ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

ステージの上で生まれていくもの(ジャニーズキング8月15日2部のLove-tune)

 カイちゃん、Snow Man、そしてLove-tuneのサマステ公演も8月15日が最終日。8日間18回の公演。はぎやすさなみゅもろあらんれおの7人の名前がLove-tuneとして並んだ最初の公演。そして、自分が初めて見るLove-tuneの最初の公演。どの公演も、どの演者、グループのパフォーマンスも、粒ぞろいかつバラエティがあって、全体を通じてずっとずっと楽しかった。そんな中、7人のLove-tuneがグループになっていく様子を、ライブパフォーマーとして成長していく様子を見えた気がした。

 それを印象づけた15日の2部。前日までの公演では一部のファンがさなぴをいじるみたいなことがあったのだけれど、この日はさなぴがみんなにカワイイ~と言われたいという流れにうまく持って行って、フロア全体での「(さなぴ)カワイイ~」を引き出した。なんかその後、一人ツッコミみたいにさなぴキレ芸見せてたけど、それも含めて一部のファンだけにじゃなく、みんなが参加できるよう上手くネタにしていた。

 みゅーさんとひかるくんが足がめちゃ長いという話の後、返す刀でモロは足が短いみたいな話になっていわゆるイジリ系の話になっちゃうのかなとハラッしたけど、みゅーさんとモロがぴたっと背中合わせに立って、二人の足の長さを上着をめくって「こんなに違うね~」って見せてくれて。その二人の様子がめちゃ可愛くって、モロの明るさとみゅーさんのふわっと天然な感じで、すごく可愛い笑いになってたのがほっこりしたし、ちゃんと芸になってたなぁと思う。

 そして、パフォーマンスバトルでの投票ボールを客席にあらんちゃんが投げた時に客席で起きたらしいいざこざ。すかさず、やっすーが「ケンカしないで、あらんが悲しむよ」みたいなことを厳しめの口調で言って、フロアに少しピリッとしたものが走って。そしたらさなぴが「ケンカをやめて~、仲良くして~」みたいな感じでとすごーくゆる~く何度も歌ってくれて。その様子がおかしくって。みなの緊張がほぐれて。おまけに、その後、モロがボールを投げたのですが取り合いのようにならなかったから、モロが「俺が投げててもケンカしろよー」みたいなこと言ったものだから、もう会場全体が大爆笑。すっごくいい雰囲気に。ここはホントに感心した。凄かった。

 やっすーもアンコールの前向きスクリームで歌の出を結構大きめに間違えちゃって、もうすごく恥ずかしくてショックみたいなお顔していたんだけど、そしたらもうすのらぶ全体がきゃーきゃーと大騒ぎ。はぎちゃんがやっすーの首根っこ掴んで、なべしょさんと一緒に前に連れてきて。前にドル誌で、「自分が間違えた時見て見ぬふりしないで」と言ってたやっすーだったけれど、そこの言葉をみんな覚えてくれていたのかと思うくらい。そして、最後には、やっすーが「ごめんねにゃん」ともうめちゃめちゃ可愛いセリフを言ってくれて、もうフロアは大盛り上がり。このあたり無敵感あったw。

 演奏も歌もダンスもパフォーマンスバトルもどれもがステージからは見えない場所での修練があってこそだけれど、こういうライブ中の客席とのやりとりや、ステージの上でのメンバー間のやりとりは、そういう修練からだけでは経験できないことで。7人で一緒にステージに立って、一緒に同じ時間を同じ緊張を同じ危機を共有して生まれてくるもんなんだなぁと目の前で彼らの貴重な時間を見せてもらったような気持ちになった。

 ひとつのグループの8日間の確かな成長というか絆が生まれていくのを見せてもらった気がしてとても嬉しかったし、あ、あと、アンコールの時のフロアからのらぶとぅんコールも私が入った中ではよううやく4回目にしてそれなりにちゃんとできたのも嬉しかった。そんな訳でいい夏だったなぁ(ってもう少し書くよww)。