ラボを捨て、ビーチに出よう

Love-tuneから7ORDERへ:どこにいたって君がアイドルだ

ジャニーズYOU & MEアイランド感想2回目(9/10夜)

 2回目行ってきました。今度は2階席のかなり後ろのほうの超下手。やっぱり下手側は見切れましたねー。下手の上方にあるピット(はぎちゃんやさなぴがいたりするところ)はほぼ見切れ。下手の端後方もやっぱり見切れ。とはいえ、帝劇ならではの天井席からステージ全体を見下ろす高度感や、双眼鏡で覗いた時のキラキラな輝きはこの席ならではで、素敵な劇場だなあとやっぱり思いました。帝劇2階席、好きだーー。
 まず、今回のジャニアイのお話の感想ですが、ますますジャニーさんのJrへのメッセージ性が強い内容だったかなと思います。2015-2016年ジャニワ、2016-2017年ジャニアイと見てきて、これは演劇やレビューといったエンターテーメントというよりも、ジャニーさんの訓話といいますか、ジャニーズの芸能人としてのしての心構えや所作を叩き込む、公開研修会みたいなもんだと感じています。その上に、ジャニーズ流のキラッキラのレビューやお芝居が乗っかっていく。とても不思議な世界。

 それは決してネガティブなニュアンスで言っている訳ではなく、昭和から平成を股にかけた稀代のアイドルプロデューサーだから許されることであるし、その人の心の中を覗かせてもらえる貴重な機会だなあなんてロートルのおばさんには感じられます。もちろん、もっと以前のジャニワの頃を知っていればまた違う感想や評価なのでしょうが、この3回のシリーズは、現実とステージ上の虚構の世界、85歳のジャニーさんの思いと若いアイドル各個人の思い、それらが渾然一体としてステージの上に乗っているように感じられました。

 今回は主人公のひらのくんに的がかなり絞られているのですが、その彼が老人になってしまうというくだりがあります。前回のアイランドで老人(宇宙に飛び立ったプロデューサーのその後の姿)はひらのくんらに教え諭すという役割を担っていたのですが、今度はその老人自体をひらのくんに直接体験させてしまえ・・という強引さなのです。このあたりは妄想なのですが、言っても教えてもわからないなら、自分自身を経験させてしまえということなのでしょうか。最終的にそのことが効果があったのかはよくわからいまま、ひらのくんは仲間達の支えにより立ち直るというストーリーであったりあしますが。

 そして、もう一つの特徴が、演じ手たちが夢を探り、語る際に、ますます彼らのプライベートと一体化するような形をとるようになっていること。プリンスの3人やハイBの子たちにも語らせている。きっと、これは自分の夢を打ち立てる際には、自分の根っこのひっかかりみたいなもの、一番創作のエネルギーになるのは、そのプライベートにあるんだと教えているように感じます。年始のジャニアイの時にも感じたけれど、エンターテーメントがどんどん高度化し、専門化していく中で、本当に強い、力のあるパフォーマンスってそういう泥臭いエネルギーを基にしているんだと言いたいのかなあって思ってしまうところで、これまた凄く興味深いなあと思いますね・・。今の子に合うのかわからないけれど、本当に禁じ手だけれど、そこがホントに芸能の世界なんだなあって感じるところです・・。

  最後に文明と戦争と平和に対する思いについて。この部分は年始から引き続きの部分だったので、本当にざくっとだけれど、内容やお芝居が巧みになっていて、何より演じ手のJrたちが戦争の怖さや平和の脆さが実感できているのではないかと感じました。若いJrたちの戦争の怖さの実感、プリンス3人が演じるの戦争体験者の反戦への実感。そしてLove-tuneメンバーが演じる戦争に巻き込まれていってしまう人々の宿命と悲惨さへの実感。その実感の背景には、演じ手側と見ている側が感じている今の時代の危機感があるのかもしれないですが、前回よりも身に染みました。。
  今回のジャニアイ、本当にシンプルで。中高生のJrが一杯出てくるのもまたシンプルで。ジャニーさんの思いをストレートに感じることができる舞台だなあって思いました。そんな舞台に、舞台全体を締めるような立場で参加しているLove-tuneのメンバーがいるのも色んな意味での幸運だったり運命だったりするのかもしれません・・・。
 

  さてさて。後は10日のざくっとしたらぶなどの感想を・・。

  • 今回、各グループの新曲がたくさん発表されているけれど、一番好きなのがプリンスの、プロジェクトマッピングの中で唄う曲かもしれません。プリンスらしいシンプルで爽やかなメロディ。サビの広がる感じが凄く好き。ギラギラした烈火の後だから余計にですね。烈火はフルで曲を聞かないと、殺陣の印象が強すぎてどんな曲だったかよくわからないので、ぜひ早めに少クラで披露してください~。
  • みゅーさんがただ立っていてる時の存在感が素敵だったなと。少年兵を率いる隊長の威圧的な立ち方。タイタニックの船長の船の中すべて俯瞰的に見ている立ち方。「サティスファイ(とんでもない)」のベースの時の、何ももう感じないといった寒々とした立ち方。戻ってきたひらのくんが泣くシーンでもぐっと踏みとどまって彼の様子を見てる時の力の感じが素晴らしいなーと。舞台の俳優さんって、ただ立ってる時の存在感や手持ちぶたさじゃないのが凄いなーって思っているんですが、みゅーさんもそんな感じになってきたのかも・・。
  • 戦場。ながつともろちゃんの弱音。はぎちゃんの理性的な励ましの声と遠い故郷を思う一瞬のまなざし。負傷したみゅーさんを励ますあらんちゃんの声が太くて、必死で、本当に好きでした。そこにかぶさるさなぴの絶望の命令。そして、やっすーの平和の危うさを訴える辛くうめくような長台詞。今回のやっすーのセリフの中で一番好きかも。さすが最年長とつい思っちゃいます。
  • 烈火。全体的にぶつかり合う本当の切り合いのような殺陣というよりも、遠い間合いの中で舞い合うような殺陣だったなあとも感じましたねえ。その分、切る時の眼の怖さと切り捨てた後の動きに一つ一つ味がある。竜を退治した後、切り捨てたはぎちゃんが前方に向かってつばを吐き捨てるような仕草に本当にゾクゾクしました。今回のはぎちゃんの殺陣のあざとさが本当に好きです・・。
  • ヒンデンブルグ。アナウンサーのもろはぎ。飛行船の興奮を柔らかくも流れるように伝えるはぎちゃん。あんなに滑舌よくセリフを、それも早過ぎることなく、ちゃんと耳に残るように言えるようになったなんて、その上達振りにやっぱり感動(盲目)。そして、事故後、目を口をいっぱいに広げて何度も身を乗り出して伝えるもろちゃん。文明の明と暗を二人の様子が象徴的に表してるんだなーって感じました。
  • ヒンデンブルグ2。タイタニックの経緯を落ち着いた口調で説明したさなぴがナチの制帽をかぶった途端に、ナチの将軍に変貌する。背中を大きく動かし、腰をボンボン叩いて、ヒンデンブルグへの興奮した口調に変身する。目の前で違う人物に変わる芝居の醍醐味を魅せてくれる一瞬。ほんとうに、さなぴとタイタニックのやっすーは空間の色を変えるお芝居ができていて、本当に凄いです。ぜひLove-tune7人の主演舞台ください~。
  • LGTEとLGTT。こういうレビューらしい曲を踊る時のらぶめんの動きの華やかさが本当に好きなんですよね。7人がそれぞれの体の特徴を生かした、それぞれの出自も感じさせて、でも、みんな大きくてゆったりした動きが眩しくて。また、この2曲でのはぎちゃんの笑顔や弾むような体の動きが本当に好きなんですよ。本当に嬉しそうにこの2曲歌っているしねー。歌うはぎちゃんが今大好きかも。そして、ステージ最後、小っちゃい子を前に出してね・・って感じで、みゅさんの横に押し込んでて笑いましたw。 ホントに一杯ステージ楽しんでねーー。

顕嵐ちゃん長妻くん舞台「何者」。おめでとう!

 遅ればせながらなんですけれど・・・。あらんちゃんの初主演舞台が決まりましたよ!なんと長妻くんも一緒に出演です。本当に本当におめでとうございます!!タイトルは「何者」。佐藤健くん主演の映画の舞台化に抜擢される顕嵐ちゃん。いやー。凄いです!。そして、長妻くんは初の外部舞台なのかな?

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 ながつのコメントに「爪痕を残し」とあって、らぶのモットーが織り込まれているのがものすごく嬉しい。そして、お二人のお名前の後に、Love-tuneっていうグループ名があるのがやっぱり嬉しいですよね。ふたりの個人のお仕事だけれど、こうやって名前が外に出て行くのが本当に感激。二人とも本当にありがとう!!。二人のお芝居をジャニアイで見た限りは、本当に上手くなっているし、めっちゃ期待するし、この経験が彼らの力をまた伸ばしてくれるのだろうなあと。あと、嬉しいのが、演出が丸尾丸一郎さんで、5月の安井くんの劇ラジもやってくだった方なので、安井くんのお仕事がここにも繋がっていて、そこも本当に嬉しいですね~。顕嵐ちゃんの魔女宅は見ることができなかったので、今度こそ行って見たいな~。ただ、天王洲の銀河劇場で2週間。共演の方々も人気者ばかりだから、チケット取れるといいなあ・・・。

 さてさて、あらんちゃん。魔女宅でミュージカルW主演、秋には初の主演舞台ときて、来年の3月には長瀬くん映画で銀板デビューと来て、いい勢いを見せてて、本当に嬉しいなぁと。出たばかりのdeut誌のらぶの座談会で、あらんちゃんの長所としてはぎちゃんが「自分の中で『これ!』というものがあって、絶対に曲げないもんね」と言ってるのだけれど、きっと彼の中でお芝居の仕事を絶対したいってのがあって、ずっと準備してきて、今のここがあるんだろうなあって感じるので、このチャンスを絶対に掴んで大きく羽ばたいてほしいなあと思うばかりだったりする。ながつも初の外部舞台。もろちゃんがクロスハートでぐんと伸びたように、きっと色んな人から刺激を受けて、またどんどん伸びていくんだろうなー。本当に本当に楽しみ・・。

 前に俳優坦していたので思うんだけれど、テレビドラマで活躍できる若手俳優さんって、本当に限られている。大手事務所でも完全な主役級は2人程度、準主役級まででも5人くらい。在籍している若手は山のようにいるのに、20歳前後から、ほぼ同じメンバーを継続的に推してきて、それでもずっとその位置にいられるとは限らない。実力はもちろん、人気も、そして推しも全部揃っていないと本当に厳しい世界だなあって常々思っている。だから、あらんちゃんには長いスパンで事務所にきちんと推してもらって、いわゆるジャニーズ枠を超えて活躍できるような俳優さんになって欲しいし、ずっとずっと貪欲に頑張っていって欲しいなーって思う。
 あと、らぶの中では、やっぱり真田くんのお芝居の力って人並み外れたところが溢れている人なので、舞台だけじゃなくってテレビドラマや映画でぜひ活躍して欲しい。さなぴの場合、可能性じゃなく、今現実として外に打って出られるのになあって、いつも思ってしまう。一刻も早くさなぴのお芝居を見ることができる日が来るのを待ってる今日この頃だったりする。

 今回のジャニアイを見て、本当に、らぶめんって、芝居に堪能な人が集まったグループになりつつあるなあ本当にワクワクしている。上の3人の他にも、やっすーのしっかりでもしなかかに耳の奥まで届く声、もろちゃんのオープンで豊かな表情と体技、みゅーさんの何もしないで立っているだけでその人の背景がわかるくらい立ち姿の美しさ。はぎちゃんも柔らかくも明瞭な発声とひとつニュアンスを含ませたような間の取り方ができるようになって。それぞれに経験を積んできた人たちだけれど、7人が一緒になったことで、お芝居の力が更に早く進化している気がします。7人とも本当に素晴らしい。ぜひぜひ今回のお芝居が起爆剤となって、7人が揃った主演舞台をそう遠くないうちに見せて欲しいなあと思うのでした。

ジャニーズ YOU&ME アイランドのLove-tune(9/8昼)

夢アイランド行ってきました~。まずは、Love-tune中心でざくっとした感想を。ネタバレあります。すみません。

 

  • この秋のジャニアイは、キングとプリンスの友情、平野とうとう宇宙の果てに住む老人になる、中高生Jrの大活躍、の3本立てだったように思う。ジャニアイも世代交代が近いのかなっていう感じ。平野くんがジャニーさんの期待に応えられるか、もちろんそうしてねみたいな近未来。らぶとらは専科っていう位置づけだった気がしたなー。微妙に入れてもらっていない感じがあるものの、その分、出てる時にはまじりっけのないお芝居やダンスの世界が見ることができるのは、それはそれでよかったなーって。出演者も去年より少な目だから、若い子たちも、らぶめんも両方、目が届いたなあって感じたな。
  • いがれおをいっぱい見れて嬉しかったし、藤井プロの体のキレや形の明瞭さは舌を巻くし、れんれんはお芝居凄くよかったと思うし、ゆうぴーの独特の芝居感覚が、リアルな高校生の思いが出せる感じがよかったなー。あと今野くんのお顔が印象的過ぎて、舞台映えするお顔立ち。
  • らぶの登場曲。やすあらダブルボーカル曲。二人の声の響きがとっても綺麗。みゅーさんが微動だにせずニヒルな笑みを浮かべて、青いベースを弾いている。ながつが上手のBOX。はぎちゃんは下手のBOXでドラムだけれど、ドラムが正面を向いていて、客席からはっきりお顔が見ることができるのが嬉しい。
  • 暴走する平野くんを批判するらぶめんたち。みゅさん「仲間を思いやれないヤツは・・」萩「あいつはもう変わらないんだよ」。二人ともとても発生がよい。慌て過ぎず、太く通るお声。今回。らぶめんの発声が本当によくって、さなぴの指導や、稽古を本当にやったんだなあって感じた。あの忙しさの中で。本当に凄い。
  • スネア隊のセンターがはぎのえちゃかちゃん。はぎちゃんの横にやっすー。はぎちゃんが非常に軽く無駄のない感じでスネアをやっていた。冬とは違うさりげなさ。もう自然に体に染みついている感じが今までにない。隣ののえるさんがビシビシとポーズと目線を決めてくるのと対照的だった。スネアもだったけれど、どの演目もサイズ小さ目。あっという間に終わる。
  • 孤立し苦悩する平野くんに天から過去を見ろと突き刺さるような声が響く。もちろん、さなぴのお声。ヴァサくんと一緒に下手ピットから平野くんに過去の日本の悲惨な事件を滔々と語る。聞き取りやすく、響くのに、硬さのないお声が素晴らしい。タキシードの立ち姿もまた素敵。
  • 学徒出陣と戦場。ここでもらぶめんの声の通りが本当によい。絶望するながつに「故郷に待ってる人がいる。帰らなくては」というはぎちゃん。少し笑みを浮かべて、ながつを励まそうとしている。しかし、「まだ生きている。死ぬまで戦う」と絶望的なセリフを突きつけるように言うさなぴ。足を引きずるみゅーさん。戦う悔しさが滲むやっすーの声。みんな素晴らしい。
  • ハム機は、下手からさなはぎながつもろやす。みゅーさんがその前のダンス隊のセンターでかなり長く踊る。ビシビシと切れるダンス。いがれおがその隣で踊っていてホント嬉しかった。あらんちゃんは上手で歌隊。
  • クロバットタイム!兄組からはのえるさん梶くんもろちゃんながつを確認。のえるさんがリーダー格。率先してハンドクラップを会場に求めるのえるさん。オープンな態度がホントにかっこいい。もろちゃん、ながつもみんな笑顔で力技を決めていく。一番大変な演目かもしれないけれど、みんな頑張ってーー。
  • 烈火。はぎちゃんはギラリと光るまなこで、少し軽蔑の色を浮かべながら、刃を口元にすーっと持っていた後、周囲の人間に次々と切りかかる。若い子を後ろから羽交い絞めにし、首元にぐさっと刃を突き刺す。残忍な殺し方。舞台の上手前列から、奥に歩いていく時に、どこかふざけた雰囲気を背中に漂わせ、持った刀を腰のあたりにつけて、右手首だけでをクルクルと回す。クレイジー慧悟だった。はぎちゃん、本当にカッコ良かったなぁ。殺陣にすごくあざとさがあって、魅力的なんだよなー。ちょっとびっくりした。
  • 1幕のトニトニ。らぶとらで旗を持ってドリル。すぐに左右に分かれてはけていくのだけれど、旗を掲げたはぎちゃんが凄い勢いで走って帰ってくのが可笑しかった。その後、最後列で旗を振るらぶとら。ちょっともやっと見ていたら、はぎちゃんが大股開いてコマネチのポーズみたいなので、ぶんぶん旗を振っていた。今日はすっごく元気w。
  • タイタニック。冒頭のやっすーの柔らかくよく通る声での長台詞。船長のみゅーさんが上段中央ですーっと立っている時の存在感が凄くて。どこか先を予感しているような哀しげな表情だった。そして、下では、キャップをかぶったあらんちゃんとちゃかちゃんが夢を語らい、いちゃこらするパート。ふたりのキャハキャハした幸せな興奮ぶりが本当に可愛かった。本当にこのお二人可愛い・・。
  • ヒンデンブルグ。舞台の下手からナチの制服を来たさなぴ将軍が出てくる時の圧がもう強い。その声と、身のこなしのキレで、空間を切り開いていくように見えてしまう。その将軍にそれに付きまとうのえるさんの怪しさと確かなセリフ回し。上手ではやっぱりキャップをかぶったはぎちゃんが手振りを交えて軽そうにしゃべっていく。可愛らしいけれど、ホントに軽い。手振りや、前に差し出す手の仕草のどこかオーバーな親愛の感じがなんとなく青木アナにも見えるw。
  • ヒンデンブルグ2 事故が起きると、下手のもろちゃんのアナウンサーがその惨状を慌てながら、身を乗り出して伝える。声の裏返りが生々しい。追い詰められるさなぴ将軍。本当に声がよく通る。自決の場面、一度銃をこめかみに突きつけるもののできず、その後顔いっぱいに恐ろしげな笑みを浮かべ、大声で何かを叫び、言い終わらないうちに銃声が鳴り響く。このタイタニックからのヒンデンブルグの緊張感は凄かった。らぶめん全員のお芝居の力、本当に凄い。
  • 「まともじゃない」のところ。やっすーのらぶにかける思いの強さを語りながら、らぶめんたちのまともじゃなさが展開される。地響きにも聞こえるドラムを叩くはぎちゃんに、狂気も含んだディストーションを響かせるさなぴ。ピエロじみたアクロを交えながら、二つプロペラの戦闘機を竹やりで撃ち落とそうと言うもろれおのセリフに、ふっとドラムの音を止めて、「お前、まもとか?」と肝が冷える様な声で言い放つはぎちゃん。怪しいみゅーさんのベースの響き。混然一体となったまともじゃない思いが狂おしい。本当にここカッコよかった・・・。
  • 帝劇のもろちゃんが好き過ぎて。白や赤のタキシード姿で魅せてくれる端正な足の角度、指先まで柔らかく差し伸べられる腕、品のある笑顔。ほんとに大好きだ~~!
  • ホントに7人のスケジュールが合わせやすい今のうちに(もう超売れるとぅーんさんと思ってるw)主演舞台やって欲しいなぁってつくづく感じた。・・いや、ってもう決まっているかなw。れおれおのキーボードソロ伴奏も、クリエ→橋パラ→ジャニアイと来て、前から準備していたんだろうし、きっと芝居力の向上もどこかに繋がっているはず。まだまだ妄想の域だけれど、そんな夢を、すぐ近くの夢を見たくなる秋のジャニアイでした。

亀梨くんソロコンサートに行ってきました(8/30夜)

 さて、9月です~。なんとなくジャニーズは9月始まりなのかと思うほど色んな節目がやってくる(きた)9月。Love-tuneの動きやメンバーの動きも止まりません。まずは、顕嵐ちゃんがTOKIOの長瀬くん主演を務める映画『空飛ぶタイヤ』(2018年公開)に出演が決定。映画には初出演なんだそうです!本当におめでとうございます。

soratobu-movie.jp

  本当に、あらんちゃん、凄い勢い!ずっと、俳優さんにとって20歳前後って本当に大切な大切な年齢だと思っていて。大向こうを張っていく若手俳優さんって、このくらいの年齢で凄く印象的な役をやっているんですよね。この映画も本当に期待しちゃうし、この1年、あらんちゃんが、20歳ならではの印象的な役を掴めるのか、めっちゃ楽しみです。頑張って頑張って頑張って欲しい。しっかり応援させていただきます!

 そして、ジャニーズJrの単独ライブシリーズが決まりましたよ!お台場の特設ステージで何やら色々とあるのではとも噂されていますが・・

http://www.johnnys-net.jp/page?id=consta&artist=21#547

 Love-tuneは12月16日17日とのこと。まずは今度こそ当たりたいですよね~。先行きどうなるかはさっぱりわかりませんがw、そんな時だからやることはシンプル。一回一回に爪痕を残すライブをすることが、明確な達成を示すライブをすることが、次に繋がる。持っているものが少ないから、失うことに恐れず前に向かうことが容易いのかもです。ともあれ、素晴らしいらぶのライブを1回でも多く見たいので、どうぞよろしくお願いします!って祈るばかりです。もちろん、全力で応援していきますーー!

 

 さて、本題です~。ありがたいことにお誘いいただけまして、8月30日に亀梨くんのソロコンサートを見に行くことができました。貴重な機会をありがとうございました!亀梨くんはドラマなどではよく見ていたのですが、もちろんライブにはまったく行ったことがなく、初めての生亀梨くんでした。そして、会場もジャニーズのライブでは初めての国際フォーラムホールA。デカイです!!

 まあ、そんな風なので、ほとんど亀梨くんに関する予備知識がないまま、ソロコンサートを見せてもらいました。まずびっくりしたのが、亀梨くんが魅せるジャニーズ舞台の技の数々。歌はもちろんのことですが、フライング、ロープなどを使ったアクロバットや体技、映像とシンクロするパフォーマンス、華々しい殺陣、ドラマチックだったり、ちょっと笑わせたりする小芝居。拙い経験ながら、SHOCKやドリボやジャニワやなど見てきたジャニーズの舞台のエッセンスが、次から次へと披露されるのにびっくりでした

 またですね。一つ一つの技と言うか姿勢のキレが凄いんですよね。美しい姿勢、美しい表情、少年の匂いも残る甘くもきりっとしたお声。バックについた宇宙Sixと作るフォーメーションがまた見事で。ホールAの後方のお席からも双眼鏡がほとんど必要がないほど、空間の使い方が見事で、舞台に立つひとりひとりがくっきり目に飛び込んでくる。そのあたりは、まさしくSHOCKを見た時と同じ感覚。自分の知識と経験が足りないからの感想なんですけれど、亀梨くんがこんなにTHEジャニーズなコンサートをされる方だと思っていなかったので、本当にびっくりして、こんな風にデビュー組の先輩がJrとつながっているんだなと思い知った次第です。

 自分の主演した(?)ドラマの主題歌のメドレーとか、人気のバラエティ番組のナレーターの人との掛け合いのコーナーとか、映像の大物ゲストとか、そのあたりのデビュー組感もさりげなくて、そこがまた凄かったのですが、そんな大物なのに、MCが本当に可愛くてて。激しいステージだからかもしれないんですけれど、ふわんと気が抜けちゃう感じ、言えば、じいな感じ、が本当に可愛らしくって。真面目なんだけれど(バンドをまっすぐやってるところ、バンドの使い方が本当に真面目だなって思いましたね~)愛らしくって、こうやって、色んな姿を見せてもらえるのも、コンサートならではで本当に貴重な経験でした~。

 そして、衝撃を受けたのがメインバックを務めた宇宙Six。ちゃんと見るのは初めてだったんですけれど、本当に上手くて、迫力あって。ダンスもキレがあって攻撃的で、バック仕事も物凄く上手い。バックの大道具や小道具の扱いにも一つ一つ華がある。MCも面白くって、さすがスーパー兄組Jrなんだなあって。去年のえび座で山本くんにもかなり惹かれたのですが、更にハマリそうでした。あと原くんがホントに目立ってて、朝日くんと同じような視線泥棒で。目黒くんも長身でダンディでカッコよくなっていて。Jrの層の驚くべき厚さ、熱さを実感したのでした。この厚さはどこかに絶対繋がっていくはず。胸を張って、誇っていきたいなあと思うのでした・・。

 色々とみることで知っていくジャニーズの広さとつながり。今を生きていく、生き延びるための知恵とエネルギー。色々と実感したステージでした。

顕嵐ちゃんお誕生日おめでとう!

 あらんちゃん、20歳のお誕生日おめでとう!!らぶに来てくれて2回目のお誕生日をお祝いできるのが本当に嬉しいです。あなたのアイドル人生にLove-tuneは何をもたらしてくれているだろうか・・といまだによく考えます。
 翻って、この1年であらんちゃんがらぶもたらしてくれたもの。ひとつにはロックの形。らぶではNo Way Outで、らぶふぁんにジャニーズファンの三種の神器ともいえるペンライトを置かせるというジャニーズの枠を飛び越えるアイデアを出して、実現化しまでしちゃって。ロックが好きだとは色んな雑誌で言っていたけれど、たまに見せてくれるマイクさばきがすごくロックで。マイクを持ちながらぱっと掌を広げて持ち帰る姿が本当に好き。それだけかよ・・って言われちゃうかもしれないんですけれど、この雰囲気は他のジュニアではなかなか出せないよね。
 もうひとつらぶにもたらしてくれたもの。それは高い空から流れ込んでくるような穏やかで平静な風。らぶめんは基本熱い。夢中にホリックしちゃうところがほとんどのメンバーが持っているw。でも、そこをあらんちゃんはすーっと透き通った目で俯瞰していてくれる。らぶではよくやっすーがそう言われるけれど、やっすーも実は色々ホリックなところある気がしているので、きっと一番俯瞰なのはあらんちゃんなんだろうなってよく思う。
 EXの単独の時、どこかのタイミングで、たぶんNWOの後?ちょっと落ち着いたフロアを見つつ、あらんちゃんが、凄く意訳なんだけれど、「盛り上がった後で、静まったその瞬間が好き。大事にしたい。」を本当に落ち着いた口調で言ったのことが大好きで。音のないところに音の響きを聴くみたいな、光を見たいからこそ暗いところを見るみたいな。そんな世界の広さと深さの神髄みたいなことを感じとる人なんだなあって、まるで水琴窟のような世界観に、凄く凄くびっくりしたんだよね。
 とにもかくにも、魔女の宅急便を見ることができなかったので、自分にとってはまだまだ謎の多い、そして容易に自分の中を見せてくれないあらんちゃんだけど、彼がそうしてくれているように少しずつ、焦らず、あらんちゃんの姿を追っていきたいなあって思っています。
 あらんちゃんは、自分の力で、ひるまず、まっすぐ進んでいってくれるのだろうなあと思うのだけれど、きっと周りの仲間たちが・・今まで色んな形で接してきた仲間たちが、彼を後押しし、一緒に頑張ってくれるんじゃないかなあって思っています。みゅーさんもはぎちゃんも20歳の一年間って本当の大人になっていく年だったなって思っていて、きっとあらんちゃんもそんな一年になるはず。本当におめでとう。楽しみにしています!

はじめてのジャニーズソロコン(橋本ソロ充観とく?〜りょうちゃんと ぱ☆り☆ぴ☆~公演8/26昼)

 2017年8月26日、A.B.C-Zの橋本くんのSummer Paradise2017に行ってきました!。まずはざくっとした感想を書き留めておきます。

 橋パラにお邪魔した経緯ですが、SLTコンDVDのCrezy about youあたりから橋本くん、ヤバイかもとなり、去年の橋パラのDVD見て、これは行かなきゃと思い、もしかするとらぶがついたりしないかな?ともちょっと思い、情報局チケがありがたいことに当選し、TDCにお邪魔できることになりました~。その後、はぎちゃんがうっかりバックにつくことを話してしまい、嬉しいやら困ったりwもしましたが、初めてのTDC、橋本くんの歌をじっくりと聞ける機会、もうワクワクでしたよー。

 そのTDC(東京ドームシティホール)は2500人くらいのホールなのですが、アリーナに加えて3階建てのバルコニーがぐるりとあって、この日は各階の最後列に立見もありました。バルコニーはステージを取り囲むかっこうになっているので、ステージが凄く近く見えます。その上、2階席だったせいか、視界にステージもアリーナも全部視界にはいる。こんなにすっぽりと見えて、しかも近い!夏のEXの超遅番を乗り越えて来た身には天国みたいな世界でしたw。

 さて、そんな中での橋パラ。照明が落ちて暗いホールが真っ赤に染まるのが本当に綺麗でした。100%という訳にはいかなかったけれど、ほぼ1つの色に染まるホール。それこそが「ソロコンサート」の世界の象徴みたいなもので。にわかファンですが「りょうちゃん!りょうちゃん」とコールさせてもらって。。そうそう、「はっしー」じゃないんですよね。あとになるとよりその「りょうちゃん」世界が実感できたのですが・・

 当たり前ですけど、ステージにただひとり現れる訳です、橋本くんが。ホントかっこよかった・・。最初があの大好きな曲で、その美しい曲を、美しいダンスをひとりで踊やるんですよ。その橋本くんにすべての一線に視線が集中するんです。広いアリーナで、空間と観客を掌握するコンサートとは逆の、2500人がただ一点の星に注意を注ぎ込む空間。この濃厚さは他にはない世界だなあって最初に感じたことでした。

 セットリストはまた次の機会に書こうと思うのですが、先日のえびコンよりも歌が濃い。五関さんが監督しているというレーザー光線の演出とかセットの作りが豪華(というかちゃんとしている)とかもあるんですが、橋本くんが自由に歌い、感情を発露してるのが本当に素敵で。そして、うさぎの着ぐるみくんとのちょっとしたお芝居みたいなのでめっちゃ可愛らしいお顔で嬉しそうだったり。MCでなんかもう進行とか関係なく好きなことを好きなように話している。そして、ゲストの戸塚くんが来て、本当に嬉しそうにしている。もう満面の笑み。ゲストのとっつーがまた可愛くてって。はしとつ本当に平和でした。ふたりで顔を見合わせてふわふわ笑っているから本当に世界平和だったー。とっつーも脱ぎそうになってパンツも見えちゃったんだけれど、カルバンクラインの真っ白のやつで、上の下着も白だから、小学生っぽくって可愛かった。

 そんな風にゲストも含めて、凄く自由にのびのびやっているように感じました。「何あの可愛い生き物?」って言ったたらはっしーのことと断定することにするレベル。先日の横アリで見たA.B.C-Zのコンサートとは違ったパーソナルな雰囲気が溢れていて、これは嬉しいやつーーって感じましたよ~。
 やっぱりね、あのはっしーの歌というか声が本当に好きだなって。細胞レベルで切なくなる歌がうたえる人で。これは毎年行くでしょと思える人という。でもまだ完成じゃなくって。凄いのに、「まだ24歳」ってのがこれほどぴたってくる方はいないんじゃないかなあって思いましたね。

 さて、バックにつかせてもらったLove-tuneのこと。この日はみゅーさんがキスマイ仙台にトラジャで行っていてお休み。代わりにベースにはJrの矢花くんが入って。矢花くん、ほんとプロ!、楽器やります!って感じでクールでカッコよかったな。去年の橋パラもついていたんですよね。だから、ある程度の楽曲は身に入っていたはずとは思うんですが、やっぱりある程度確立しているバンドに入っていくっていうのは凄く大変だったと思うんですよね。でも、今日のアンケート曲の時かな?最初ちょっと楽器隊のテンポが揃ってなかったんだけれど、さなぴが率先して矢花くんや、はぎちゃんの方を見て、そしてはぎちゃんもさなぴにアイコンタクトして、合わせていったのが凄くよかったんですよね。また、さなぴのお顔がまたやさしくて頼もしくって。はぎちゃんも、アンコールの後で、バックが捌けていくときに、矢花くんの肩を抱いていっぱいの笑顔を彼に向けてあげていて、本当に頼もしいお兄ちゃんだったな~。

 25日にはあらんちゃんが魔女宅のリハーサルでお休みで、みゅーさんの今後のことはともかく、個人仕事も頑張っていく方向性のらぶだから、メンバーが必ずしも揃う訳じゃないこともあると思うんですよね。だから、こうしてサポートも入ってもらうのはらぶの一つのかたちになりそうで、その姿を見せてもらえたのはよかったなって思いましたね。もちろん、みゅーさんがいればって思ったりもしたけれど、特に本編の最後の曲とからぶ全員で踊ったらどんな世界だったんだろう?って思うけれど、橋本くんのバックとして、はっしーの世界を今日もしっかりと構築していたと思うんですよね。矢花くんの信頼度もハンパなかったし、それも含めて各人が集中して仕事に向き合っている感じが凄く好きでした。

 もちろんらぶめんはがっちりバックで頑張っていたけれど、メンバーが揃わない中で、バンドに、ダンスに、着ぐるみに、MC補助に、レーザー演出まで、やらせてもらえて、らぶのコーナーも作ってもらえて、本当に橋本くんにはどんなにお礼を言ってももたりないくらい。だって、この日のLove-tuneコーナーは萩安キスウマイにさなもろれおのダンシングスターにバンドで「言葉よりも大切なもの」ですよ。らぶ坦には嬉しすぎるけれど、グループをお披露目するっていう大義名分もない。27日にはながつのピアノ伴奏で橋本くんが歌うという大抜擢で。本当にありがたいなあって、思わずTDCの方に向かって合掌するくらいでした。

 橋本くんもですが、ほんとにらぶの名前をもらう前からA.B.C-Zには本当に心をかけてもらっているのが嬉しくて。個人的には少クラのパフォーマンスの前にいつもふみきゅんが褒めてくれていたのがどれだけ嬉しかったか。。本当にありがとうございます。本当に素敵なソロコンサートでした。また明日にでも、らぶめんの感想をもう少し書きます。。。

Black & WhiteのLove-tune(2017年8月11日のザ少年倶楽部)

 あっという間に、2017年の夏も過ぎ去っていこうとしていますね。それにしても、Love-tuneの周囲で起こっていくことが本当に濃密で、簡単には消化できないような大きなことが次から次へと起こっていきますね。夏のEX公演のさすが単独ライブの素晴らしさ、みゅーさんの去就のこと、さなぴも出演したやっすーの6時間FM全国生放送のこと、待ちに待っていた単独ライブなのに局チケでの爆裂落選祭りもありました。あとバックのお仕事でのあれこれとか、はぎちゃん坦的には夏の恒例のお写真のこともあったり。そしてもうあと10日もすれば次の帝劇舞台が始まるのに・・・。いや、本当にこのスピード感、色々とヤバいです。

  そんな激流の中でいつまでも心を捉えて話さないのが、8月11日の少クラで披露された「Black & White」(Kis-my-ft2)。7人で初めて集った2016年のクリエ公演で発表されたこの演目が1年経って、練りに練られて再登場したのがまずはグッときます。そして、その演目が、7人がLove-tuneという名前の元で、小さなクリエから日本全国(いや海外も)に発信されるものとして成長している。単なる再演ではなく、意義を持った再演というのがらぶには多いのが凄いなっていつも思います。

 衣装は、河合くんが去年のSLTコン用に作ってくれた白黒を基調としたオリジナル衣装。個人ごとに異なるデザイン、カジュアルさもあるので、更に各メンバーの個性やキャラクター性が活きたものになってますよね。思えば、去年の「Masterpieace」もこの衣装だったけれど、ドラマ性やストーリー性のあるパフォーマンスにはこの衣装がぴったりなのかもしれないですね。ちょっと脱線しちゃいますけれど、らぶのオリジナル衣装は今4種類あって、この個別デザインの他にユニット感がある衣装が3つあるのですが、正装感もある白のみゅーさんデザインの白衣装、らぶの可愛らしさやエレガントさを押し出したCALLのオリジナルピンク衣装、そして戦闘力重視のファイターさが溢れる赤の新衣装と、それぞれに使い分けできそうなのがいいなあって思っています・・

 さて、本題。今回のブラホワはLove-tuneらしいストーリー感満載の短編映画っぽさが爆発していて、めちゃめちゃ痺れました。スモークの中から現れる7人。先頭のみゅーさんがにやっと笑みを浮かべて切り開くラップ。ご本家の動きを取り入れたカクカクした動きのフォーメーションから、7人が大きな塊のようになって、ギリギリまでカメラに飛び掛るように攻めて引いて・・。迸るギラギラ感。何かを攻め落とそうとする気合。ケレン味たっぷりのオープニングに「これこれこれー」って引き込まれる。
 7人が7様に起こす風。前髪の隙間から暗く目を光らせ相手の胸元に迫るさなぴ。ピエロのような怪しげな笑みを浮かべて飛び上がるもろちゃん。大きな動きで身をくねらせ大刀を叩き込むようなながつ。無表情なのに迸る怒りで全部切り捨てていくようなはぎちゃん。飄々とした表情でその長い手足を妖刀のように縦横無尽にあやつっていくみゅーさん。世界に挑むように大きな目を見開き叫ぶやっすー。そして、全員がギラギラと炎を立ち上らせている中で、ひとり優しくも力を秘めた風をまとい微笑むあらんちゃん。マスピの時にはあぁワンピースだなあって思ったんですが、今回は本当にからくりサーカス(by藤田和日郎先生)。すみませんオールドファンなものでw。
 そのドラマチックさを完璧に演出してくれているのがカメラの構図が抜群に素晴らしく。オープニング後のみゅーさんのソロの全身から表情のアップに写っていく、みゅーさんのサイズ感を完璧に伝える写し方。秘められた最強の能力者あらんちゃんとそれを迎える6人の使徒たちの怪しいダンスをあえて俯瞰でとらえるところが、視聴者の参加感(のぞき感?)をさらに煽る。はぎちゃんの叫びがアップになったとたんばっさりとやっすーの叫びのアップに切り替わる、そのさりげなくも熱いはぎやすの具現化。そして、7人の戦いが終わりジエンド・・かと思いきや、急にさなぴがカメラの前に飛び出してきてぐさっと観客の胸元にナイフを突き刺すかのような動き。その暗くひたひたと光る目の色が本当にドラマチックで、終わると思ったら「To be continue」と突然字幕がでてきた映画のような、そんな終わり方でした。あれはさなぴと彼をよく知るカメラさんだったからこそのドラマ性の高さではなかったでしょうか。
 各メンバーともダンスや歌のセンターやソロをとり、全員の魅力があふれた作品。ダンスと芝居とカメラが渾然一体化して生まれた一つの映像作品。かなり大げさかもしれないですが、らぶの少クラの演目にはそういうものを作り出すことができる可能性の匂いが本当に色濃いなあと改めて感じたブラホワでした。

 そして、はぎちゃんのことを少し。中間部分のRAPの部分があんなに長いとは~。ずっとはぎちゃんにはビート感のあるものを、RAPをずっとやって欲しかったと思っていたので本当に嬉しかったです。ぜひぜひ、これからもたまの機会に聞かせていただきたいなあと思います・・。