ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

2017年2月13日のSHOCK

 2017年のSHOCKに行ってきました!。去年始めて行って、今回が2回目なので、ようやくストーリーが把握できたという感じでしょうか。また、今年は、クロスハートや少クラを見てきて、屋良くんに対する自分の経験値が増えてるのもあって、お芝居のニュアンスみたいなのも感じることができたかな~って思います。

 去年見た時よりも、この日のコーイチとヤラのお芝居というか、人物造形を濃く感じました。1幕のスターなコーイチは、持っているクセというかとげとげしさ、扱いにくさが強調されている気がしたし、前にみた時には典型的な弱い人に見えたヤラの、その弱さが共感できるものとして描かれているように感じましたねぇ。リカへの可愛らしい恋心(ほんと屋良くんの「恋」って可愛い!)とか、大階段での「本物だ」とわかってからのコーイチとヤラ(そしてマツザキの!?なお芝居も)の葛藤対決とか。来年もやっぱりヤラくん見たいな~って思いましたねぇ。

 あと、やっぱり印象に残ったのが、いろんな点で隙のない舞台だなぁっていうこと。何より2階席でもほとんど双眼鏡いらないのが凄いなと。舞台に出ている人の数であったり、ダンスのフォーメーションの大きさとか複雑さが、詰め込み過ぎてもなくスカスカでもなく、ちょうどいい塩梅なんですよね。見るべき部分はフォーメーションとかで強調されるし、その周囲の人たちもそこに上手く組み込まれてきちんと見えるようになっている。演技も表情もちゃんと帝劇の2階からも認識できるように大きく演じられている。なにより、「ここを見てね~」っていうのがちゃんと伝わってくるし、脇役を見たい人でもそれなりに見ることができる、その計算が凄いな~って思いました。

 ただ、見るべきところがきゅーっと詰まってるからだと思うんですけれど、主要4人以外の登場人物の比重が少ないから、他の人たちのお芝居部分ももうちょっと欲しいなぁって思っちゃいますよね。フクダ&マツザキコンビの心情とももっと知りたいし、ハマナカも細かいお芝居いっぱいしてる。2幕でコーイチが帰ってきたところでの言いたくても言えない感じが凄く好き。浜中文一くん、何より、もう、立ってるだけでお芝居のにおいがふわーっと漂ってて、腕を一本動かしただけで、ふっと何かを見やるだけで、そこにドラマが流れてくる。もっともっもっと見たかったなぁと、ぜひ、さなぴと一緒にお芝居やらないかなぁと思いました。

 寺西拓人くん、てらちゃんはダンスももちろんなんですが、屋良くんとの信頼関係みたいなのがよく見えたのがファンの欲目かもしれないですが、嬉しくって。2部でヤラが扇子を持ったダンスの後で、れを後ろにポーンと投げて受け取るのが寺ちゃんの役目だったんですよね。この日は暴投ぎみなのをきっちりキャッチしてたです。他にも、二人がアイコンすることがよくあって、なんだか信頼されているんだなぁって思いましたね。

 それにしても!てらちゃんのダンス、すっごくよかったんですよ~。どんな場面でも、生き生きと、楽しそうに、軽々と、次から次へとダンスしててほんと輝いていたように思います。踊れる盛りの年齢と言うのでしょうか。いくらでも踊れる、踊っても踊っても芯がぶれることがない、速く柔らかくでもメリハリが効いてるという。「異能」っていう言葉を迂闊にも使いたくなりました。正味ダンス一本でここまでこれるてらちゃん。この人この先いったいどうなるんでしょう。

 SHOCKの舞台にすっかりなじんでとっても自然にそこにいた松倉海斗くん。今年のカイトは可愛い一本じゃなくって、2幕のコーイチ復活のところで「おかしい」という表情とか、傘のシーンとか、陰影のあるお芝居が印象的でした。そして、キビキビとそんなに大きくない体をいっぱいに使って一生懸命と言うかフレッシュなオーラを放っていた松田元太くんも印象的だったです。元太くんは太鼓もよかったなー。ちゃんと腕を伸ばしきったところで一瞬留める余裕がある。カッコ良かったです!!

 二人はもう鉄壁のシンメでちゃんと松松もあって。ヤラの両手に花ならぬ松松とかw、大階段で手負いのコーイチに追われて恐れ逃げ登っていく松松とか。もう、昔のディスニーアニメで、悪役のブルドックかなんかに追い詰められてくチプデそのもので凄いシーンなのに、ついつい笑ってしまってましたw。でも、今回は、思っていた以上に二人が独立して踊ってるのが印象に残ってて。今年のJr組は経験豊富な人ばっかりだったから余計に頑張ろうと思っていたんでしょうか?ほんとに周囲に負けてなくって、彼独自のオーラがあったように思いました。

 去年も楽しかったけれど、今年もやっぱり楽しかった~。あのてらちゃんはもう一度見ておくべきかなとも思いましたが、こうやって1年に1回、SMGOを体感しに行くのがいいのかなぁとも思います。ぜひ来年も行きたい~~。