんとあって、ひとりひとりの持ち味実力がしっかり味わえる上手い構成だったなって。ダ ンサーはダンスで、アイドルはアイドルダンス(冨岡くんと奥谷くんのコンビがまあよくって・・。ほんとアイドルって素敵)で、俳優さんはしっかりしたセリフ回 しと演技で、存分に自分の個性を発揮できるという。自分の勉強不足で知らない方が多かったけど、本当に楽しかったです。

 そんな中で、主役の山本くんと目黒くんが一番持ち味じゃないところ 頑張っていたのかもしれないと。大量のセリフとお芝居。そして楽器を弾きまくって、体全部を使って、熱いビートを表現してくれてて。本当に熱演で、きちんとあの大勢の登場人物の中の、お芝居の世界に溶け込んでいたなあと。俳優さんたちの配置の全体のバランスが凄くよかったように感じました。

 目黒くんは声がよくって!。そして、セリフのテンポや間が凄く素直でこれまたよいなと。熱く演技をする部分でもつんのめるようなお芝居にならないのがとてもいいなあ、好きだなあって感じました。目黒くん20歳、個人的にはジャニーズ舞台特有のセリフ回しがちょっと苦手なので(ショウの内容とかあれこれ言われがちメッセージも好きなのだけれど)、キャリアの浅いうちから外部舞台の経験を積めるのは本当によいんだろうなあってちょっと思いましたね。

 一方、山本くんはエネルギーの塊のような方で、熱くて、速くて、楽しくて、そしてちっちゃい、可愛い、めっちゃキュート。舞台のエネルギーの芯になってましたね。あと、山本くんは割と最初の方で袋叩きにされるところがめっちゃよくって!。殴られたり、上に乗っかられたり、踏みつけられたりする時の体の動きが、リアルでほんとに痛そうで、ちゃんと体が反応してて凄かったなあと。ほんとにマジでアクションものやって欲しいなあって凄く思いました。山本くんが山崎樹範さんとサシでお芝居をするところがあって。山崎さんの芝居の押し引きというか、ふざける部分と真面目な部分のコントラストの鮮やかさが凄くて。そういうお芝居を間近で経験できる凄さというか。外部の演者さん沢山の舞台ならではだなあと。凄くよかったですー。
 楽しい音楽、気持ちが踊るダンス、歴史のワクワク、沢山の楽しみでまったく飽きさせないステージでした。凄くシンプルに「お芝居楽しい!めっちゃワクワクする!!」って桃山の世界に浸っちゃいましたね~。ほんとに楽しかったです!