ラボを捨て、ビーチに出よう

どこにいたって君がアイドルだ

ジャニーズYOU & MEアイランド感想2回目(9/10夜)

 2回目行ってきました。今度は2階席のかなり後ろのほうの超下手。やっぱり下手側は見切れましたねー。下手の上方にあるピット(はぎちゃんやさなぴがいたりするところ)はほぼ見切れ。下手の端後方もやっぱり見切れ。とはいえ、帝劇ならではの天井席からステージ全体を見下ろす高度感や、双眼鏡で覗いた時のキラキラな輝きはこの席ならではで、素敵な劇場だなあとやっぱり思いました。帝劇2階席、好きだーー。
 まず、今回のジャニアイのお話の感想ですが、ますますジャニーさんのJrへのメッセージ性が強い内容だったかなと思います。2015-2016年ジャニワ、2016-2017年ジャニアイと見てきて、これは演劇やレビューといったエンターテーメントというよりも、ジャニーさんの訓話といいますか、ジャニーズの芸能人としてのしての心構えや所作を叩き込む、公開研修会みたいなもんだと感じています。その上に、ジャニーズ流のキラッキラのレビューやお芝居が乗っかっていく。とても不思議な世界。

 それは決してネガティブなニュアンスで言っている訳ではなく、昭和から平成を股にかけた稀代のアイドルプロデューサーだから許されることであるし、その人の心の中を覗かせてもらえる貴重な機会だなあなんてロートルのおばさんには感じられます。もちろん、もっと以前のジャニワの頃を知っていればまた違う感想や評価なのでしょうが、この3回のシリーズは、現実とステージ上の虚構の世界、85歳のジャニーさんの思いと若いアイドル各個人の思い、それらが渾然一体としてステージの上に乗っているように感じられました。

 今回は主人公のひらのくんに的がかなり絞られているのですが、その彼が老人になってしまうというくだりがあります。前回のアイランドで老人(宇宙に飛び立ったプロデューサーのその後の姿)はひらのくんらに教え諭すという役割を担っていたのですが、今度はその老人自体をひらのくんに直接体験させてしまえ・・という強引さなのです。このあたりは妄想なのですが、言っても教えてもわからないなら、自分自身を経験させてしまえということなのでしょうか。最終的にそのことが効果があったのかはよくわからいまま、ひらのくんは仲間達の支えにより立ち直るというストーリーであったりあしますが。

 そして、もう一つの特徴が、演じ手たちが夢を探り、語る際に、ますます彼らのプライベートと一体化するような形をとるようになっていること。プリンスの3人やハイBの子たちにも語らせている。きっと、これは自分の夢を打ち立てる際には、自分の根っこのひっかかりみたいなもの、一番創作のエネルギーになるのは、そのプライベートにあるんだと教えているように感じます。年始のジャニアイの時にも感じたけれど、エンターテーメントがどんどん高度化し、専門化していく中で、本当に強い、力のあるパフォーマンスってそういう泥臭いエネルギーを基にしているんだと言いたいのかなあって思ってしまうところで、これまた凄く興味深いなあと思いますね・・。今の子に合うのかわからないけれど、本当に禁じ手だけれど、そこがホントに芸能の世界なんだなあって感じるところです・・。

  最後に文明と戦争と平和に対する思いについて。この部分は年始から引き続きの部分だったので、本当にざくっとだけれど、内容やお芝居が巧みになっていて、何より演じ手のJrたちが戦争の怖さや平和の脆さが実感できているのではないかと感じました。若いJrたちの戦争の怖さの実感、プリンス3人が演じるの戦争体験者の反戦への実感。そしてLove-tuneメンバーが演じる戦争に巻き込まれていってしまう人々の宿命と悲惨さへの実感。その実感の背景には、演じ手側と見ている側が感じている今の時代の危機感があるのかもしれないですが、前回よりも身に染みました。。
  今回のジャニアイ、本当にシンプルで。中高生のJrが一杯出てくるのもまたシンプルで。ジャニーさんの思いをストレートに感じることができる舞台だなあって思いました。そんな舞台に、舞台全体を締めるような立場で参加しているLove-tuneのメンバーがいるのも色んな意味での幸運だったり運命だったりするのかもしれません・・・。
 

  さてさて。後は10日のざくっとしたらぶなどの感想を・・。

  • 今回、各グループの新曲がたくさん発表されているけれど、一番好きなのがプリンスの、プロジェクトマッピングの中で唄う曲かもしれません。プリンスらしいシンプルで爽やかなメロディ。サビの広がる感じが凄く好き。ギラギラした烈火の後だから余計にですね。烈火はフルで曲を聞かないと、殺陣の印象が強すぎてどんな曲だったかよくわからないので、ぜひ早めに少クラで披露してください~。
  • みゅーさんがただ立っていてる時の存在感が素敵だったなと。少年兵を率いる隊長の威圧的な立ち方。タイタニックの船長の船の中すべて俯瞰的に見ている立ち方。「サティスファイ(とんでもない)」のベースの時の、何ももう感じないといった寒々とした立ち方。戻ってきたひらのくんが泣くシーンでもぐっと踏みとどまって彼の様子を見てる時の力の感じが素晴らしいなーと。舞台の俳優さんって、ただ立ってる時の存在感や手持ちぶたさじゃないのが凄いなーって思っているんですが、みゅーさんもそんな感じになってきたのかも・・。
  • 戦場。ながつともろちゃんの弱音。はぎちゃんの理性的な励ましの声と遠い故郷を思う一瞬のまなざし。負傷したみゅーさんを励ますあらんちゃんの声が太くて、必死で、本当に好きでした。そこにかぶさるさなぴの絶望の命令。そして、やっすーの平和の危うさを訴える辛くうめくような長台詞。今回のやっすーのセリフの中で一番好きかも。さすが最年長とつい思っちゃいます。
  • 烈火。全体的にぶつかり合う本当の切り合いのような殺陣というよりも、遠い間合いの中で舞い合うような殺陣だったなあとも感じましたねえ。その分、切る時の眼の怖さと切り捨てた後の動きに一つ一つ味がある。竜を退治した後、切り捨てたはぎちゃんが前方に向かってつばを吐き捨てるような仕草に本当にゾクゾクしました。今回のはぎちゃんの殺陣のあざとさが本当に好きです・・。
  • ヒンデンブルグ。アナウンサーのもろはぎ。飛行船の興奮を柔らかくも流れるように伝えるはぎちゃん。あんなに滑舌よくセリフを、それも早過ぎることなく、ちゃんと耳に残るように言えるようになったなんて、その上達振りにやっぱり感動(盲目)。そして、事故後、目を口をいっぱいに広げて何度も身を乗り出して伝えるもろちゃん。文明の明と暗を二人の様子が象徴的に表してるんだなーって感じました。
  • ヒンデンブルグ2。タイタニックの経緯を落ち着いた口調で説明したさなぴがナチの制帽をかぶった途端に、ナチの将軍に変貌する。背中を大きく動かし、腰をボンボン叩いて、ヒンデンブルグへの興奮した口調に変身する。目の前で違う人物に変わる芝居の醍醐味を魅せてくれる一瞬。ほんとうに、さなぴとタイタニックのやっすーは空間の色を変えるお芝居ができていて、本当に凄いです。ぜひLove-tune7人の主演舞台ください~。
  • LGTEとLGTT。こういうレビューらしい曲を踊る時のらぶめんの動きの華やかさが本当に好きなんですよね。7人がそれぞれの体の特徴を生かした、それぞれの出自も感じさせて、でも、みんな大きくてゆったりした動きが眩しくて。また、この2曲でのはぎちゃんの笑顔や弾むような体の動きが本当に好きなんですよ。本当に嬉しそうにこの2曲歌っているしねー。歌うはぎちゃんが今大好きかも。そして、ステージ最後、小っちゃい子を前に出してね・・って感じで、みゅさんの横に押し込んでて笑いましたw。 ホントに一杯ステージ楽しんでねーー。