ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

その生き物の姿(2016年11月9日のLove-tuneの枯葉の影)

 11月の第2週のザ少年倶楽部のらぶの出番は、メドレー曲でのParty don't stop、そして、中島健人くんのHey!! summry honeyのバック。枯葉の影(枯れ葉でなかったの?)、エンディングの星屑のスパンコールの4曲。そして、リズム4ゲームにあらんちゃんともろちゃん。JrにQにやっすーが作間くんの付添(?)とも出番いっぱいだったですね~。

 まず、メインと言ってもいい「枯葉の影」。去年、ザ少年倶楽部を見るようになってすぐくらいにスノーマンと安井くんのスタジオ収録バージョンを見ることができて、やたら嵌ってました。軍隊風の足音の演出や胸をくいくいするマイムとか、ほんと好きだったな~。それをLove-tuneでもう一度やる。Fire Beatで安井くんは繰り返し同じ曲を、違うパフォーマンスに仕上げてきたのでホントに楽しみでした。

 オープニング。それぞれのアップの表情が連続していくのですが、憂いがあったり、脅すようであったり(みゅーさんのワンゼロさん風表情大好き~)、どこか屈折した表情が続くのがなんとも素敵。さなぴの、カメラに目線を向けないで、伏し目がちに表情のない中、一瞬だけ歯をむき出すように、あざけっているかのような表情になったところが素晴らしかったです。最初から出来上がりの映像を絵コンテ風に描いて、パフォーマンスをし、カメラも撮っているのでしょうね。そのあたりのコラボをどうしてるのか一度聞いてみたいものだな~って思いました。

 今回は純粋なダンスの演目。バンドが入っていてもあれだけフォーメーションに凝るグループですから、ダンスだけならなおのこと、次々とフォメの構成が入れ替わっていくのが印象的でした。センターを強調するフォメ(歌がますます上手くなってきたやっすーボーカルの存在感。斜めフォーメーションの最前でのみゅーさんのダイナミックなダンス!らぶ4の時から斜めのトップを仕切れるのはみゅーさんしかいないくらいのキングオブ斜めフォメぶり。そして、終盤でのはぎちゃんのくねりがいっぱいのダンス!)。シンメをクローズアップするもの(斜めフォメの時の、みゅれおの鵜動きの連動と、モロあらの低い姿勢と高い姿勢の対比的な動き)。

 そして、色々と印象的だったトリオの動き。れおみゅ、もろあらと来て、はぎやすさなと3人トリオのダンスが何回かあったのが嬉しくって。全身、時に腕がくねっていくはぎちゃん、柔らかな動きも交えながらも下半身の動きが整然としてるやっすー、そして一瞬の加速度が凄くてメリハリと力強さが両立したさなぴ、の味の取り合わせがめちゃめちゃ好きだな~って思いました。

 3人と言えば、斜めフォーメーションを崩していくときに、最初にれおあらはぎの弟組3人がぽーんと前に出ていくのが個人的に待ってました!って感じでした。兄4人比べてまだ線の細いところがあって、でも、そのフレッシュな感じがよくってね。ここでも、やっぱりあらんちゃんはできるだけ体をまっすぐ立たせる姿勢(これが帝王感と言われる所以なのでしょうか?)の後ろに、絡みつくように曲線的に踊っていくはぎちゃんがいて、前にはきびきびとした動きで大きく踊っていって。この3人組もなかなかの味だと思うんですけど、またどっかで見られないですかね。

 そして、みんながびっくりした7人の完全一体化。ナガツがもろちゃんの足をくぐって前に現れ、そのモロはとびかかるようにはぎちゃんの肩に手を回し、その中でをあらんちゃんが上半身を突き抜けるようにに前に出す。やっすーは濃厚にはぎちゃんの腕を引き寄せ、みゅーさんはその長い長い脚をナガツに預け、全員の重みを受け止めて悶えるさなぴの肩。何より凄いなと思うのが、その中でも7人がグネグネと生命感を溢れさせて、絡み合い感情をぶつけあっているこの表情。

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 7人が一体となるフォーメーションを取った時に生まれたのが、このギラギラとした喜びと痛みを爆発させているような表情だったことが何より心をゆすぶられました。4人の時からずっとそこにいるいきものがその姿をまた大きくして、怪物のようになって現れた、そんな気さえしました。オリジナル曲CALLが名前を得たLove-tuneの理想を追い求める姿とすれば、この枯葉の影は名前のないあの生き物そのもの姿を見せてくれたのかもしれないな~なんてまたもやあれこれ空想してるのでした。